原子力発電所の再稼働と市の活性化(市長への手紙、平成30年8月公開)

手紙と回答の概要

お寄せいただいた内容の概要

原子力発電所が停止していて、市が疲弊している。

原子力発電所が稼働すれば、雇用と税収が安定し、柏崎市全体の商業なども活性化する。

このような視点からしての再稼働に対する考えをお聞きしたい。

⇒手紙の全文は以下の「お寄せいただいた内容の全文」をご覧ください。

回答の概要

廃炉を含めた新たな産業を創出していくことにより、原発立地自治体としての特色を生かした地域産業や地域経済の活性化を目指すことが重要であると考えています。

しかしながら、柏崎市が抱えるさまざまな課題が、原発の再稼働や廃炉産業によって全て解決できるとは思っておりません。

当市としては、中長期的な戦略のもとで、原子力施策も含め、さまざまな施策に総合的に取り組むことで、柏崎の活性化を図っていきたいと考えています。

⇒回答の全文は以下の「回答の全文」をご覧ください。

手紙と回答の全文

お寄せいただいた手紙の内容と市からの回答を、個人が特定されないように編集した上で掲載しています。

お寄せいただいた内容の全文

柏崎市にアパートを所有しているが、原子力発電所が停止していて、市が疲弊している。

原子力発電所が稼働すれば、雇用と税収が安定し、柏崎市全体の商業なども活性化する。

このような視点からしての再稼働に対する考えをお聞きしたい。

回答の全文

このたび〇〇様から、原子力発電所の再稼働と市の活性化について、ご質問をいただきました。

まず、原子力発電所が停止していて、市が疲弊しているとのご指摘についてです。

当市では最近、中心市街地にある総合スーパーの閉店や大手メーカーの工場閉鎖など、決して先行きが明るい状況ではありませんが、これらの全てが原発の長期停止による影響とは考えていません。

小売り業やサービス業はあまり元気がないといった状況ですが、当市の基幹産業である製造業の売上高や、有効求人倍率は堅調に推移しています。

柏崎に元気がないと感じられるのは、以前から申し上げているように、消費意欲を含めた市民のマインドが低下していることが影響していると思っています。

原子力発電所の先行きが不透明であることが、マインド低下の要因のひとつになっていると考えています。

私は昨年6月に、安全・安心を前提とした柏崎刈羽原子力発電所6、7号機の再稼働を条件付きで認めること、そして、1~5号機の廃炉計画の明示をその条件とすることを表明しました。

これは、廃炉を含めた新たな産業を創出していくことにより、原発立地自治体としての特色を生かした地域産業や地域経済の活性化を目指すことが重要であると考えたからです。

しかしながら、柏崎市が抱えるさまざまな課題が、原発の再稼働や廃炉産業によって全て解決できるとは思っておりません。

当市を含む多くの地方都市が人口減少と少子高齢化の同時進行という問題に直面しています。

こうした中、当市としては、中長期的な戦略のもとで、原子力施策も含め、さまざまな施策に総合的に取り組むことで、柏崎の活性化を図っていきたいと考えています。

今後とも柏崎の活性化に向けて、ご支援とご協力をお願いいたします。

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更新日:2020年01月31日