第一中学校区地域懇談会を8月1日に開催しました

中央地区の皆さんが、中央地区コミュニティセンターで地域からのテーマや自由懇談など、さまざま意見や要望を市長と語り合いました。

写真:マイクを持って座って説明をする市長
写真:マイクを持って質問をする参加者

日時

令和5(2023)年8月10日(木曜日)午後6時30分~8時5分

場所

中央地区コミュニティセンター

参加者数

32人

市の出席者

市長、総務課(係長、主査)

懇談概要

市長の地域に関する施策の説明(市長)

「新型コロナウイルス感染症に関すること」「えんま市、ぎおん柏崎まつり海の大花火大会に関すること」等について説明しました。

地域からのテーマ

事前に提出されたテーマについて、市長が回答し、その後質疑を行いました。

説明者とは「地域からのテーマ」の趣旨を説明した方です。

二級河川鯖石川河口部の堤防・左岸海岸防潮堤の設置について

説明者:津波対策を考えるときに、海岸防潮堤等に未整備の部分があり、日常的に不安を感じています。現在の海岸防潮堤は、飛砂防備保安林保全のため県により整備されていますが、鯖石川左岸約100メートルの場所が自然海岸のまま未整備です。津波ハザードマップによると、鯖石川河口部では、せり上がりも含めて基準水位が5.3メートルになっています。ぜひ現地を確認いただき、早急に県から整備していただくよう、お願いします。また、昨年12月に危機管理部から県に照会してもらったところ、誰が今の防潮堤を整備したのか不明で、整備の必要性はないということでしたが納得できないため、市民が納得できる説明をしてもらいたいと思います。

市長:新潟県に確認したところ、確かに基準水位を鯖石川河口付近で5.3メートルと想定しており、旧柏崎生コン工場跡地の一部のみが浸水し、ご心配されている北園町・桜木町までは浸水は及ばない想定になっています。しかし、事実として鯖石川左岸開口部は、防潮堤がありません。この防潮堤の事業は昭和29年に始まり、現在の長岡地域振興局農林振興部が担当しています。県からは津波対策は計画していないとの回答でしたが、住民から不安の思いがあることは、再度、県に伝え、現地も確認していただきます。ごみの漂着の問題も含め、新潟県と整備についての協議を重ねてまいります。

(仮称)セントラルガーデンおよび新中央コミセンについて

説明者:以前から説明会は何回かありましたが、その後、工程や計画の内容等が出てこなくなりましたので、できる範囲で結構ですのでお聞かせください。

市長:新中央コミセンは延べ床面積1,350平方メートルの予定で、今のコミセンと比べると350平方メートルほど少なくなります。しかし、展示室やスタジオ、カフェスペース、防災倉庫等も含めて1,150平方メートルを多世代交流センターとして予定しています。メインは2,700平方メートルの屋根付きの多目的広場です。人工芝のコート、陸上走路、子どもたちの遊び場、各種イベントに対応できる電源、給排水施設、スポーツ利用等を含めて、フリーマーケットや展示イベントも開催できるスペースで、夕日のドームの2倍以上の大きさです。事業者選定については、民間事業者から提案いただくプロポーザルで決定する予定です。
旧庁舎の解体工事作業がすでに始まっています。工事期間中の夜間照明に関しては、工事業者と協議しながら、早急な対応をしたいと考えています。

新交通システムについて

説明者:他の都市で同様の交通システムを行っていると思います。他事例での反省点や改善点を活かすことはないのか。また、乗降ポイントの除雪について、どのような運用を考えているのか。「あいくる」の運用により、路線バスの減便等があるのかもしれないが、どのように路線バスと融合させて、利用してもらえるAI新交通システムにしていくのか、お聞きしたいです。

市長:AIというのは人工知能、「あいくる」は愛称であり、AIを使った予約制の乗り合いタクシーです。今年の11月下旬ごろから運用開始予定です。運行範囲は中央地区をはじめ、比角、大洲、鯨波、剣野、枇杷島、半田、高田、田尻、北鯖石、西中通、松波、荒浜の13地区であり、どこまで行っても定額400円~500円で考えています。この地区内で約400カ所の乗降ポイントを設定する予定です。中央地区にはバス停が29カ所ありますが、そこに36カ所を加えて全部で65カ所の乗降ポイントを設定する予定です。運行時間は、朝と夕方は路線バスの運行を優先するので、9時半過ぎから夕方の3時半頃までを予定しています。除雪の問題もあり、先進事例とは違うという不安もあると思いますが、まずは始めてみるというところです。なぜならば、越後交通から運転手の確保ができないため路線バスの運行をやめさせてほしいという申し出があるためです。しかし、高校生など運転免許がない方の通学や通勤のためには、やめてもらっては困ります。昼間は「あいくる」を運行させていただきます。今後、課題も出てくると思いますが、ぜひとも、皆さんに利用していただきたいと思います。

町内会の統合・再編成について

説明者:現在、中央地区には39町内会がありますが、だんだんと世帯数が減り、町内の機能が発揮できません。住民だけでの話し合いでは、町内会の統合や再編成も難しいため、市で何か良い方法を考えていただけないかと思います。

市長:市が町内会の皆さんに対して、合併や統合のお話をすることはできません。ただ、それぞれの町内でいろいろな事情があると思います。その町内で解決できない状況がありましたら、市民活動支援課にご相談ください。それぞれの町内の話を伺いながら相談をお受けしますので、遠慮なくご連絡いただければと思います。

自由懇談

「町内会長の確保」「AI新交通「あいくる」の予約方法」「今後の上水道事業」「脱炭素のまちの実現」について懇談しました。

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更新日:2023年11月02日