市長定例記者会見(令和7(2025)年3月4日)

令和7(2025)年3月4日に開催した市長定例記者会見の概要についてお知らせします。

写真:市長が冒頭の挨拶をしています。
写真:市長が「ぎおん柏崎まつり 海の大花火大会」について説明しています。

発表内容

市長発表事項

新キッズマジックがプレオープン!

広さを約2倍に拡張し、柏崎産木材を使用した空間に改修したキッズマジックが、3月20日(木曜日・祝日)にプレオープンします。利用料金は市内外の方含め無料です。プレオープン期間中は春休み期間と重なり、混雑が予測されるため、3クール入れ替え制とします。各回親子120人限定となるため、事前のWeb申し込みが必要です。

4月1日(火曜日)の本オープン以降は申し込み不要で、定員は各回親子200人程度を予定しています。新キッズマジックは、遊具やフローリングに柏崎産木材を使い、子どもに楽しんでもらえる設えにしています。議会の皆さまからの要望で、乳幼児と小学校低学年の子どもが遊ぶエリアを区切りました。また、軽い飲食や休憩などができるスペースも設ける予定です。

(主管:子育て支援課 電話番号:0257-47-7075)

「女性ウェルネス医学講座」開設に向け協定書締結式を開催します

4月1日(火曜日)から「女性ウェルネス医学講座」を開設するため、3月25日(火曜日)に国立大学法人新潟大学と市で協定書締結式を開催します。出席者は新潟大学の牛木学長、佐藤医学部長、吉原産科婦人科学教授、小林准教授、南川特任講師、柏崎総合医療センターの相田病院長と私です。講座の内容は女性特有の疾患に対する体への負担の少ない安全で再発しない治療の提供や、予防法の開発を進めることで、女性の健康増進と生活の質の向上を図ることを目的に、柏崎総合医療センターで研究を行います。講座開設には2,000万円を予算計上し、市議会で審議していただくことになっています。これにより、新潟大学からは柏崎総合医療センターに産婦人科の常勤医師1人を派遣していただき、この講座の内容に資する先生方から同センターで研究をしていただきます。

(主管:国保医療課 電話番号:0257-43-9141)

「ぎおん柏崎まつり 海の大花火大会」有料観覧席の申し込みを開始

3月14日(金曜日)午前9時から24日(月曜日)まで、市民、市内事業者、市外の柏崎ファンクラブ会員の皆さまを対象に先行予約を行い、結果を4月11日(金曜日)までにお知らせします。一般予約は4月18日(金曜日)午前9時から28日(月曜日)まで受け付けを行い、結果を5月16日(金曜日)までにお知らせします。席の種類や料金は、昨年から変更ありません。申し込み方法は、申込書を記入し、ぎおん柏崎まつり有料観覧席予約センターに直接来店いただくか、ファクス、郵送でも可能です。その他、インターネットでも申し込みできます。また、地元の食材を使い、毎年ご好評いただいている花火弁当も引き続き予約販売します。

(主管:商業観光課 電話番号:0257-21-2334)

「ぎおん柏崎まつり 海の大花火大会」有料観覧席・花火打ち上げなどのふるさと納税返礼品を用意

ふるさと納税の返礼品として4種類の有料観覧席と花火打ち上げ、宿泊プランの他、返礼品なしの応援協賛寄付を用意します。今年は土曜日の開催であるため、多くの方々の来場を期待しています。有料観覧席の返礼品は4万4千円から20万円まで用意し、今年は150万円と400万円の花火打ち上げと有料観覧席のセットも用意しました。シーユース雷音での宿泊プランも26万円で用意しています。また、返礼品なしの応援協賛寄付を1口千円で用意しました。申し込みはふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」からお願いします。寄付はオンライン決済のみで、定数に達し次第終了となります。また、市内在住の方は、返礼品があるものへの申し込みはできません。

(主管:元気発信課 電話番号:0257-47-7333)

行事予定

防災

  • 防災ガイドブック(自然災害編)を改定します
    (主管:防災・原子力課 電話番号:0257-21-2316)

イベント

 

 

定例記者会見の質疑応答

  • 女性ウェルネス医学講座に関する質問
  • ぎおん柏崎まつり海の大花火大会に関する質問
  • 防災ガイドブックに関する質問
  • 柏崎刈羽原子力発電所に関する質問
  • 拉致問題についての児童、生徒の取り組みに関する質問

女性ウェルネス医学講座に関する質問

記者:現在、柏崎総合医療センターに産婦人科の医師は何人いるのか。また、今回講座を開設する理由を伺いたい。

市長:産婦人科の医師は現在4人で、講座開設後は5人となります。講座を開設する理由ですが、現在、市内で分娩できる医療機関は柏崎総合医療センターのみです。産科は24時間、365日体制を組む必要があり、医師に非常に負担がかかることから、産科がない自治体が増加しています。少子化対策を進める市としては、分娩できない自治体という位置付けは大きなマイナスとなるため、何としても市内で赤ちゃんを産める環境は守りたいと考えています。また、市民の皆さまからも多くの要望をいただいていました。今回講座を開設できたのは、柏崎総合医療センターの相田病院長のお力添えのおかげです。講座の開設期間は3年です。

ぎおん柏崎まつり海の大花火大会に関する質問

記者:長岡市の花火大会では席の不正転売が問題になっていたが、対策などは考えているか。

市長:過去数年にわたって不正転売などの報告は受けていないため、現時点での対応は考えていません。

記者:選挙の際に、観光に力を入れ、稼げるようにすると発言していたが、具体的な考えがあれば伺いたい。

市長:現在、花火大会の運営は柏崎観光協会が中心に準備していて、観光協会もさまざまな考えがあるそうです。例として、駅通りやニコニコ通りに露店や土産物店を出店し、駅を利用する方々にお土産を買っていただけるようにするアイデアもあるようです。過去には、団体のバスが発着する中浜埠頭に土産物店のブースを設置したこともありました。また、花火大会を2日間にするという意見も一部あります。3年後には新たに180室のホテルが完成する予定のため、観光協会を中心にぎおん柏崎まつり海の大花火大会をより一層稼げるようアレンジしていただき、市もできる限り協力したいと考えています。

防災ガイドブックに関する質問

記者:改定のポイントはどこか。また、市民にどのように活用してほしいのか。

市長:防災ガイドブックは自然災害編と原子力災害編の2種類あります。市が発行しているガイドブックなどをファイリングできる専用の大きなバインダーを全戸配布しており、このバインダーに改定したガイドブックも綴じこんでいただき、日常的にご覧いただきたいと思います。自然災害編には津波や洪水のハザードマップも入っているため、お住まいの地区の避難場所や避難所を確認していただくことが重要です。

柏崎刈羽原子力発電所に関する質問

記者:東京電力が発表した特定重大事故等対処施設の完成時期の延期について、先日ぶら下がり取材があり、その際に市長は6・7号機の再稼働に意義があると話していた。昨年夏の小早川社長との面談の際には、7号機再稼働の要請があれば応じる用意があると話していたが、同様に6号機も再稼働の要請があれば受けられる状況なのか。

市長:再稼働は号機問わず意義があると考えています。東京電力とは7号機の再稼働を前提としてやり取りをしてきたため、基本的には順番どおりにやってもらいたいと思っています。昨年8月に小早川社長から廃炉計画について、7号機の再稼働のめどが付いた段階でという話をいただいており、6号機の再稼働を行う場合、内容を読み替える必要があります。今の段階では、東京電力からの再稼働の要請は7号機を前提にしているため、東京電力が6号機の再稼働を求める場合は、そのような趣旨の申し出をいただかなければならないと思っています。

記者:昨年8月に東京電力の小早川社長に対し、6・7号機の再稼働の時点でさらに明確な廃炉計画をという話をしていた。現時点での東京電力の考え方は、6・7号機の再稼働を2年以内、1~5号機も廃炉を含む最適な電源構成の道筋を付けるということだったが、6号機を再稼働したいという意思表示があった場合、東京電力にどのように対応するか求める考えはあるのか。

市長:東京電力から、特定重大事故等対処施設があと4年かかることをお聞きしました。昨年8月にはそのような状況を想定せずに小早川社長とやり取りし、回答をいただいており、前提が変わることになります。6号機についての東京電力の考えを聞いていないため、現時点では回答できません。

記者:市長は以前から再稼働までに使用済み核燃料の貯蔵率をおおむね8割以下にするよう求めていた。6号機の使用済み核燃料の貯蔵率は現在92パーセントだが、6号機の貯蔵率もおおむね8割以下にするよう求めるつもりか。

市長:基本的にはそのつもりです。

記者:花角知事が2月の県議会で、柏崎刈羽原子力発電所の視察を発表した。このことについての受け止めを伺いたい。

市長:歓迎します。

記者:市議会の代表質問で、知事と刈羽村長を含めた三者会談についての発言があった。具体的な時期はいつか。また、働きかけは行っているのか。

市長:私から働きかけはしていません。知事は3つの検証が終わるまで議論をしない姿勢であり、昨年秋に検証が終わったばかりのため、まだ三者会談をする段階ではないと考えています。ただし、春には調査結果が出揃うはずですし、4月の県議会で知事の意見をお聞きできると思います。遅くとも6月の県議会までには判断していただきたいと思っています。状況が整い始めれば、三者会談も必要になってくると考えています。

記者:県議会でも資源エネルギー庁の長官などを招き質疑を行う予定だが、どのように受け止めているか。

市長:エネルギー政策を担う立場から見れば国も当事者です。国も福島の復興や補償などの責任を担っているため、柏崎刈羽原子力発電所6・7号機の再稼働は求めていると思います。国が県議会で説明することは、歓迎すべきことだと考えています。知事も柏崎刈羽原子力発電所を視察されるというお話ですし、今年の夏は猛暑という予報も出ています。原子力発電所が地球温暖化を防ぐ環境特性の面からも、再稼働を判断すべき時期になってきていると思っています。

記者:原子力発電所内の衛星電話の故障やタービン建屋での油漏れ、モニタリングポストと海中モニターのデータが監視盤に映らなくなるといった問題が発生している。市長として感じたことなどがあれば伺いたい。

市長:これらの事案は直接的なリスクになるものではないと思っていますが、設備の整備などの基本的なことはしっかりやっていただきたいと思います。

拉致問題についての児童、生徒の取り組みに関する質問

記者:今年度、北鯖石小学校の児童が拉致問題の学習に取り組み、ポスター作成や早期解決を願う手紙を林官房長官に渡している。このような取り組みについて市長の考えを伺いたい。

市長:昨年度は荒浜小学校、今年度は北鯖石小学校の児童の手紙を届けました。これは拉致被害に遭った佐渡市、福井県小浜市と共に協議会を作り、取り組んでいます。当初、中学生を中心に拉致問題の学習に取り組んでもらっていましたが、講演される蓮池さんの人柄や話し方が非常にうまいことから、少し前から小学生にも学習に取り組んでもらっています。被害者とそのご家族からすると、拉致問題が忘れられることが一番困ることですので、この許し難い蛮行を子どもたちなりに捉え、活動してもらっていることは非常に意義があると思っています。来年度は違う小学校でも展開したいと思いますし、引き続き蓮池さんにもお力添えいただきたいと考えています。

定例記者会見の概要と質疑応答(印刷用)

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更新日:2025年03月05日