住宅用火災警報器に関するよくある質問
台所ではなく寝室に設置する理由は?
近年の住宅火災による死者の発生状況を見ると「逃げ遅れ」が大半を占めています。
また、死者の発生時間帯では就寝時間帯が一番多く、寝室に設置することで「逃げ遅れ」に有効と考えられることから、寝室への煙式感知器設置が義務付けられました。
管内では、台所への設置義務はありませんが、火災の発生しやすい台所に設置することも、火災の早期発見という観点で見れば大変有効です。
台所へ設置する場合は、熱式感知器の設置をお勧めします。
点検は必要ですか?
住宅用火災警報器が適切に機能するために、定期的に点検をしましょう。
点検方法は本体から下がっているひもを引くものや、ボタンを押して点検するものなど、機種によって異なります。取り扱い説明書をご覧ください
取り替えは自分でできますか?
ご自身で取り替えることができます。
ご自身で取り替えができない方は、購入店にお問い合わせください。
どこで購入できますか?
市内の電器店、ホームセンター、都市ガス事業者、消防設備取扱店などで購入できます。
いくらで購入できますか?
商品により異なりますが、単独型で3000円前後、連動型で1個当たり8000円前後で販売されています。
柏崎市消防本部では連動型住宅用火災警報器の設置を推奨しています。
火事ではないのに住宅用火災警報器が鳴ったらどうするの?
まず、本当に火災が発生していないかを確認してください。
その後で、警報器本体から下がっているひもを引いたり、ボタンを押したりして、警報音を止めてください。(止め方は、機種によって異なります。)
日本火災報知機工業会が、住宅用火災警報器が鳴ったときの対処方法をホームページで公開しています。取り扱い説明書がない場合でも適切に維持管理できるよう、メーカー別で機種ごとに掲載しています。
一般社団法人日本火災報知機工業会ホームページ「警報器が鳴ったときの対処」
くん煙式の殺虫剤を使用したらどうなりますか?
くん煙式の殺虫剤を使用すると、住宅用火災警報器が作動します。
あらかじめ住宅用火災警報器本体を取り外すか、ビニール袋で覆う、電池を取り外すなどしてください。
殺虫作業が終了したら必ずもとの状態に戻し、正常に作動するか点検してください。
点検すると消防署へ通報されることはありますか?
住宅用火災警報器から消防署へ自動で通報されることはありません。
火災の際は早期の通報をお願いします。
取り替えた機器はどうやって廃棄すればいいですか?
取り替えた住宅用火災警報器は、「住宅用火災警報器本体」と「住宅用火災警報器に使用されている電池」を別々に廃棄してください。
機器本体に電池が入ったまま廃棄すると、残電池容量により通電し、火災を発生させる恐れがあります。
手順は次のとおりです。
- 機器本体から電池のコネクターを外してください。外し方は取扱説明書やメーカーホームページをご確認ください。
- 電池の両端とコネクター部分に絶縁テープ等を貼り付け、絶縁処理行ってください。
- 機器本体と電池は、「燃やさないごみ」として処分してください。
悪質な訪問販売とは?
消防署や市役所などの公的機関が住宅用火災警報器を販売することはありません。
住宅用火災警報器の設置義務化を契機として、不適正な価格や無理強い販売を行うなど悪質な訪問販売の被害が全国で発生しています。特にお年寄りの被害が多いため十分に注意しましょう。
なお、住宅用火災警報器はクーリングオフ制度の対象です。誤って購入した場合でも、購入日を含めて8日以内であれば契約を解除することが可能です。
設置しないことへの罰則はありますか?
罰則はありません。
しかし、何よりも火災からあなたの大切な家族や財産を守るためです。家族のためにも設置しましょう。
この記事に関するお問い合わせ先
消防本部 予防課 予防指導係
〒945-0034
新潟県柏崎市三和町8番51号
電話:0257-24-1382/ファクス:0257-22-1409
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更新日:2023年11月30日