おいな汁

おいな汁とは

里芋の一種「土垂(どだれ)」を使った具だくさんの芋汁のことで、南鯖石地域の郷土料理です。

おいな汁の名前の由来

室内で着物を着ておいなを踊る人たちの写真

「おいな汁」は、柏崎市指定無形文化財・古典盆踊り「おいな」が名前の由来となっています。

南鯖石や鵜川地区で唄われた盆踊り唄で、「三階節」の祖型とも言われている「おいな」。

踊りは三階節よりもテンポが早く、難しいと言われていて、輪になって踊る踊り子の中に音頭とりの一群が入り、踊りの輪と反対方向に回ります。

素朴で土の香りを漂わす、郷土性あふれる古典的で優美な踊りぶりが魅力です。

地域の夏祭りではもちろん、さまざまなイベントで発表されるなど「おいな」は今もなお南鯖石の人々によって愛され続け「おいな汁」とともに郷土の伝統文化として親しまれています。

おいな汁のレシピ

おいな汁の写真

材料(5人前)

  • 土垂(どだれ):300グラム
  • ニンジン:30グラム
  • ゴボウ:20グラム
  • 長ネギ:50グラム
  • 油揚げ:45グラム
  • 豚バラ肉:25グラム
  • こんにゃく:90グラム
  • 砂糖:3グラム
  • 塩:1.5グラム
  • 醤油・酒:各15cc
  • だし:適量

作り方

  1. 鍋を火にかける
    鍋に水(430cc)を入れて、火にかけておきます
  2. 野菜を煮る
    土垂・ニンジン・ゴボウ・こんにゃく・豚バラ肉を鍋に入れて煮ます
    土垂は大きく切った方がおいしいです
  3. 味付け
    各調味料を鍋に入れます
  4. 油揚げ
    アクが出たらすくい取り、半煮えの状態で油揚げを入れます
  5. 長ネギを入れる
    最後に、長ネギを入れて煮ます
    土垂やニンジンに火が通ったら完成です

土垂(どだれ)

土垂(どだれ)の写真

南鯖石地域の西之入地区が元となる里芋の在来種。現在も、南鯖石地域で栽培され、形が細長く、粘りが強く、味が濃いことから、郷土料理「おいな汁」の材料として重宝されています。

煮崩れしにくいうえ、柔らかな口あたりが人気の秘密です。学校給食にも利用されています。

柏崎地場特産品に認定されています。

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更新日:2020年01月31日