脱炭素のまちを目指して
動画|「脱炭素のまち」柏崎の挑戦(柏崎市公式YouTubeチャンネルが開きます)
“エネルギーのまち”としての歩みを地域の特性に
柏崎市は石油産業のまち、原子力産業のまちを経て、現在は再生可能エネルギーと原子力発電が共存し、成長が期待される「環境・エネルギー産業」を生み出す段階(柏崎2.5)です。
太陽光発電や蓄電池の導入を促進するとともに、水素エネルギーなどの次世代エネルギーも活用しながらその先にある「脱炭素のまち柏崎3.0」を見据えて、環境・経済両面で持続可能な社会を目指します。

未利用市有地における新たな電源開発
未利用市有地に、柏崎あい・あーるエナジーが運用する太陽光発電設備と大型蓄電池設備の整備を進めます。これにより、柏崎あい・あーるエナジーから市内民間事業者へ安価で安定した脱炭素電力の供給を実現します。

太陽光パネル
令和6(2024)年:2,160kW
最終目標:5,500kW

住友電気工業株式会社
大容量蓄電池「レドックスフロー電池」
8,000kWh 最終目標: 36,000kWh
首都圏への送電も視野に入れた脱炭素エネルギーの拠点化


株式会社東芝 柏崎工場
脱炭素電力で作られるリチウムイオン電池
柏崎市には、原子力発電に伴う首都圏への大容量送電線があります。国が検討を進める海底直流送電線を本市で陸揚げし接続することで、日本海側から首都圏へのカーボンニュートラルを支える「脱炭素電力の供給拠点」を目指します。
エネルギー最前線
市内事業者が行う次世代エネルギー分野への取り組みと連携
株式会社INPEX
株式会社INPEXでは柏崎市内でブルー水素・アンモニア製造・利用一貫実証試験を実施しており、令和5(2023)年7月より実証プラントの建設工事を、令和6(2024)年2月からは試験に使用する坑井の掘削作業を実施しています。この実証試験は、利用時にCO2を発生しないクリーンなエネルギーである水素・アンモニアについて、その製造から利用まで一貫して実証するプロジェクトです。
新潟県内で同社が操業する南長岡ガス田からの国産天然ガスを原料として利用し、製造の際に副次的に発生するCO2は、ガス生産を終了した東柏崎ガス田平井地区の貯留層
へ圧入し、大気への排出量を抑えます。このようにして製造した水素はブルー水素と呼ばれます。製造したブルー水素は水素発電設備により発電して電力として供給、また一部ブルー水素からはブルーアンモニアを製造する計画です。令和7(2025)年8月に実証運転開始の予定です。


水素事業や小型風力発電開発等、脱炭素に向けたグループの取り組み
株式会社リケン
自動車部品メーカーの大手・株式会社リケンは、CO2を排出しない動力の1つである水素エンジン関連事業に注力。令和4(2022)年に、柏崎事業所で水素エンジンの実機評価を開始し、小型エンジンからトラック用の大型エンジンまで、幅広く評価できる体制を整えています。
また、水素エンジンの普及に向けた市内インフラ設備拡充のため、水素ステーション建設を計画しており、令和6(2024)年3月に用地を取得し、令和7(2025)年度中に着工の予定です。
同社は、令和5(2023)年10月に同業大手の日本ピストンリング株式会社と経営統合し、共同持株会社「リケンNPR株式会社」を設立。中期経営計画では令和32(2050)年までにカーボンニュートラル実現を目標に掲げています。水素エンジン事業以外にも、同社グループの理研機械株式会社では小形風力発電設備の開発等、脱炭素に向けた取り組みを多岐にわたり実施しています。


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更新日:2024年10月01日