Uターン者インタビュー 尾崎さん

市外での経験を経て柏崎に戻り、自分らしい働き方を見つけた皆さんにインタビューしました。

柏崎に戻ることを決めた理由や現在の仕事の魅力、地元で働く中で感じるやりがいなど、それぞれの等身大のリアルな声をご紹介します。


このページは、広報かしわざき2026年8月号特集「『地元で働く』を当たり前の選択肢に」でのインタビュー全文を掲載します。

尾崎さん【JAえちご中越 中央柏崎支店】

写真:JAえちご中越中央柏崎支店の事務所前に立つ尾崎さん

ーーまず、市外へ出られたきっかけを教えてください

写真:インタビュー中の尾崎さん。にこやかに答えてくれています

高校までは柏崎で過ごしていて、横浜の大学への進学を機に柏崎を離れました。

経済学部で、主に社会情勢や経済について学び、円高・円安など、暮らしに関わる経済状況について勉強していました。現在は金融関係の仕事に携わっているので、大学で学んだことは、お客様への説明などにも役立っていると感じます。

――県外での生活を通して、感じたことはありますか

写真:口元に手を当てインタビューに答える尾崎さん

一人暮らしをしていたので、家事なども含め、生活をすべて自分でできるようになりました。それは実際に県外に出て知らない環境で生活をしてみて、今まで家族がしてくれていたことのありがたさや支えの大きさを知ったきっかけにもなりました。またその4年間は自分の中で得られたことも多く、経験してみて良かったと今でも感じています。

――柏崎へUターンしようと思った理由を教えてください

一番は、慣れ親しんだ地域で働きたいという思いがあったからです。

大学へ進学する時点で、「4年後には柏崎へ戻ろう」という話は家族ともしていましたが、実際に就職活動を始めると、県外にも魅力を感じて迷った時期もありました。それでも最終的には、地元で働きたいという思いが強く、柏崎での就職を第一に考えて活動しました。

――現在のお仕事を選んだ理由を教えてください

祖父母が田んぼや畑仕事をしていて、小さい頃に手伝った経験がありました。それが楽しかった思い出として残っていて、農業に関わる仕事に興味を持っていました。

今の仕事を調べていく中で、農業だけではなく、金融や共済など幅広い仕事に携わっていることを知り、「さまざまな経験ができそうだ」と感じたことが入職の決め手になりました。

就職活動では、就職イベントだけでなく、当時表参道にあった新潟県の「にいがた暮らし・しごと支援センター」にも何度も足を運び、柏崎市や長岡市など新潟県内の企業情報を集めていました。

また、大学でも就職に関する相談や情報収集のサポートを受けながら、自分でも企業のホームページや募集情報を調べていました。

――実際に働いてみて、入社前との違いはありましたか

写真:窓口でタブレット端末を使い、顧客に対応する尾崎さん

特に印象的だったのは、研修制度がとても充実していたことです。ビジネスマナーだけでなく、貯金業務に関する研修も多く、一からしっかり学べる環境が整っていました。そのため、配属されたときは、安心した状態で仕事に取り組むことができました。

また、金融担当として入職しましたが、農業体験や地域交流など、金融業務以外にもさまざまな経験をさせてもらっています。お米の収穫時期には農作業を手伝うこともあり、想像以上に幅広い仕事に関わることができています。

――地元で働く魅力はどのようなところに感じていますか

写真:事務所の前で対応する尾崎さん

地域の方とのつながりを感じられるところです。仕事を通じてお客さまと交流を重ねる中で、名前を覚えていただいたり、「またお願いしたい」と声を掛けていただけたりすることがあります。

花火大会など地域のイベントの際に声を掛けていただくこともあり、地域とのつながりを実感しています。そうした関係性はとてもありがたく、やりがいにもつながっています。

――Uターンして良かったと感じることはありますか

写真:友人とテーマパークを楽しんでいる尾崎さん

やはり、地元で安心して過ごせることです。学生時代を過ごした横浜はとても魅力的な街でしたが、柏崎には馴染みがあり、帰ってくるとほっとします。

休日は職場の方と食事に行ったり、旅行に行ったりすることもあります。地元のお店へ出かけたり、市外へ足を延ばしたりすることもあり、充実した時間を過ごしています。

また、家族や友人が近くにいることも大きいです。県外にいると、会いたいと思ってもなかなか会えませんが、地元では「会いたい時に会える」という安心感があります。

――ご家族はUターンについてどのような反応でしたか

写真:手元の資料を見ながらインタビューに答えてくれる尾崎さん

とにかく安心した、という反応だったと思います。どこに就職するかというより、「地元に戻ってきてくれた」ということ自体を喜んでくれていたように感じます。

Uターンに伴う引越しなどを含め、今思い返すとさまざまなところで助けてもらっていたことを改めて感じます。忙しい中でも仕事と両立して支えてくれた家族に、いつか恩返しができるよう成長していきたいと思います。

――今後、柏崎で取り組んでいきたいことはありますか

今の仕事を通じて、さらに知識を深め、さまざまなことに挑戦していきたいと思っています。

また、お客さまとのコミュニケーションを大切にしながら、「農協を身近な存在」と感じてもらえるような関係づくりを続けていきたいです。一つ一つのご縁を大切にしながら、地域とのつながりを広げていければと思っています。

――最後に、Uターンを考えている方へメッセージをお願いします

自分自身と向き合い後悔しない選択をすることが一番大切だと思います。Uターンについては、地元にも県外にもそれぞれ魅力があるので私自身半年以上悩みました。

ただ、自分にとっては、家族や友人が近くにいて、会いたい時に会える環境がとても大きかったです。悩むのは当たり前だと思うので、時間をかけてしっかり考えて、自分が納得できる選択をしてほしいと思います。

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更新日:2026年08月01日