障がい者雇用の進め方 ―市内企業の取り組みや支援制度を紹介します

市内の企業には、障がいのある方がそれぞれの特性を活かして活躍しています。

障がい者雇用は、人手不足への対応や職場の多様性の推進など、企業にとって新たな可能性につながる取り組みです。市では、関係機関と連携しながら、企業の皆さまが安心して障がい者雇用に取り組める環境づくりを進めています。

市内企業の採用事例や雇用の進め方、相談支援体制などを紹介します。

採用事例

(注意)採用事例に関する問い合わせは、市商業観光課へご連絡ください。なお、掲載内容は取材時点の情報です。

製造分野の部品梱包業務で活躍!【株式会社アドバネクス】

  • 業種:精密ばね等の製造販売
  • 業務内容:部品の梱包
写真:たくさんのねじを箱にあける男性が写っています

部品の梱包作業を根気強く続けることができ、それまで外部に委託していた業務の一部を担うなど、職場の大切な戦力として活躍しています。

体調不良による急な休みも少なく、安定して業務を任せられる存在となっています。

障がい者雇用をはじめた経緯

まずは、法定雇用率を満たすためということが一つ。そして、業務でお付き合いのあったWithYouさんが積極的に障がい者を雇用していることを知っていたので、「やってみようか」という機運が社内に出ました。

障がい者雇用を促進する中で苦戦したことはありますか?

特に雇用初回で2人を迎え入れる前は、障がい者の特徴や特性が分からないため、日常の仕事の管理方法やどのような困りごとを持っているのか…など、考えても仕方のないことを心配していました。

想定していたよりもコミュニケーションを取ることができ、心配は杞憂に終わりました。

障がい者雇用を検討している企業に一言

障がいがあっても、適材適所で活躍できる環境は作れます。採用から雇用定着に取り組む中で、業務の標準化が進み、誰もが働きやすい職場につながります。支援制度や補助金などもありますので、戸惑いなどがあればまずは相談からでも一歩踏み出してみてください。

福祉分野の介護業務で活躍!【社会福祉法人柏崎刈羽福祉事業協会】

  • 業種:障害者福祉、高齢者福祉
  • 業務内容:高齢者の介護業務補助
写真:利用者の食事を運ぶ女性が写っています。

明るい笑顔で利用者や職員と接し、職場の雰囲気づくりにも貢献してくれています。

業務内容をリスト化し、一つ一つ確認しながら進めることで、安心して働ける環境づくりを行っています。

障がい者雇用をはじめた経緯

私たちが提供するサービスは利用者の生活を支える仕事です。生活の支援は障がいを抱えていても行えることがたくさんあります。

すべての職員が自らの個性を発揮して働き続けられるよう、チャレンジすることを応援したいと考えていたので障がい者雇用に取り組みました。

障がい者雇用を促進する中で苦戦したことはありますか?

障がい者雇用や障がいそのものを知らない、社内の理解が深まらない、仕事の切り出しができないと最初は苦戦しましたが、周囲のサポートを得ながら進めることでスムーズな雇用につながりました。

振り返ってみると、障がいがあっても働きやすい職場は、誰でも働きやすい職場につながっていると思います。

本人から一言

掃除の仕事から、やりたかった介護の仕事に仕事内容を変えてもらいました。働きながら学校に通い、介護の資格(職員初任者研修)をとることができました。

今はいろいろな仕事をさせてもらい、大変だけど楽しいです。

利用者の皆さんと接することがとても好きなので、早く仕事を覚えられるようになりたいです。

サービス業の事務業務で活躍!【特定非営利法人aisa】

  • 業種:サービス業(まちづくりの支援業務)
  • 業務内容:事務作業、施設利用者の対応
写真:パソコンに向かって作業する女性の後ろ姿

車椅子という特性が支障にならないよう、通路幅や備品類の配置を工夫するなど施設整備を行いました。

日々の声かけを意識し、普段の業務では支障をほどんど感じない状態を作れていると思っています。

障がい者雇用をはじめた経緯

多様な働き方や個性を受け入れながらソーシャルインパクトを高めていきたいと考えました。

障がい者雇用を促進する中で苦戦したことはありますか?

特にありません。個別面談も実施しているため、できるだけその機会に要望等を集められるように努めています。

障がい者雇用を検討している企業に一言

どうしても会社組織というのは、同質性が高まっていってしまうものです。これからの地域社会に必要とされ続ける会社を目指すなら、経営層・マネジメント層が意図的に多様な働き方を推進していかなければならないと思います。組織に新しい風がふけば、それも変われるきっかけになるはずです。

障がい者雇用の主な流れ

障がい者雇用は、相談や職場実習などを通して、段階的に進めることができます。

ハローワークなどの支援機関と連携しながら進めることもポイントです。

【ステップ1】まずは相談しましょう

ハローワークなどの支援機関に相談し、障がい者雇用の制度や進め方について情報収集を行います。

【ステップ2】業務の内容を整理・検討しましょう

社内の業務を見直し、どのような仕事を担当してもらうか検討します。

【ステップ3】受け入れ体制や労働条件を決めましょう

指導担当者の選任や、採用人数、採用時期、配属部署、賃金などの条件を整理します。

【ステップ4】採用活動を行いましょう

ハローワークへ求人申し込みを行い、採用活動を行います。

【ステップ5】雇用の継続に向けてチームで取り組みましょう

雇用はスタートです。能力や適性に応じて業務内容を調整しながら、社内全体で雇用継続に向けて取り組みましょう。

また、雇用後に職場での配慮や業務の進め方などで悩みが生じた場合は、障害者就業・生活支援センターや特別支援学校、就労支援事業所などの支援機関と連携しながら進めることも大切です。

支援機関

障がい者雇用に関する相談は、以下の機関で受け付けています。

ハローワーク柏崎

障害者就業・生活支援センターこしじ

写真:障害者就業・生活支援センターこしじの事務室内の様子
  • 就労支援:就職に向けた相談支援、就職活動および職場実習の支援、職場定着に向けた支援、就職者の職場定着のつどい(年間 3 回程度)
  • 生活支援:働く上で必要な生活習慣や健康管理などに関する助言、職場での人間関係に関する助言など

柏崎市障がい者活躍推進アドバイザー

市では、企業の障がい者雇用を支援するため、障がい者活躍推進アドバイザー制度を設けています。

  • 市内事業所における障がい者雇用に関する相談
  • 業務の切り出しや職場環境づくりのアドバイス
  • アドバイザーが所属する事業所での職場見学

障がい者雇用に関する情報

市内の特別支援学校では、生徒の就労に向けた職場体験実習を実施しています。

また、障がい者雇用を検討する際の参考として就労支援事業所一覧と障がいのある方の就労に関する相談先を紹介します。

この記事に関するお問い合わせ先

産業振興部 商業観光課 商業労政係

〒945-8511
新潟県柏崎市日石町2番1号 市役所 本館3階
電話:0257-21-2335/ファクス:0257-22-5904
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更新日:2026年03月25日