柏崎刈羽原子力発電所から発表された6号機に関する書類の紛失に対する市長コメント(令和5(2023)年5月22日)
東京電力ホールディングス株式会社柏崎刈羽原子力発電所から発表された6号機に関する書類の紛失を受けて、次のとおり市長がコメントを発表しました。
市長コメント
本日(5月22日(月曜日))、東京電力ホールディングス株式会社から「柏崎刈羽原子力発電所6号機に関する書類の紛失について」プレスリリースがなされた。
「あまりにもの…」事態、体質と捉えている。
紛失書類の内容は核セキュリティ上の重要情報ではないことが確認されたのは正に不幸中の幸いである。
しかし、問題の本質は深いところにあり、大きく、重い。
可能性としての大きな危険性を有している原子力発電所の安全、安心を維持、管理、確保するのは人である。人の意識である。
誰もが軽率な行動をとることがある。体調が悪く、うっかり、をすることがある。それを防ぐのはシステムであり、組織である。システム、組織が機能していない。
私は、長年、本当に長年、さまざまなことがありながらも、それでもやはり、柏崎刈羽原子力発電所の再稼働は東京電力によってなされるべきだと考え、期待し、そのように申し上げてきたわけだが、事ここに至り、東京電力に代わる組織はどこになるのだろうか、あるのだろうか、との自問自答を繰り返し始めた自分もいることを表明する。
先般、原子力規制委員会において出された資料中、「核物質防護に関する意識調査」において、東京電力社員(KKセキュリティ管理部)【東京電力社員の意識は高いレベルを維持】という評価そのものも極めてむなしい。
令和5(2023)年5月22日
柏崎市長 櫻井雅浩
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更新日:2023年05月23日