旧鯨波公園用地の一部で土壌汚染を確認しました(令和5(2023)年8月9日報道発表)

市所有の旧鯨波公園用地の土壌汚染範囲把握を目的に土壌調査した結果、敷地内の一部でヒ素および鉛が土壌溶出量基準値および土壌含有量基準値を超えて検出されました。

実施した土壌調査結果の概要および本市の対応状況は次のとおりです。

土壌調査結果の概要

調査地点

旧鯨波公園用地地内(柏崎市大字鯨波地内)

調査位置

旧クレー射撃場敷地 159区画

実施年月日

令和5(2023)年6月30日(金曜日)

基準超過状況

土壌溶出量

  • ヒ素およびその化合物:1リットル当たり0.023~0.028ミリグラム(基準値:1リットル当たり0.01ミリグラム以下)
  • 鉛およびその化合物:1リットル当たり0.011~1.0ミリグラム(基準値:1リットル当たり0.01ミリグラム以下)

土壌含有量

  • 鉛およびその化合物:1キログラム当たり200~9,200ミリグラム(基準値:1キログラム当たり150ミリグラム以下)

敷地外への排水について

水質検査の結果、敷地外への排水が排水基準値に適合していることを確認しました。

調査位置

敷地外への排水路 1カ所

実施年月日

令和5(2023)年7月31日(月曜日)

調査結果

  • ヒ素およびその化合物:検出されず(排水基準値:1リットル当たり0.1ミリグラム以下)
  • 鉛およびその化合物:検出されず(排水基準値:1リットル当たり0.1ミリグラム以下)

調査地の現状と今後の対応について

  • 令和5(2023)年8月9日(水曜日)、調査結果を新潟県長岡地域振興局(環境センター)に報告しました。なお、県から、周辺に水道水源、営業用井戸、飲用井戸および農業用井戸がないことが確認されています。
  • 汚染が確認された範囲は、昨年まで柏崎クレー射撃場として利用され、従前から関係者以外の立ち入りが禁止されている場所です。
  • 土壌汚染による健康被害は、土壌に含まれていた有害物質が人の体内に取り込まれることで生じますが、周辺の土地において地下水の飲用などが確認されていないことと、汚染範囲への立ち入りが関係者以外禁止されていたことから、現状では安全性に問題ありません。
  • 旧鯨波公園用地について、今後も適切な管理を行うとともに、周辺への影響について監視を継続していきます。また、今後、土地の利活用に当たり土壌の掘削やくいを打設するなど土地の形質を変更する場合は、土壌汚染対策法に基づき適切な対策を行い、健康被害が生じる恐れをなくします。

情報発信元

柏崎市財務部財政管理課公共施設マネジメント係(電話番号:0257-21-2246)

更新日:2023年08月10日