農薬は適正に使用しましょう
農薬は、農産物を害虫や病気、雑草等から守り、農作業の省力化や農産物の成長を助けることに利用されます。
農薬事故を防止するため、農業者だけでなく、家庭菜園で農薬を使用する際も、適正に使用してください。
「農薬取締法」の違反に対する罰則は、3年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金、またはこれの併科となります。
農薬を適正に使うためのポイント
使用前に農薬ラベルをよく確認しましょう
- 使用する農薬の登録番号(農林水産省の登録番号)または特定農薬であることを確認する
- 使用する前に、農薬の容器や包装のラベルの表示内容をよく読み、使用する作物・病害虫に登録があることや、最終有効年月を過ぎていないことを確認する
- 農薬ごとに定められた使用方法(散布する作物、使用量・希釈倍数、使用時期、総使用回数)を守る
- 「止水期間」や「被覆」など、使用上の注意事項を守る
農薬の飛散防止に努め、住宅地などの周辺での農薬散布を控えましょう
- 周辺の生産者に対し、散布の事前周知を行うとともに、飛散防止措置を行う
- 住宅地や学校、公園などに近接する農地では、なるべく農薬を使用しない管理を心掛ける。やむを得ず散布する場合も、周辺住民への事前周知や、飛散防止のため風の強さ・向きに注意するなど、十分配慮する
農薬の適切な保管・管理を徹底しましょう
- 誤用・誤飲を防ぐため、農薬の他の容器への移し替えは厳禁
- 盗難や事故防止のため、農薬は鍵のかかる保管場所で管理する
- 農薬の使用記録をつける
防除器具などの適正使用・管理、空容器などの適正処理を行いましょう
- 調製時および散布時は、専用保護マスク、手袋、防除衣を身に付ける
- 農薬の使用前には防除器具の点検を行い、正常に作動することおよび十分に洗浄されていることを確認する
- 農薬の使用後は防除器具の薬液タンク、ホース、噴頭ノズルなど、残留の可能性のある箇所を十分に洗浄する
- 余った農薬は、河川、用水路、下水などに流さない。余った農薬や空容器などの農業用廃プラスチック類は、適正に処理する
環境負荷の軽減を図りましょう
抵抗性品種の導入や栽培管理・施肥技術の改善、天敵を利用した防除などを組み合わせることで、農薬使用の低減を図り、環境にやさしい病害虫防除に努める
国内産農産物における農薬の使用状況と残留状況調査
農林水産省では、農薬の適正使用を推進し、安全な農産物生産のために、農家での農薬の使用状況や生産段階の農産物中の農薬の残留状況を調査を実施し、農林水産ホームページで公表しています。
この記事に関するお問い合わせ先
産業振興部 農林水産課 農業振興係
〒945-8511
新潟県柏崎市日石町2番1号 市役所 本館3階
電話:0257-21-2295/ファクス:0257-22-5904
お問い合わせフォームはこちら
更新日:2025年02月10日