市長臨時記者会見での質疑応答（令和3（2021）年6月15日）

令和3（2021）年6月15日（火曜日）の市長・柏崎市議会合同臨時記者会見での報道機関の質問と、市長・議長と市担当者の回答です。

記者：昨日要望書を出されて、市が素早く回答したことについての感想を議長に伺いたい。また、内容やスケジュール感などはどのように評価するか。

議長：大変スピーディーに対応していただいたと思っています。内容についても議会が意図するところを十分にくんでいただいたと思っています。

記者：国からは8月以降のワクチンの供給が明確に示されていないとのことだが、10月末までに接種完了ができる確約のようなものが国や県からきているのか。

市長：先般、県の福祉保健部長に10月末までの接種完了という方向性を伝え、7月中のワクチン供給については具体的な数字を挙げていただきました。8月以降についてはいつの段階で何箱くるかは伺えませんでしたが、国はワクチンの確保はできているということですので、必ずワクチンはくるものと承知しています。

記者：接種の順番として、医療従事者、65歳以上、64歳以下で基礎疾患のある方という区分があったと思う。次は60歳から64歳の方になるということだが、今後は基礎疾患の有無は考慮しないのか。

福祉保健部長：まず障がいの施設に関しては、基礎疾患の中に精神障害や療育手帳などが含まれていますので、障がいの施設に入所されている方は基礎疾患に含まれると理解しています。入所されている方はマスクをすることが難しい方もいらっしゃいますので、先行して施設接種を行うことで、クラスターの発生などを抑えたいと思っています。60歳から64歳の方に関しては、予約の際に自己申告ではありますが基礎疾患の有無を確認することになっています。予約の期間を指定して、同じ年代でも基礎疾患のある方が優先的に予約できるようにします。

記者：7月7日に接種券を発送して7月12日から受け付けるとのことだが、システム上で基礎疾患のある方が先行して予約できるようにするということでよいか。

福祉保健部長：はい、優先的に予約を取っていただけるようになります。

市長：障がいのある方も基礎疾患のある方に含まれますので、その方々は6月下旬から接種に入ります。

記者：予約の取りやすさが重要になると思うが、病院や診療所での接種も含めて、これまでと同様に電話とインターネットで受け付けるという認識でよいか。

市長：はい。年代が現役世代に近い方々ですので、65歳以上の方々に比べると当初の予約の取りづらさ、電話のかかりにくさは解消されるだろうと考えています。

記者：診療所の予約もその認識でよいか。

福祉保健部長：診療所での接種は調整中ですので、先生方の意向も伺いながら最も良い方法を検討したいと思っています。

記者：職域接種に関して、集団接種会場の空き時間を提供するとのことだが、一つの企業の接種にどれぐらいの日数や時間がかかるのか。また、集団接種の空き時間が確保できるような調整はついているのか。

市長：集団接種会場では現在65歳以上の方の接種が進んでいますが、土・日曜は午前9時から始まり午後4時30分の回が最後になります。64歳以下の方々は、昼間はどうしても接種に来られないという方もいらっしゃいますので、朝や夕方に時間帯をずらすなどして、集団接種会場を週に何日かは職域接種のために使っていただくという方法もあると思いますので、検討を進めているところです。東京電力ホールディングスは、それぞれ事業所や発電所で職域接種を行うということですので、市役所旧庁舎をお使いいただくことはありません。

記者：東京電力柏崎刈羽原子力発電所の方の接種に関しては、スタッフの確保なども含めて市の支援は必要ないという理解でよいか。

市長：私どもはそのように理解しています。先般伺った際には、東京電力の職域接種が進むことによって市の医療人材が足りなくなることがないようにと申し上げてきました。

記者：当初の接種完了予定を2カ月前倒ししたことは、65歳以上の接種状況が当初の見込みよりも順調だということも大きく寄与しているのか。

市長：その通りです。予約開始当初や接種開始当初は多くの苦情などをいただいていましたが、現在は非常にスムーズに進んでいます。議会の方からもさまざまな方にお声掛けいただき、市民の皆さんの理解も進んでいます。加えて、職域接種に多くの民間の方の協力を得られる見込みが立ちそうだということも大きな要因の一つです。

記者：市で設ける職域接種支援班は、企業や団体の調整をする係という位置付けでよいか。

危機管理監：企業・団体の要望に、事務的な部分を含めてお答えするチームです。具体的には、危機管理部、産業振興部、都市整備部の3部で構成しています。