松浜中学校区地域懇談会を7月31日に開催しました

松波地区、高浜地区、荒浜地区の皆さんが、松波コミュニティセンターで地域からのテーマや自由懇談など、さまざま意見や要望を市長と語り合いました。

マイクを持ち住民と意見交換を行う市長
市長に質問をする住民

日時

令和5(2023)年7月31日(月曜日)午後6時30分~8時

場所

松波コミュニティセンター

参加者数

29人

市の出席者

市長、総合企画部長、総務課(課長、係長、主査)

懇談概要

  • 市長の地域に関する施策の説明
  • 地域からのテーマ
    • ドンドン川について
    • 空き家対策について
    • 海岸へ出る道の整備について
    • 市道柏崎20-52号線拡幅
    • 国道352号を通る大型車両の運行について
    • 荒浜一丁目海岸道路防風防砂フェンスの修繕・入替について
    • 防砂林(ハマナスロード周辺)の下草刈をお願いしたい
    • 鯖石川河口の土砂およびゴミの撤去について
    • 海岸清掃について
    • コミセン駐車場の整備について
  • 自由懇談

市長の地域に関する施策の説明(市長)

「柏崎市の少子高齢化に関すること」「荒浜小学校の改築工事」「再生可能エネルギー」「原子力災害時の避難経路」等について説明しました。

地域からのテーマ

事前に提出されたテーマについて、市長が回答し、その後質疑を行いました。

説明者とは「地域からのテーマ」の趣旨を説明した方です。

ドンドン川について

説明者:河口から200~300メートルの間に砂や泥のようなものが長い間たまり、川底が上がった状態になっています。以前はブルドーザーを入れて海の方へ全部出していましたが、このところ、海から入ってきた石や砂、漂流物などを撤去することに重きが置かれ、川底が上がってきているのに対応していません。冬の嵐のときに海から浮遊物や石がかなり上流まで入ってくる状況です。県の地域振興局にも長年陳情していますが、実現していません。県と市が一緒になり、対策を講じていただきたいと思います。

市長:下流は3月27日に漂着物を撤去し、中流付近は7月5日に通水の支障となる土砂の採掘と除草をし、通水断面を確保しました。また、支流の相馬川では、ご指摘のように支障となる草や木があることを確認しましたので、今後、市で除去したいと考えています。

河口部分に柵をするなどして、海からくる発泡スチロールのような大きいごみを入り込まないようにすることに関しては、新潟県から「通水に支障するため、フェンスのようなものは設置できない」と回答があったところです。市としては、引き続き新潟県等と協議し、河口に漂着物や砂がたまらないようにしてもらいたいと思います。また、気が付いたときは、市で漂着物を撤去します。雨が降り始める前に、毎年、漂着物の撤去を行いますので、ご理解いただきたいと思います。

空き家対策について

説明者:宮川でも空き家が増えてきています。管理者に言っても手入れをしていただけない家が2件あり、市の空き家対策の方に相談しても明快な回答がなく、町内会として裁判を起こす以外ないと言われました。行政としてもう少し指導できないでしょうか。お金がかかるためスムーズにいかないこともある程度理解できますが、宮川は風がすごく強く、剥がれたものが飛ぶなどして悩んでいます。行政が持ち主に強く対策をお願いする手立てがないものかと思っています。今後どのように対応したらいいのか教えてください。

市長:どこの地域懇談会に行っても、空き家の問題という話は出ますが、行政としても個人の財産を勝手に処分はできません。市内で特定空き家と呼ばれるものは全中学校区の中で68件あります。所有者があればいいのですが、相続放棄しているお宅もかなりあります。相続がされていない土地は、その1軒1軒をどうするのかという話になり、とんでもない時間とお金がかかるのが特定空き家の問題です。松浜中学校区には6件の特定空き家があります。特に通学路で子どもたちに危険を及ぼすようなことにならないような措置を行いながら、今まで以上に厳しい文言で所有者に対し繰り返し行政指導を行っていますので、ご理解いただきたいと思います。

海岸へ出る道の整備について

説明者:大湊集落の道路から海岸へ出るには、ほとんどが私有地を抜けなければなりません。その道も、通行禁止や道が荒れて通行が不可能です。集落の外れにある駐車場近辺から浜に下りる道が、1本だけです。降り口だけはコンクリート仕様になっている狭い道です。しかし、急なため滑りやすく、通行するのに危険な状態です。この1本しかない道をコンクリート仕様の階段状に整備していただければと思っています。

市長:この道の土地は柏崎市のものではなく、JAのものです。しかし、コンクリートを打ったのはJAではなく、JAの推測では、どなたかが無断でコンクリートを打設したのではないかとのことです。市としては、どうしようもないというところです。

市道柏崎20-52号線拡幅

説明者:市道20-52号線は、陣屋跡をぐるりと回る市道で、前の町内会でコンクリートの資材を出してもらって打ったと思われる道があります。当時は、人が通れればいいと階段状にしたと思いますが、せめて軽自動車が通れるようにしてほしい、急で狭いため、もう少し広げてほしいという要望もあります。よろしくお願いします。

市長:市道20-52号線の拡幅は、すぐには難しいところです。市道の改良等は多くの要望があり、緊急性が高く、交通量が一定程度以上あるところを中心に行っています。昔はこの20-52号線も市道として認定されたかと思いますが、狭いところで2メートルしかない状況です。両側には個人宅のブロック塀が立ち、これを壊して市道として整備し直すことは難しいということを、ご理解いただきたいと思います。

国道352号を通る大型車両の運行について

説明者:国道352号は、夜間に大型バスが通ります。道路の路面や地盤のせいか、家屋の揺れがひどく睡眠が十分取れないなどの苦情が多くあります。路面のメンテナンスや夜間のスピード違反の取り締まりの対応をお願いします。

市長:原子力発電所を建設する当時から、大型車両が通るたびに振動があって夜も眠れないというお話は伺ってきました。国道352号のバイパスを完成させて、大型車両を迂回させられないかということで、まず、バイパスを早期に進めたいと思っています。ご町内からもお力添えをいただければと思います。

スピード違反の取り締まりについて、警察から「荒浜石地間で速度違反の車両が多いことは承知している。夜間に限らず、取り締まりを検討し、継続してパトロールを強化します」との回答をいただきました。なお、夜間の取り締まりは、大型車両の場合、暗いところでの駐車場所も含め、非常に難しいと聞いています。

荒浜一丁目海岸道路防風防砂フェンスの修繕・入替について

説明者:防風・暴砂の問題や海岸の掃除の問題を抱えていますのでフェンスの修理をお願いします。部分的には完全にボロボロになっているところもあり、強風が吹くと砂が入って道路をふさいでしまいます。見た目も悪いため、ひどいところは早めに修理もしくは入れ替えをしていただきたい。

市長:市道沿いのフェンスは市が管理していますが、山側のフェンスは、新潟県が管理してます。市が管理するフェンスに関しては、損傷の激しい箇所の取り替えに着手します。海側のフェンスは8・9月に発注、施工になると思いますので、お待ちください。損傷箇所は、来年度以降、計画的に修繕工事を実施します。新潟県が管理するフェンスについては、今年度の予定はありませんが、「来年度以降、計画的な修繕に向けて検討したい」と長岡地域振興局農林振興部から回答をいただいたところです。

防砂林(ハマナスロード周辺)の下草刈りをお願いしたい

説明者:保安林の中ほどは、国道に沿って遊歩道になっています。また、国道352号の両側の歩道は、小・中学生の通学路になっています。この保安林は、近年茂みになりやすく、防犯的、衛生的、景観的にも問題視されています。4年前に下草刈りをしていただきましたが、4年が経過し、茂みが深くなってきました。今年度は、難しいと思いますが、範囲を広げて対応していただけると助かります。

市長:はまなすロードを含めた約2キロメートルにわたって、今年は7月5日に除草作業を行いました。8月中旬に2回目の作業を行います。また、国道352号の海側の歩道脇の1メートルは新潟県の所管で、除草されていない部分があります。その1メートルからさらに内側に入った1メートルが柏崎市の所管で、7月5日に千メートルに渡って除草しました。2回目を県がやっていただくようお願いすると同時に、県がやらない場合は、市が2回目の除草も含めて検討させていただきます。

鯖石川河口の土砂およびゴミの撤去について

説明者:鯖石川河口は、上流から砂やヨシが流れ着き、海からは流木・綱が一年中堆積するため、非常にごみがたまりやすくなっています。県地域振興局に要望しても、なかなか撤去してくれませんので、市から県に要望していただきたいと思います。町内の雨水が鯖石川に流れている箇所が4カ所ありますが、冬場は海からの流木等で流れる場所のふたが全部ふさがってしまい、雨が降ったときにあふれる可能性もありますので、対応をお願いします。

市長:市が管轄する鯖石川排出口等のごみや土砂、漂着物等は、7月10日に全て撤去しました。河口部分に関しては、管轄する新潟県が土砂堆積状況を定期的に確認しており、「現状は通水に支障がないと判断している」と回答がありました。水が出て土砂が一気に流れることを毎年行われているので、それに対応できる量であると思っています。河口に砂がたまると、いざというときに水が出なくなり、逆流してオーバーフローする心配もありますので、市も県に対して、なるべく早い定期的な河川管理等を要望します。

海岸清掃について

説明者:6月に柏崎市シルバー人材センターからきれいにしていただきました。松波町の砂浜は、花火を見るのに良い場所で、非常に人がたくさん来ます。また来年も引き続きお願いします。また、今回は、花火の後に花火の筒が松波町の海岸にかなり漂着したという話がありましたので、報告させていただきます。

市長:海水面が温かくなっていることにより潮の流れも変わってきますので、ごみの処理も含めてご迷惑をかけたことをしっかり担当にも伝えます。

コミセン駐車場の整備について

説明者:例えば、特定健診のような大きなイベントがあると、駐車場がなく道路に車を停めるような状態です。体育館側の6台は、冬になると落雪のため、なかなか停められない状況です。現在ほとんど使っていないグラウンドを活用して、この問題を解決できないでしょうか。舗装費用も掛かることは分かりますが、防災の観点からも、避難しても車を停める場所がないことになりますので、検討をお願いします。

市長:担当の市民活動支援課に、グラウンドを使った駐車場の整備に関して、来年度予算を考えるよう指示しました。原子力防災の観点からもバスが入ってこられるスペースが必要であると考えます。
ただし、グラウンドを本当に皆さんが使っていないか確認するよう指示をしました。どこまでグラウンドをつぶしてよいのか、担当課と話し合いをしていただきたいと思います。

自由懇談

「外国人の土地購入」「旧荒浜中学校の正門」「ドンドン川の通水断面」「ドンドン川」「荒浜の海岸道路」「AI新交通「あいくる」」について懇談しました。

この記事に関するお問い合わせ先

総合企画部 総務課 総務係

〒945-8511
新潟県柏崎市日石町2番1号 市役所 本館3階
電話:0257-21-2330/ファクス:0257-22-5904
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更新日:2023年11月02日