瑞穂中学校区地域懇談会を7月22日に開催しました

中通地区と西中通地区の皆さんが、西中通コミュニティセンターで地域からのテーマや自由懇談など、さまざま意見や要望を市長と語り合いました。

ホワイトボードに貼った資料に沿って説明を行う市長
意見交換を行う市民

日時

令和6(2024)年7月22日(月曜日)午後6時30分~8時7分

場所

西中通コミュニティセンター

参加者数

30人

市の出席者

市長、総合企画部長、総務課(課長、課長代理、主査、主事)

懇談概要

  • 市長の地域に関する施策の説明
  • 地域からのテーマ
    • 県道荒浜中田線の歩道に接する倒壊危険のある無人家屋の作業場の解体撤去
    • 国道8号土合交差点信号を時差式にするか矢印通行にする
    • 農村公園(北側奥)の用水路「県用地」の見える化
    • 津波警報発生時の避難場所
    • JR越後線の騒音
    • 高速道路曽地バス停付近にスマートインターの設置について
    • 人口減少対策について
    • 柏崎市新交通「あいくる」のエリアについて
  • 自由懇談

市長の地域に関する施策の説明(市長)

「瑞穂中学校区の市の事業」「津波ハザードマップ」「中学校ごとの高齢化」「柏崎市AI新交通あいくる」「柏崎総合医療センター」等について説明しました。

地域からのテーマ

事前に提出されたテーマについて、市長が回答し、その後質疑を行いました。

説明者とは「地域からのテーマ」の趣旨を説明した方です。

県道荒浜中田線の歩道に接する倒壊危険のある無人家屋の作業場の解体撤去

説明者:県道荒浜中田線の子どもの通学路にある倒壊危険のある家屋ですが、引き続き、監視と改善勧告をお願いします。

市長:令和5(2023)年は2回、所有者に助言・指導の文書を送付し、行政指導を行いました。しかし、一切の対応がなかったことから、所有者に代わり、市で防護ネットと立ち入り禁止の柵を修理しました。その経費は所有者に請求したところです。引き続き監視、改善勧告は重ねて行いたいと考えています。

国道8号土合交差点信号を時差式にするか矢印通行にする

説明者:剱橋から国道8号に向かい、長岡方面に右折ができないため、土合信号に矢印通行などにより右折しやすくしていただきたい。国道8号バイパスが4車線になったときも考慮に入れての継続的なお願いになります。

市長:柏崎警察署に確認したところ「交差点の渋滞は朝の通勤時間帯に集中していることから、県道の荒浜中田線の青信号を午前7時から午前9時までの間、5秒間長くする運用を継続している」との回答がありました。国道8号柏崎バイパスは、現道拡幅により4車線化が実施されます。事業主体の国に確認したところ、「交通量を考慮し上で、信号機などの形態を含め、改めて警察署と協議する」との回答でした。市も状況を確認しながら要望、協議していきます。

農村公園(北側奥)の用水路「県用地」の見える化

説明者:剱農村公園の草刈りを毎月実施しています。公園の先が用水路になっていますが、「やぶ」になっています。用水路周辺の草刈りをお願いします。

市長:剱農村公園の施設管理者の柏崎地域振興局から「令和6(2024)年度に除草範囲は予算によって限定されますが、要望箇所の除草作業を秋口にする予定です」との回答がありましたのでご理解いただきたいと思います。

津波警報発生時の避難場所

説明者:能登半島地震のときに津波警報が発令され、クリーンセンター西側の道を通り、松波方面の高台である、通称「砂山」に多くの人が避難していました。しかし、道路は狭く、駐車場もないため、渋滞となり、身動きが取れなくなっていました。この道路拡張や頂上付近に駐車場を設置するなどの対応を提案します。

市長:橋場や中央地区の方が「砂山」に避難する場合は、開運橋を渡らなければなりません。地震による津波警報が出た場合は、川や海に近づかないことが原則です。この場合は、瑞穂中学校に避難していただきたいと思います。津波による浸水の最大想定は、海岸線および鯖石川沿いで、避難指示対象世帯はありませんので提案の整備は考えていません。

JR越後線の騒音

説明者:JR越後線の西中通駅から下原踏切間の線路に隣接している住民から、数年前から電車の通る音の苦情があります。線路の枕木の腐食などによる破損があるため、JR保線技術センターへ何度か苦情を申し入れています。一部補修されていますが騒音が減りませんので、市からも補修の要請をお願いできないでしょうか。

市長:JR保線技術センターに市から確認したところ、「安全な運行に支障はないものの、念のため、当該箇所を確認し、必要に応じて順次補修を行う」という回答でした。一方、我慢できる限界を超える騒音が発生するようであれば、市もJR保線技術センターに対策を求めますので、しばらく様子を見させていただきたいと思います。

高速道路曽地バス停付近にスマートインターの設置について

説明者:毎年、地域懇談会において中通地区全体の要望としていますが、今年も引き続き重要案件として提案します。昨年7月に原子力防災担当大臣に道路整備に関する要望書を提出し、努力いただいていることは感謝しています。災害発生時の避難を検討するにあたり、冬場の湯沢地区に移動するには雪が多く、国道8号だけではかなり難しくなります。高速道路のインターがあれば、渋滞を避け、スムーズに行動ができることから、検討していただきたいと思います。

市長:6月6日に内閣府大臣官房審議官から「曽地地内へのスマートインターチェンジの整備は、地方負担分なく整備できるよう、経済産業省・資源エネルギー庁で予算を確保したい」との回答がありました。市では、スマートインターチェンジの早期整備に向け、新潟県と国とも協議し、整備に向けた体制作りを進めたいと考えています。

人口減少対策について

説明者:人口が減ることは、非常に危機感を感じています。亡くなる方が高齢者であり、空き家になっていくことが間々ありますが、地域だけで面倒をみることは難しく、私有財産ですので、公的な機関で対応するのも難しいかもしれません。地域を疲弊させないために、空き家の状態を保つなど対策をすることで、利用する方が出てくるかもしれませんので、お聞きしたいと思います。
中通小学校が統合すると承知していますが、統合した場合の校舎、グラウンドなどの利活用について、伺います。

市長:空き家問題は、特定空き家となる前に、市では弁護士を含めた無料相談会や空き家セミナーを開催しています。その他にも空き家バンクへの登録を勧めており、空き家の利活用を行っています。ご不明な場合は、市建築住宅課にご相談やお電話いただきたいと思います。
中通小学校の跡地は、地元で利用希望があれば相談に応じたいと考えています。希望がない場合は、民間企業への売却も含めた公募を考えています。中通小学校の体育館は災害時の避難場所となっているため、閉校までにその機能をどのように確保するかを決定した上で利活用を検討していきたいと思います。
人口減少対策ですが、中通地区の人口は、平成26(2014)年3月末で1,557人でしたが、令和6(2024)年3月末は1,255人となりました。300人ほど減り、人口減少率は19.4%のマイナスです。中通地区の矢田では、地域おこし協力隊が地域活性化に努めていただいています。卒業してからも引き続き住んでいただいていると承知しています。市では、人口減少や地域の活性化に知恵を出し、皆様と相談をしながらさまざまな策を講じていきたいと考えています。

柏崎市新交通「あいくる」のエリアについて

説明者:中通地区の矢田と隣接する北鯖石地区の与三まで「あいくる」のエリアが拡大・伸長していますが、学区や行政区単位の伸長ではなく、隣接町内に順次速やかにエリアを拡大していただきたい。市街地と比べ距離があり「隣の与三までは歩けない」との意見が寄せられていますので検討をお願いします。

市長:中通地区の「あいくる」は、範囲の拡大を含めて検討を進めているところです。中通地区は広く、五十土、成沢、小黒須地域を含めて検討することは難しいところがあります。他の地域と同じ運行ができるかは置いておき、「あいくる」の運行の範囲の拡大を検討し、議会にもなるべく早い段階で相談したいと考えています。

自由懇談

「道路改良工事について」「鯖石川改修記念公園の駐車場と堤防沿いの草刈りについて」「柏崎市の災害における「避難しない避難」について」「新しいごみ処理場建設期間中のリサイクルセンターについて」「踏切からなごみ荘までの道路工事について」「原子力災害時の避難経由所について」「ファックスでの書類送付について」「原子力防災のPAZ圏内のスムーズな避難について」について懇談しました。

この記事に関するお問い合わせ先

総合企画部 総務課 総務係

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電話:0257-21-2330/ファクス:0257-22-5904
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更新日:2024年11月05日