鏡が沖中学校区地域懇談会を8月1日に開催しました
枇杷島地区と半田地区の皆さんが、半田コミュニティセンターで地域からのテーマや自由懇談など、さまざま意見や要望を市長と語り合いました。
地域懇談会の開催概要「鏡が沖中学校区」 (PDFファイル: 150.7KB)
日時
令和6(2024)年8月1日(木曜日)午後6時32分~8時14分
場所
半田コミュニティセンター
参加者数
36人
市の出席者
市長、総務課(課長代理、係長)
懇談概要
- 市長の地域に関する施策の説明
- 地域からのテーマ
- 市政方針での具体的なポートセールス、再生可能エネルギー事業に関連した利活用の可能性について
- 市で設置した公園・広場のトイレ清掃について
- 今後の町内会の運営に役立てるため、各町内会の運営方法や問題・課題を知るためのアンケートの実施について
- 要支援者への実効性のある対応について
- 旧市役所跡地の利用について、道の駅への要望
- 半田コミセンの駐車場確保に向けて行政の協力をお願いしたい
- 半田小学校通学路の見通しの悪い交差点に押しボタン式信号機を設置してください
- 放置空き家対策
- 自由懇談
市長の地域に関する施策の説明(市長)
「中学校区ごとの高齢化率」「津波ハザードマップ」「柏崎市AI新交通あいくる」「柏崎総合医療センター」等について説明しました。
地域からのテーマ
事前に提出されたテーマについて、市長が回答し、その後質疑を行いました。
説明者とは「地域からのテーマ」の趣旨を説明した方です。
市政方針での具体的なポートセールス、再生可能エネルギー事業に関連した利活用の可能性について
説明者:「海の柏崎」としてさまざまな施策をしていますが、柏崎港や港周辺は寂しい限りです。市政方針での具体的なポートセールス、再生可能エネルギー事業に関連した利活用の可能性は、どのようなものが有るのか教えてください。
市長:港は、柏崎観光協会が観光施設の「夕海」をPRし、集客を増やしています。しかし、「夕海」はにぎわいをつくるための観光施設で、港本来の役割を果たしているものではありません。港を利用する船は減少傾向で、新潟県港湾協会副会長として新潟の港の利活用について県と話をしています。多数の洋上風力発電を村上・胎内沖に建設しますと、組み立てや稼働後のメンテナンスなどに港を利用するため、他の港で不足する場合は、柏崎を補完する港にしてほしいと伝えています。西山から出雲崎にかけての風力発電の計画があります。建設するシンガポールの会社に、柏崎港を使用してもらえるようセールス活動をしています。
市で設置した公園・広場のトイレ清掃について
説明者:柳橋河畔公園のトイレ清掃と草取り、片付け、ゴミ拾いを町内会が受託していますが、高齢や人数の減少により作業を委任できる方が見つからない状況です。
また、トイレ清掃は感染症のリスクがあるので、市から専門の清掃会社などの対応をお願いできないでしょうか。
市長:管理委託は、作業の効率化を図るため、トイレ清掃だけを契約することは難しいところです。トイレ清掃による感染症リスクを考え、今までどおり町内会から管理していただくか、全ての管理を別の委託とするかを皆さまと、方針を検討したいと考えますので、市道路河川課にご相談ください。
今後の町内会の運営に役立てるため、各町内会の運営方法や問題・課題を知るためのアンケートの実施について
説明者:現役世代も町内会の役員ができるサポート体制をお願いしたいと思います。町内会の業務は非常に多く、高齢化が進んでいますので、現役世代も町内会の役員を担っていただく時代だと思います。
また、メリットを感じられないことから、町内会に入らない住民も出てくると危惧しています。市の主導で、現役世代との関係を築くため、困りごとなどのアンケート調査をお願いできないでしょうか。まちを挙げての伝統行事は、若者の参加率が低いので、市を挙げて子どもの参加を親御さんが納得する提案ができないでしょうか。
市長:令和4(2022)年9月に「かしわざき市民活動センターまちから」が304の町内会に地域活動に関するアンケートを実施しています。アンケートの結果、困りごとは、空き家の放置、草刈り、町内会長や役員のスムーズな継承、若い方の役員の選出などで、課題は、少子高齢化による人口減少を課題としている町内が多くありました。子どもをコミュニティの行事に強制的に参加させるのは難しいと思います。どの地域のコミュニティも子どもが少なくなっていますし、若い役員のなり手がいないことは共通していますので、役員選出方法などを含めてご理解ください。
要支援者への実効性のある対応について
説明者:災害時要支援者登録制度同意者名簿を提供されましたが、個人情報の取り扱いを危惧し、どのように対応して良いか分からないのが現状です。能登半島地震の後、町内からも助けにくる制度を作ってほしいと要望がありました。町内で方策を立てるために、市から先進的な事例を紹介していただけないでしょうか。
市長:避難行動要支援者名簿の取り扱いは、個人情報の提供に同意する方、同意しない方がいますが、災害発生時は人命救助が優先されるので、皆さまで避難支援に活用して問題ないと考えています。一つの事例ですが、自主防災組織の連絡網や防災会の名簿があることで、避難時の組編成名簿の作成、組編成図を配布して、町内の中で誰がどこに所属しているかを共有します。また、個人情報が含まれる世帯居住状況調査表や避難支援要望リストを作成して、自主防災組織の業務や役割を確認しながら、避難訓練を実施している町内会がありました。
旧市役所跡地の利用について、道の駅への要望
説明者:旧市役所跡地は、当初DBO方式の募集を計画し、今年度に補正予算を追加して進めていますが、効果は見えたのでしょうか。
また、子育て世代、若者、女性の集客を重視していましたが、コンセプトが大きく変わらなければフォンジェ内のキッズマジックに集客は図れないでしょうか。道の駅に関して、商業施設で観光客だけを目当てにするのは難しいと考えられます。市民に認められるような施設で、普段から市民が使える場所になってほしいと思います。
市長:旧市役所跡地はDBO方式で実施しましたが、参加者が辞退したことで、設計・建設・運営管理を個別に入札する形式に変更して進めています。跡地には、中央コミセンの移設と若者の集客を目的としたスポーツやイベントができるドームの建設を考えています。現在、建設資材が高騰しているため、予定していたコミュニティはそのままとし、子どもに関しての集客をキッズマジックに集中させるよう変更しました。
道の駅は、全国のどの地域でも地元産品を買える部分が一番人気です。柏崎には、JAえちご中越の愛菜館があるため、2号店をお願いしましたが、経営的に難しく、地元産品を安定的に供給できる農家がいないため断られました。再整備の検討に当たっては、市民からも利用いただける道の駅として、どの機能を持たせることが望ましいかという視点を持ちながら検討します。
半田コミセンの駐車場確保に向けて行政の協力をお願いしたい
説明者:イベント時には臨時駐車場として、個人の空き地をお借りしてスペースを確保しているため、駐車場確保が難しい状況です。利用者数が増加していることから、緊急避難所でもある半田コミセンの専用駐車場の確保を改めて検討していただきたいと思います。
市長:慢性的に駐車場が足りず、公の土地もしくは用地を提供していただける見込みがあれば、他地区の事例もありますので、長期的な話になりますがご相談させてください。
半田小学校通学路の見通しの悪い交差点に押しボタン式信号機を設置してください
説明者:半田小学校の通学路に見通しの悪い交差点があり、行きはボランティアが車を止めて横断歩道を渡らせていますが、帰りは子どものみで不安です。押しボタン式信号の設置を要望します。
市長:柏崎警察署に確認したところ「当該横断歩道の状況を調査し、押しボタン式信号機の設置を検討したい」と回答がありました。
放置空き家対策
説明者:相続人が管理していない空き家は荒れ放題で防犯上の問題になっており、法務局に相続人を確認し連絡しています。しかし、相続人が法務局に届けた住所から移転すると、個人情報の問題によりその先をたどることができません。市税務課は固定資産税の書類を送付しているのであれば、町内から要望した場合、情報などの協力や固定資産税の納付書を送る際に、町内の要望書を同封していただけないでしょうか。また、所有者の弁護士相談費などの支援を協力していただけないでしょうか。
市長:市が知り得た情報は、個人情報保護のため、町内に協力することは難しいです。空き家の所有者には納入通知書や窓口案内のチラシを送付していますが、反応はなく、強制措置もできないのが現状です。市は、粘り強く何度も連絡し、対応していることをご理解いただきたいと思います。
また、空き家に関しては、空き家相談窓口もしくは市建築住宅課に相談を勧めていただくとともに、空き家バンクに登録すると、6割ぐらいマッチングすることをご紹介いただければと思います。
自由懇談
「「あいくるの運行時間について」「防災時の避難経路について」「対応後における完了報告等について」について懇談しました。
この記事に関するお問い合わせ先
総合企画部 総務課 総務係
〒945-8511
新潟県柏崎市日石町2番1号 市役所 本館3階
電話:0257-21-2330/ファクス:0257-22-5904
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更新日:2024年11月05日