市長臨時記者会見概要(令和4(2022)年2月28日)

市長臨時記者会見(令和4(2022)年2月28日)のお知らせ

記者に向けて発表する市長と社会福祉法人柏崎刈羽ミニコロニー理事長

今回は社会福祉法人柏崎刈羽ミニコロニー理事長と合同で行いました。

報道機関との質疑応答を追加しました。

市長記者会見インターネット録画配信

市長記者会見の録画映像を「YouTube柏崎市公式チャンネル」でご覧いただけます。

発表事項

「社会福祉法人 柏崎刈羽ミニコロニー 松波の里」における新型コロナウイルス感染症の集団感染の概要について

市長:県は、本日の柏崎市の新型コロナウイルス感染症感染者が28人と発表しました。28人という数字は、今年1月21日に発表した26人を超え、1日の発表人数としては最多です。

今回の28人のうち、24人が社会福祉法人柏崎刈羽ミニコロニー松波の里に入所されている方でした。柏崎市が柏崎刈羽ミニコロニーと一緒に会見する経緯をお話しします。現在柏崎刈羽ミニコロニーが運営するさざなみ学園は、平成24(2012)年まで市が直営で運営していました。以来、社会福祉法人柏崎刈羽ミニコロニーとは人事も含めて、柏崎市と深い関係を維持してきたという歴史的な経過も含めて一緒に会見に臨むこととしました。

松波の里は、厚生労働省から出されている障害福祉サービス施設のための感染対応マニュアルや業務継続ガイドラインに加えて、独自に新型コロナウイルス感染症発症時対応マニュアルを令和2年7月に作られました。その後も数次にわたり改定し、新型コロナウイルス感染症に対応するべくできる限りの努力をしてきていただいたところです。

本日このような発表をするに当たり、理事長、所長はじめ職員の方々は忸怩たる思いがあると拝察します。これから理事長にお話しいただき、その後、感染の概要を私からお話しします。

 

柏崎市が柏崎刈羽ミニコロニー中村理事長:2月24日から2月26日にかけて、当法人が運営する障害者支援施設松波の里において、入所者26人、職員5人、計31人の新型コロナウイルス感染症の集団感染が発生しました。施設における感染予防対策は、国や県の指導に基づき、当施設独自の感染者発生時の対応マニュアルや業務継続のガイドラインを策定して、順次作り直しをして、職員の日常生活の行動も含めて一生懸命実施や指導をしてきました。その甲斐もあって、これまでは入所者や職員の感染は発生していませんでしたが、本日結果としてこのような事態をとなったことに対し、理事長として痛恨の極みです。入所者の皆さまとご家族の皆さまに心からお詫びを申し上げます。そして、市民の皆さま、関係機関の皆さまにも多大なるご心配をおかけしていることにつきまして、心よりお詫びを申し上げます。大変申し訳ありませんでした。

また、今も懸命に働いてくれている職員、そのご家族に対して大きな心労とご負重を掛けていることに対して、法人の理事長として本当に忍びなく、お詫びの気持ちでいっぱいです。

感染症の状況については配布資料のとおりですが、一刻も早い終息に向けて、保健所をはじめ行政機関、医療機関の皆さまのご協力を仰ぎながら法人全体で対処していきたいと思っています。なお、報道機関の皆さまにおかれましては、入所者の皆さま、職員の個人情報・人権にもご配慮いただき、併せて本施設が障がい者の施設であるということにも鑑み、適切な対応をいただきますようお願い申し上げます。

 

市長:柏崎刈羽ミニコロニー松波の里は、障害者総合支援法に基づき設置されている障害者支援施設です。介助、援助を要し、自宅での生活が困難な方、主に知的障害者をお預かりし、介護・訓練・支援をさせていただいているところです。入所定員は50人で、現在入所されている方は42人です。うち1人は1月から長期入院中でいらっしゃいません。そして、短期入所者が1人です。職員数は、理事長を含め28人です。

感染の概要は、入所者26人、うち男性22人、女性4人、職員は5人です。経過は、2月17日に施設内で3回目ワクチン接種を実施したところ、翌日から入所者24人に発熱などのワクチン接種の副反応と思われる症状が出現しました。念のため医療機関を受診した方もいらっしゃいましたが、ドクターはワクチン接種の副反応と判断し、PCR検査は実施しませんでした。2月20日に入所者のAさんが発熱し、抗原検査を行い陰性。職員のA、Bが21日、23日に倦怠感または発熱などの症状が出てきたということです。初めて陽性者が確認されたのは24日で、入所者Aさんが抗原検査をして陽性が判明し、入所者Bさんも陽性が確認されました。抗原検査でしたので、PCR検査も受けていただきました。25日には職員A,Bそれぞれ陽性が確認されました。25日からは柏崎保健所、新潟県福祉保健部障害福祉課とも連絡を取りながら、25日には柏崎保健所、柏崎総合医療センターの指導の下、施設内のゾーニングを実施しました。26日には新潟県福祉保健部障害福祉課に対して職員の応援要請をしました。これは3月1日からとなっていますが、県からご配慮いただき、新潟県知的障害者福祉協会から27日に1人、28日に1人、応援職員が派遣されています。明日までには計6人の応援職員から来ていただけることになっています。入所者、職員ともに症状は軽いと承知しています。

(主管:福祉課 電話番号:0257-21-2299)

臨時記者会見の概要と質疑応答(印刷用)

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更新日:2022年03月01日