Uターン者インタビュー 橘さん

市外での経験を経て柏崎に戻り、自分らしい働き方を見つけた皆さんにインタビューしました。

柏崎に戻ることを決めた理由や現在の仕事の魅力、地元で働く中で感じるやりがいなど、それぞれの等身大のリアルな声をご紹介します。


このページは、広報かしわざき2026年8月号特集「『地元で働く』を当たり前の選択肢に」でのインタビュー全文を掲載します。

橘 彩夏 さん【株式会社植木組】

写真:株式会社植木組の本社前で、社名に手を添えたポーズをとる橘さん

――市外へ出たきっかけとUターンまでの経歴を教えてください

写真:社内で座ってインタビューを受ける橘さん

市外に出ていたのは、大学時代の4年間と、就職後の約3年間です。

大学では建築デザインを学びたいと思い、群馬県の大学へ進学しました。建築だけではなく、幅広いデザインを学べる学部に魅力を感じたことが理由です。

大学卒業後は株式会社植木組に入社しました。入社後は研修期間として、宮城県仙台市でのマンション新築工事、その後長岡市で幼稚園新築工事に携わりました。正式配属後は東京で約1年半、マンション新築工事の施工管理を担当しました。

当時は経験も浅かったため、安全管理や作業調整、工事写真の撮影・整理などが主な業務でした。建物が完成していく過程を間近で見られたことは、とても印象に残っています。

――市外での経験が今に生きていると感じることはありますか

写真:屋外でインタビューを受ける橘さん

大学時代はアルバイトを3つ掛け持ちしていました。特に4年間続けたコンビニのアルバイトでは、接客を通してコミュニケーション力が身についたと感じています。

相手の立場に立って話を聞いたり、短い会話の中でも信頼関係を築いたりする力は、今の仕事にも生きています。施工管理の仕事では、職人さんやお客様と接する機会が多いため、コミュニケーションはとても大切です。

柏崎に戻ってからは、同じ職人さんと別の現場で再会することも多く、「またよろしくお願いします」と声を掛け合える関係性があります。そうしたつながりも、この仕事の魅力だと思います。

――なぜ施工管理の仕事を選んだのですか

写真:工事現場の足場前でヘルメットをかぶり立って打り合わせをする橘さん

大学では建築デザインを学んでいましたが、次第に「建物がどのように作られていくのか」に興味を持つようになり、施工管理の仕事を選びました。

また、市外で暮らした経験を通して、柏崎の暮らしやすさを改めて実感し、「働くなら地元がいい」と考えるようになりました。そこで、地元で施工管理の仕事ができる会社を探し、今の会社に入社しました。

合同企業説明会で声を掛けてもらったことがきっかけでしたが、調べてみると、自分の知っている地元の建物も多く手掛けている会社だと分かり、「ここで働いてみたい」と思いました。

――地元企業で働いて感じる魅力を教えてください

写真:インタビュー中の笑顔の橘さん

人との距離が近く、温かい人が多いところです。困っていると自然に声を掛けてもらえますし、支え合いながら仕事ができる環境だと感じています。

私は女性なので、力仕事が難しい場面もありますが、「持つよ」と周囲の方が助けてくれることも多く、本当に支えられています。

また、会社としても女性が働きやすい環境づくりに配慮してくれていて、現場には女性専用の更衣室やトイレを用意してもらっています。

最近はICT化も進み、工事写真をタブレットで管理したり、Web会議を活用したりしています。社内AIも導入されていて、安全管理や品質管理に役立てています。

――実際に働いてみて、入社前との違いはありましたか

写真:笑顔でインタビューを受ける橘さん

入社前は「現場で作業を見ている仕事」というイメージが強かったのですが、実際は施工図の確認や工程管理など、デスクワークも多く、驚きました。

施工管理は「段取り8割」と言われるほど、準備や計画が重要な仕事です。工程が少しずれるだけでも全体に影響するため、計画性や調整力が必要だと感じています。

また、雪国ならではの苦労もあります。冬場は天候によって予定通りに進まないこともあり、みんなで雪かきをしながら工事を進めたこともありました。

そうした時は、上司や職人さんに相談しながら進めています。経験豊富な方が周りにたくさんいるので、とても心強いです。

――地元に戻ってきて良かったと思うことはありますか

一番良かったのは、家族の近くにいられることです。

Uターンして2カ月ほどが経った頃、母が倒れたことがありました。その時、近くにいて支えられたことは自分にとっても大きな出来事でしたし、家族からも「いてくれて良かった」と言ってもらえました。

東京で働いていた頃は、平日は帰って寝るだけという生活をしていた時期もあり、満員電車での通勤も大きな負担でした。今は車通勤になり、時間にも気持ちにも余裕ができました。

休日には地元の友人と会ったり、資格の勉強をしたり、自分の時間を持てるようになったと感じています。

――地域とのつながりを感じる場面はありますか

写真:明るい陽射しの屋外で座ってインタビューを受ける橘さん

近所の方から野菜をいただいたり、こちらからお裾分けをしたりすることがあります。そうした助け合いは、地元ならではだと思います。

また、柏崎の海岸清掃にも参加していて、久しぶりに会う人と話ができることも楽しみの一つです。

東京では、道ですれ違っても挨拶を交わすことはほとんどありませんでしたが、地元では自然に「こんにちは」と声を掛け合える温かさがあります。

――これから柏崎で挑戦したいことはありますか

3枚のプライベート写真(上から時計回りに、海でサップを楽しむ橘さん、野外コンサートを楽しむ橘さん、食事を楽しむ橘さん)

休日にはカフェ巡りをしたり、行ったことのないお店を開拓したりして、もっと柏崎のことを知っていきたいと思っています。

また、若い世代や働く世代がリフレッシュできる場所が増えると、さらに暮らしやすいまちになるのではないかと感じています。

――Uターンを迷っている方へメッセージをお願いします

市外で暮らした経験があるからこそ、柏崎の穏やかな暮らしの良さを実感しています。

家族や友人が近くにいて、すぐ会える距離で暮らせることは、大きな安心感につながっています。

地元には、やりがいを持って働ける仕事や、安心して働ける環境があります。まずは地元企業の働き方や選択肢を知り、自分に合った暮らし方を考えてみてほしいと思います。

この記事に関するお問い合わせ先

総合企画部 元気発信課 移住定住促進係

〒945-8511
新潟県柏崎市日石町2番1号 市役所 本館1階
電話:0257-47-7333/ファクス:0257-24-7714​​​​​​​
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更新日:2026年08月01日