柏崎市名所案内「弘法大師堂・霊塩水井戸」
飢饉を救った霊塩水
今から約1200年前、弘法大師(空海)が諸国を布教していた折、ある夏の夕暮れに岩之入を訪れ、一軒の貧しい家に一夜の宿を乞いました。
老婆は「お宿はかまいませんが、一飯を差し上げようにもみそも塩も切れていて」と塩気なしの芋粥でもてなしました。旅僧は老婆の心づくしの食事を、快くご馳走になりました。
翌朝、老婆を誘った旅僧は、持っていたつえで力一杯大地を突き刺したところ、こんこんと湧き出たのがこの霊塩水と云われています。
昔、飢饉で草の根や木の皮しか食べれなかったときも、この霊塩水で生き延びることができたということです。
当時、山間の里では塩は貴重なもので、これを感謝してお堂を建立しました。
弘法大師堂
霊塩水井戸
毎年2月第2土曜日には、各戸がお堂の周りにロウソクをともし、雪洞灯明や露店で賑わう伝統行事「百八灯祭」が行われます。
所在地
柏崎市西長鳥岩之入地内
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更新日:2023年12月25日