地盤沈下抑制のため、地下水の節水をお願いします

柏崎市では地盤沈下防止対策基本指針を定め、地盤沈下対策地域内で「消雪パイプを新設しないこと」「既存の消雪パイプのバルブ調節による節水」をお願いしています。

地盤沈下とは

地盤沈下とは、地下水の過剰な汲み上げにより、粘土層が収縮することで起こる現象です。

「一度下がると元に戻らない」という特徴があり、沈下量は年々積算されます。

このため、年間の沈下量がわずかであっても、長期的には建物、配管等の破損、集中豪雨などによる浸水、堤防や水門などの破損に伴う海水や河川水の逆流による洪水被害など、併発的な被害ももたらします。

柏崎市の地盤沈下状況

柏崎地域の地盤沈下は、昭和62年に柏崎市が実施した調査で明らかになり、その後、新潟県と柏崎市により監視を継続しています。

  • 柏崎市では、消雪用地下水の過剰揚水等の問題に対処するため、平成6(1994)年度に「柏崎市地盤沈下防止対策基本指針」を策定し、地盤沈下対策を進めてきた結果、著しい沈下の傾向はみられなくなった。
  • 中越地震(平成16(2004)年10月)と中越沖地震(平成19(2007)年7月)で大きな地盤変動を記録した。平成21(2009)、23(2011)、25(2013)年度の水準測量調査では、2年間で4.0センチメートル以上の沈下が継続して確認された。しかし、平成27(2015)、29(2017)年度調査では、それぞれ2年間で1.7センチメートル、2.1センチメートルの沈下となり、沈静化の傾向が見られた。
  • 令和元(2019)年度調査では、2年間で最大4.0センチメートルの沈下が確認された。これは降雪量の多かった平成30(2018)年冬季(平成29(2017)年12月~平成30(2018)年3月)に消雪用として地下水が多く揚水され、地層が収縮したことによると考えられる。

この記事に関するお問い合わせ先

市民生活部 環境課 環境保全係

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更新日:2025年08月15日