小中学生向け医師講話を行いました

柏崎市では、小学5~6年生・中学生を対象に、柏崎総合医療センターの医師にご協力いただき、地域医療の現状や病院の業務、魅力、やりがいなどについて職業講話の出前授業を行っています。

この事業は、市内の多くの子どもたちに医師をはじめとする医療職に興味をもってもらうことを目的に令和元年度からスタートし、今年で5年目を迎えました。

医師講話の実施状況(令和5(2023)年度)

令和5年度医師講話の開催状況(全11回)
対象 期日 講師
枇杷島小学校6年生 令和5(2023)年8月31日(木曜日) 堀医師、丸山医師
第二中学校3年生 令和5(2023)年9月13日(水曜日) 村井医師
半田小学校6年生 令和5(2023)年9月22日(金曜日) 酒巻医師、丸山医師
西山中学校2年生 令和5(2023)年9月27日(水曜日) 村井医師
北鯖石小学校6年生 令和5(2023)年10月18日(水曜日) 村井医師
第五中学校2年生 令和5(2023)年10月19日(木曜日) 津吉医師
田尻小学校6年生 令和5(2023)年10月20日(金曜日) 丸山医師
中通小学校5・6年生 令和5(2023)年10月25日(水曜日) 村井医師
内郷小学校5・6年生 令和5(2023)年11月17日(金曜日) 古島医師、丸山医師
比角小学校6年生 令和5(2023)年11月7日(火曜日) 津吉医師
松浜中学校1年生 令和5(2023)年12月12日(火曜日) 津吉医師

主な講話内容

講師の津吉秀樹医師

整形外科の津吉医師からは自己紹介の他、DMATやドクターヘリ、医療系職種の紹介、医師になってよかったこと、仕事と家庭や趣味の両立など幅広くお話いただきました。講話後にはDMATの見学も行いました。

東京2020オリンピック・パラリンピックの聖火ランナートーチを持って生徒に説明する津吉医師

津吉医師は東京2020オリンピック聖火ランナーを務めた経験があり、実際に使用したトーチも持参していただきました。

講師の丸山正樹医師

消化器内科の丸山医師からは、柏崎地域の医療の現状、病院の役割、医療の仕組みやチーム医療、子ども時代から医師になるまでの経験談など分かりやすく説明していただきました。

生徒がDMATの内部を見学しました

災害医療やDMATの出動などについても話され、講話後にDMATの見学も行われました。

講師の村井英四郎医師

小児科の村井医師は、小児科の仕事、病院の職種紹介、どうやって医療従事者になるのかなど、自分の体験やドラマの内容を用いて分かりやすく話されました。

生徒に優しく問いかけながら講話をする村井医師

生徒への問いかけを交え、「選択肢を広げるために学校生活でいろいろな能力を磨きながら、まずは何事にも興味を持って調べてみてほしい。」とメッセージを伝えていました。

講師の堀真瑛医師

研修医の堀医師は、感染対策や学生時代のエピソード、医師を目指したきっかけなど、研修医のことを中心に話していただきました。

手洗いの実習として生徒の前でお手本を見せる堀医師

正しい手洗い方法を実践しました。「普段洗えていなかった部分が分かった」「教わった方法で今後は正しく手洗いをしたい」という声がたくさん寄せられました。

講師の古島聖医師

研修医の古島医師からは、医師の仕事内容、研修中のエピソードや医師になったきっかけなどを話していただきました。「どんな職業も興味を持って調べることが大切である」とメッセージを伝えていただきました。

講話後はDMATの見学も行いました

あいにくの雨でしたが講話後にはDMATの見学も行われました。

参加者の感想(一部抜粋)

  • 医師の話を聞いて最初から無理だとあきらめないことが大切だということを学びました。
  • いろいろな選択肢を知って調べて自分のやりたいことをしっかりイメージして勉強に取り組みたいです。
  • 医療には大勢の人が関わり、協力し合っていることが分かりました。また、DMATについての話が印象に残っています。被災地の医療体制はDMATが関わっていたんですね。
  • 全体を通していろんな視点を持つということが大切だということをお話してくれて、勉強・テストの意味なども考えるきっかけになりました。
  • もともと医療関係の仕事に興味がありました。ネットなどで調べることもできますが、医療の仕事に勤めている人に聞く話は面白いし、ためになりました。
  • 医師は命に関わる仕事なので大変だと思っていたけれど、実際に話をきいて医療に興味を持てたし、医者になって良かったことがたくさんあることが分かりました。医師について調べてみたいです。
  • 研修医という言葉は知っていたけど、詳しくは分からなかったので今日知れてよかったです。医師になるためにはたくさん勉強するんだなと改めて思いました。医療に興味を持ちました。
  • 人と人のつながりはとても大切なんだなと思いました。人のために何かをやるということはとても大切で、感謝してもらえることが自分のモチベーションにもつながることがよいと思いました。

DMAT(ディーマット)とは

写真:柏崎総合医療センターが所有するDMATの車両。救急車に似ていますが、車体横に赤い線と「DMAT」の文字が書かれています。

医師、看護師、業務調整員(医師・看護師以外の医療職や事務職員)で構成され、大規模災害や多傷病者が発生した事故などの現場に、おおむね48時間以内の急性期から活動できる機動性を持った専門的な研修・訓練を受けた災害派遣チームです。

Disaster Medical Assistance Team(災害派遣医療チーム)の頭文字から「DMAT(ディーマット)」と呼ばれています。

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更新日:2023年12月20日