市長定例記者会見での質疑応答(令和3(2021)年6月2日)

令和3(2021)年6月2日(水曜日)の市長定例記者会見での報道機関の質問と、市長と市担当者の回答です。

主な内容

  • 新型コロナワクチン接種に関する質問
  • 東京2020オリンピックの聖火リレーに関する質問
  • 東京2020オリンピックの事前合宿に関する質問

新型コロナワクチン接種に関する質問

記者:当初、接種はかなり混雑したり、時間がかなり遅くなったりしていたと思うが、これは解消されたのか。また、解消するためにどのように対応したのか。

市長:当初、皆さんにご迷惑をお掛けしましたが、結論から申し上げると混雑は解消されました。接種初日、2日目の状況は、私も3時間ほど現場にいましたが、午後2時からの回はうまくいっていました。ところが、午後4時からの回や午後4時半からの回になると、接種予約時刻から2~3時間かかってしまったという実例がありました。

先週土曜日に、また現場を確認しましたが、午後2時からの回の方々は、45分で会場から帰られました。最終回である午後4時30分からの回の方々も、1時間10分ほどで帰られました。1時間もかかるということでお叱りをいただくかもしれませんが、市民の皆さんからはスムーズだという声をいただきました。

混雑解消のために、まず受付などのブースを増やしました。次に、予診からワクチン接種への流れをスムーズにするために、それぞれ混み具合を確認しながら誘導や調整を行いました。また、次回予約に時間がかかるので、次回予約の場所を2階から1階に変更し、看護師の方の控えブースも別の場所に移させていただきました。

記者:大きな事業所には、市長自ら赴いて接種をお願いするということだが、事業所名を伺いたい。また、64歳以下の方の接種が今後始まるが、年齢区分など、どのような順番で行うのか。

市長:東京電力、ブルボン、植木組やリケンなどにご挨拶しながらお願いしていきたいと考えています。

64歳以下の方々の接種は、国からのワクチン供給の確約をいただいてからになりますが、一気に全員ということではなく、例えば5歳刻みや3歳刻みのように年代を区切って予約を受け付けることを考えなければならないと思っています。

記者:64歳以下のワクチン接種の方法は、現在のような集団接種に新たに3つの病院を加え、さらに柏崎中央病院とも協議中ということで、集団接種が基本でよいか。

市長:集団接種に加えてクリニックや診療所などでの個別接種の可能性についても現在協議を進めています。旧市役所だけで、1日に約600人の接種をしていますが、加えて柏崎総合医療センター、新潟病院、中央病院、厚生病院、さらに個人のクリニック、診療所の協力をいただき、1日の接種数が増える可能性はかなり高くなってきたと考えています。

記者:64歳以下の接種開始も6月中にという話があった。集団接種会場は65歳以上の方たちでかなり埋まってしまうと思うが、64歳以下の接種は6月中のどこで始めるイメージか。

市長:現実的には6月からはなかなか難しいので、7月から始められればと思っています。ワクチンが届くことが前提ですが、接種券などの送付は6月から行えるなら行いたいと思います。7月から接種が行えるならば、旧市役所の会場は65歳以上の方々で埋まっていますので、土曜日、日曜日の早い時間、平日の夕方などが可能性として考えられます。そのために、各関係者の方々にお願いや協議を始めたところです。

記者:キャンセル分のワクチンの接種は、まず旧庁舎で接種業務に携わっている市職員が接種し、それでも余っている場合は保育士、幼稚園教諭、それと並んで市長や副市長が接種するという考え方でよいか。

市長:基本的にはその通りですが、私、副市長、危機管理監、福祉保健部長も頻繁に旧市役所に行っていますので、いわゆるワクチン接種に従事している者ということになります。急ぎの話なので、すぐに連絡がついて接種できる人が接種するということになります。

記者:先ほど、柏崎市はさまざまな複雑な案件を抱えていると話されたが、具体的に伺いたい。

市長:新型コロナウイルス感染症に関しては、日本中が対応しています。柏崎市が他の自治体と違うのは、東京電力に関係する、もしくは関係する事業所の方々から一定規模の陽性者が出たという部分です。それに関連して、例えば市役所への来訪者に市外、県外の方々も多くいらっしゃいます。そういったことが複雑な案件のひとつとご理解いただければと思います。

記者:資料に記載されている接種スケジュールは、60~64歳、40~59歳と記載されているが、このくくりで進めるということでよいか。

市長:ワクチンの供給状況によります。例えば、60~64歳の対象は5,700人ですが、柏崎にワクチンが3千しか来ないということになれば、もう少し細かく年齢を分けざるを得ないと思っています。

記者:旧庁舎で従事している職員は何人ぐらいか。また、保育園や幼稚園の教職員は何人ぐらいか。

福祉保健部長:医師、看護師を含めると80人を超えますが、事務方はほぼ60人台です。ただし、毎日同じ人間がいるわけではありません。総数の資料は今持ち合わせていません。保育園、幼稚園については、あくまでも本人が希望された場合になりますので、調査をして集約してみないと何とも言えません。

記者:キャンセルが出た場合に接種するということだが、市長、副市長、危機管理監、福祉保健部長の接種時期はいつぐらいになりそうか。

市長:キャンセルが毎日10や20出ることはないと思いますので、分かりません。しかし、マネジメントする側が感染してはいけないという観点から、接種させていただくと決めた以上は、キャンセルが出次第早めにと考えています。

1日に何件ぐらいキャンセルがあったか分かりますか。

福祉保健部長:日によってばらつきがあります。キャンセルだけでなく、会場にお越しになってもドクターの予診の結果、その日は見送った方がいいという方もいらっしゃいます。はっきりとした数は申し上げられませんが、10や20という数字でキャンセルが出るということは今のところありません。

記者:市長がキャンセル分で接種するときには、事前に報道機関に告知などはあるか。

市長:キャンセルが出たのでこれから接種をしますという連絡はできないと思いますが、ご要望であれば接種をしましたということは連絡させていただきます。

記者:基礎疾患を有する方を優先するとあるが、全て把握しているのか。

市長:基本的に申告制ですので、基礎疾患がありますという方は皆さん基礎疾患があるということになります。これからインターネットの予約環境の中で基礎疾患を有する方というチェック事項を作りたいと考えています。

記者:キャンセルが出た場合の優先順位で、保育園と幼稚園の方々を対象にした理由を伺いたい。

市長:他市では小・中学校の先生という事例もあると承知していますが、保育士や幼稚園教諭の方が子どもたちに近いところで接すると判断しました。

記者:市長が大規模事業所にお願いに行くということだが、例えば従業員何人以上などの目安はあるのか。

市長:産業医をお持ちで、それ相応の事業規模、従業員数でないとなかなか厳しいと思います。明確な基準はありませんが、一般的な感覚として先ほど申し上げたところを対象とさせていただきたいと思います。

記者:今のところ何箇所ぐらいにお願いする予定か。

市長:4、5箇所ぐらいです。もちろんこれは私どもの要請なので、事業所側が難しいということもあると思います。突然の話ですし、それぞれの事業所の事情もあると思います。私どもとしては、要請というかたちでお願いに伺うというところです。

東京2020オリンピックの聖火リレーに関する質問

記者:新潟県内では今のところ公道を走ることになっているが、県独自の警報が出ている中で公道を走ることへの市長の受け止めを伺いたい。

市長:オリンピック開催も含めて悩ましいと思います。しかし、私どもとしては、聖火リレーの開催地に選んでいただき、水球、セーリングから何人ものオリンピアンが出ることが決定していますので、応援したいという気持ちはあります。開催するからには、極めて制限が付いたものではありますが、できる限りのところで応援させていただきたいと思っています。

東京2020オリンピックの事前合宿に関する質問

記者:新潟市はロシアが事前合宿を行わないことになったが、柏崎市の水球関係の現状どうか。

市長:今のところ中止するというような話は聞いていませんので、予定通りお越しになると思います。私どももそれに対応します。

記者:柏崎市内は現在感染が落ち着いていると思う。水球選手がどうこうということではないが、感染が広がるような懸念もあるかと思う。その辺りどのように考えているか。

市長:柏崎市、セルビアとモンテネグロの双方の問題もありますので、それぞれ状況が急変した場合には、残念ながら中止になる可能性も想定しています。

記者:いつから合宿に来るというような具体的な連絡は来ているのか。

スポーツ振興課長:いつからということについても調整中です。

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更新日:2022年05月23日