鏡が沖中学校区地域懇談会を8月8日に開催しました

枇杷島地区と半田地区の皆さんが、枇杷島コミュニティセンターで地域からのテーマや自由懇談など、さまざま意見や要望を市長と語り合いました。

写真:マイクを持って話す市長
写真:マイクを持って質問をする参加者

日時

令和5(2023)年8月8日(火曜日)午後6時30分~8時9分

場所

枇杷島コミュニティセンター

参加者数

32人

市の出席者

市長、総務課(課長、係長、主査)

懇談概要

  • 市長の地域に関する施策の説明
  • 地域からのテーマ
    • コロナ感染症対応の検証と今後の対応について
    • ヤングケアラーの市内・枇杷島の状況について
    • 柏崎あい・あーるエナジー株式会社について
    • 半田コミュニティセンターの今後について
    • AI新交通「あいくる」の運行について現状を伺いたい
    • 現在建設中の市道8-172号線の整備について
    • 市道7-9号線の整備について
  • 自由懇談

市長の地域に関する施策の説明(市長)

「新型コロナウイルス感染症に関すること」「えんま市、ぎおん柏崎まつり海の大花火大会に関すること」「地球温暖化に関すること」等について説明しました。

地域からのテーマ

事前に提出されたテーマについて、市長が回答し、その後質疑を行いました。

説明者とは「地域からのテーマ」の趣旨を説明した方です。

コロナ感染症対応の検証と今後の対応について

説明者:5月8日に新型コロナが5類相当になりましたが、今までの対応、感染拡大防止、各種補助制度、市の組織運営について、今後のためにも検証して活かすことが大切です。現在、その検証や検証に基づいてどのような対応をしているか教えてください。

市長:令和4(2022)年度末までに延べ27万9千回以上のワクチン接種を行いました。コロナ対策にかかった予算は、令和2(2020)~4(2022)年の3年間で176億4千万円となり、一番大きかったのが産業支援です。また、感染された方および濃厚接触者となったご家族への生活支援のため、一人に付き見舞金5万円をお渡ししました。自宅療養が始まった後は、約1週間分の食料をお渡しする事業も行いました。
組織運営については、私を本部長にして全庁体制でコロナに対応しました。議会とも連携、情報共有しながら合理的な対応を行ったと考えています。そして、国からの給付金等も含め、柏崎市は非常に迅速なサービス提供をさせていただきました。もちろん、まだまだ改善点はありますが、組織的な運営ができたと評価するところです。

ヤングケアラーの市内・枇杷島の状況について

説明者:全国的にヤングケアラーの問題が報道されていますが、市内の状況と枇杷島地区の状況について、分かる範囲で教えていただきたいと思います。

市長:市内の小学校4~6年生、中学校1~3年生を対象に今年1月に行った調査では、市内全域でヤングケアラーの疑いのあるケースは小学校6人、中学校4人でした。地域ごとの数は公表できませんのでご理解ください。そう多い数だとは考えていませんが、実際にいるということは、ご認識いただければと思います。

柏崎あい・あーるエナジー株式会社について

説明者:6月時点のネットの記事では、まだ今後の計画の見通しは立っていないとのことでしたが、今後の詳しい計画が分かれば教えてほしいです。

市長:鯨波と西長鳥の太陽光発電所が完成し、8月1日から再生可能エネルギーである太陽光の電力供給を始めました。2つの発電所を合わせて1,500キロワットで、一般家庭約300~400世帯の年間使用量をカバーできますが、今回は小学校、中学校を含めた公共施設に対して電力供給しています。今後は、この1,500キロワットに8,500キロワットを加えた合計1万キロワットの太陽光発電および約3万キロワットを貯めることができる大型の蓄電池の整備を進め、将来的には、安く安定的な再生可能エネルギーの電力を、まずは市内の製造業、産業界に供給したいと考えています。ゆくゆくは、カーボンニュートラルである原子力発電所による電力と太陽光、そして北海道や青森等からの風力発電の電力を柏崎で陸揚げし、他の地域より安く使わせていただくことを考えています。今後は原子力とともに、新しい電力、再生可能エネルギーも柏崎の産業にしていきたいと考えており、そういったところが柏崎市ならびに柏崎あい・あーるエナジー株式会社の今後5年間の見込みになります。

半田コミュニティセンターの今後について

説明者:利用者の増加に伴い、施設の老朽化や駐車場不足が問題化しています。今年度に防災倉庫が設置されますが、自転車小屋の一部を切り崩して設置します。防災拠点となるコミセン機能を活かすためにも、計画的な整備を進めていただきたいと思います。今後、建て替えを含めた計画があれば、お聞きしたいと思います。

市長:昭和57(1982)年に半田コミセンが完成し、平成14(2002)年に講堂外壁の張り替えや集会棟の非常照明器具の取り替え等、平成27(2015)年に自転車小屋・物置の再塗装や機械設備・空調施設の入れ替え等、令和4(2022)年度に太陽光発電・蓄電池の整備や防水工事を行うなど、順番に大規模改修等を進めています。たくさんの方がお住まいの地域のコミセンからは、物品置き場が足りないという意見があるため、今年は防災倉庫を整備しています。自転車小屋に比較的余裕があるとのことで、その部分を使いました。また、他に要望が多い項目がトイレの洋式化です。半田コミセンでも要望があれば、順番に対応したいと思います。

AI新交通「あいくる」の運行について現状を伺いたい

説明者:半田、枇杷島地域でのメリットや地域へどのように周知をするのか、「あいくる」の現状をお伺いします。運行後、利用率等の実績重視で変化することのないような施策であってほしいと思います。

市長:AIというのは人工知能、「あいくる」は愛称です。電話やスマートフォン、パソコンから予約して利用し、運転手を含めて10人乗りの予約制の乗り合いタクシーです。現在、枇杷島地区にはバス停が8カ所ですが、17カ所を加えて25カ所を、半田地区にはバス停が9カ所ですが、17カ所を加えて26カ所の乗降ポイントを作ろうと考えています。運行範囲は中央、比角、大洲、鯨波、剣野、枇杷島、半田、高田、田尻、北鯖石、西中通、松波、荒浜の13地区で、どこまで行っても定額400円~500円で考えています。説明会は、コミセン単位で9月下旬から始めたいと思っています。運行後はぜひ皆さんにご利用いただきたいと思います。バスの運転手不足のため、朝と夕方は路線バス運行を優先し、おおむね9時半ごろから夕方4時ぐらいまで「あいくる」を運行します。半田と枇杷島地区においては、かなり細かく設定していますので、皆さんに、ぜひともご利用いただきたいと思います。

現在建設中の市道8-172号線の整備について

説明者:来年ころに完成予定だと聞きしましたが、通学道路になったときの防犯灯の設置についてお伺いします。本当に来年に完成するかもお聞かせください。

市長:令和7(2025)年3月までに完成させる計画です。通学路になるため、歩道も付けるよう指示してありますし、街灯についても対応を考えています。ただし、冬季間の暴風や吹きさらし対策のフェンス等は今のところ、考えていません。歩道と街灯については、遅くとも令和7(2025)年3月末までには完成させていただきますので、今しばらくお待ちください。

市道7-9号線の整備について

説明者:半田郵便局から団地に向かう道路の真ん中辺りが冠水しやすく、少しの雨でも水没します。勾配が取りにくいためか水が流れにくい側溝もあります。また、バス通りはひび割れがひどく、道路脇の家はバスやトラックが通るたびに揺れます。地元の要望も大変強いため、1日でも早い対応をお願いします。

市長:市道7-9号線のゆりが丘に近い20メートル区間は、令和4(2022)年度に舗装補修を行いました。ご要望のふれあい会館の前後約190メートル区間は、来年度以降に振動対策も含めて舗装補修工事を実施したいと考えています。また、水上がり対策については、半田ふれあい会館付近は地盤沈下が著しく、側溝改修しても結果的に水がたまってしまいます。そのため、雨水が流れやすくなるような工事を令和3(2021)年度から実施しており、今年度も水路改修工事を行います。また、排水に伴う隣接地区への波及についても、昔からの経緯を含めて、隣接地区と打ち合わせを行うよう、担当へ伝えます。

自由懇談

「病児保育」「調整池の管理(半田小学校前)」「AI新交通「あいくる」の運行」「調整池の管理(柳橋町内)」「AI新交通「あいくる」の説明会」「線路沿い道路、浜屋川管理道路の草刈り」「市長への手紙」「墓の処分(墓じまい)」について懇談しました。

この記事に関するお問い合わせ先

総合企画部 総務課 総務係

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更新日:2023年11月02日