傾いた顕正碑を直してください(市長への手紙、平成31(2019)年4月公開)

先の地震で家の前にある顕正碑が傾いています。

個人のものではありません。

市で直していただきたいのです。ご回答をお願いいたします。

⇒手紙の全文は以下の「お寄せいただいた内容の全文」をご覧ください。

市として、歴史ある碑であることは資料からも承知するところですが、私有財産は、所有者や相続人の方が維持管理や処分をすることが原則です。

市が、その財産を譲り受けることや維持に対する費用を助成する制度はありませんので、ご理解いただきますようお願いいたします。

⇒回答の全文は以下の「回答の全文」をご覧ください。

お寄せいただいた手紙の内容と市からの回答を、個人が特定されないように編集した上で掲載しています。

先の地震で家の前にある顕正碑が傾いています。

町内会長に頼みましたが直っていません。

個人のものではありません。

昔、関東方向に季節労働者に行った留守家族を守るために、三国街道を越えて家族に金を届けた石碑です。

時代が変われば忘れられてしまいます。心配です。

市で直していただきたいのです。ご回答をお願いいたします。

お手紙拝見しました。

このたび〇〇様から町内に設置してある顕正碑についてご要望をいただきました。

お問合せいただきました「顕正碑」について、図書館の所蔵資料を確認しました。

昭和〇〇年に除幕式を挙行した新聞記事やその他の蔵書に、〇〇に対する謝恩碑であり、恩恵を受けた有志一同が建設したことが記されていました。

町内会長に「碑」の管理について、これまでの経緯について話を伺ったところ、「数年前に町内役員で協議したが、有志一同で建設したものに対して町内会費を使うことは適切でないのではないかとの結果であった。」と伺いました。

また、現在「碑」の管理をされている方からお話を伺いましたところ、「草刈りを毎年続けており、傾きがあることは承知しているが、自己資金で直すことは難しい。」とのことでした。

市として、歴史ある碑であることは資料からも承知するところですが、私有財産は、所有者や相続人の方が維持管理や処分をすることが原則です。

〇〇様から頂いたお手紙から、地域の歴史を後世に伝える強いお気持ちを拝察しましたが、市が、その財産を譲り受けることや維持に対する費用を助成する制度はありませんので、ご理解いただきますようお願いいたします。