児童クラブのアンケートに関して（市長への手紙、令和5(2023)年9月公開）

手紙と回答の概要

お寄せいただいた内容の概要

使用料値上げ前提の書面ですがいかがでしょうか。現状維持は考えておられないのでしょうか。
市が「サービス」という言葉を使っていますが、市にとって児童クラブはどういう存在ですか。

⇒手紙の全文は以下の「お寄せいただいた内容の全文」をご覧ください。

回答の概要

市が提供する公の施設の使用料は、「使用料・手数料に関する基本方針」に基づき、特定の方が行政サービスの提供を受ける場合、利用する方に一定の費用負担を求めています。児童クラブの使用料もこの考え方に基づき、料金を設定し、利用する皆さまに負担していただいています。

現段階では、使用料の見直しが必要かどうか、使用料の現状維持を含めて検討しているところであり、使用料の増額を決定しているものではありません。

⇒回答の全文は以下の「回答の全文」をご覧ください。

手紙と回答の全文

お寄せいただいた手紙の内容と市からの回答を、個人が特定されないように編集した上で掲載しています。

お寄せいただいた内容の全文

児童クラブの利用者アンケートが来ました。
まず、使用料の件ですが、値上げ前提の書面ですがいかがでしょうか。現状維持は考えておられないのでしょうか。
それと市の方が、「サービス」という言葉を使っていますが、市にとって児童クラブはどういう存在ですか。
子どもも〇年生です。私たちも仕事があります。利用せざるを得ないんです。ちょっと言葉が違うのではないでしょうか。
それと高い税金を払っている恩恵が柏崎市には全く感じられません。考えを聞かせていただきたいです。

回答の全文

お手紙拝見しました。
このたび、児童クラブに関してのご意見をいただきました。

現在、市内には児童クラブを23カ所（25施設）設置しており、高柳地区を除く全ての小学校の児童が利用できるよう運営しております。
市が提供する公の施設の使用料については、市の「使用料・手数料に関する基本方針」に基づき、特定の方が行政サービスの提供を受ける場合、利用する方に一定の費用負担を求めています。児童クラブの使用料もこの考え方に基づき、料金を設定し、利用される皆さまからご負担いただいております。

児童クラブの使用料は、平成26(2014)年度に対象児童を小学校3年生から4年生までに拡充した翌年の平成27(2015)年度に料金改正を実施して以来、現在まで、月額使用料を4,750円（8月は9,500円）に据え置いてまいりました。
しかし、平成27(2015)年度の料金改正後、対象児童を4年生から6年生までに更に拡充、児童の受け入れ強化のため施設数を増加、児童クラブが設置されていなかった小学校に児童クラブを設置するなど、児童クラブに係る経費は年々増加しています。児童クラブを安全・安心に利用できる環境を維持していくための必要な経費は多額であり、国や県の交付金も活用しておりますが、補助限度もあり、市の負担が多くなっているのが現状であります。

市としても経費の削減に努めていますが、児童クラブの運営内容を変更（運営時間を短縮、受け入れ数の制限など）しない限り経費の削減は難しい状況であり、このたびのアンケートで使用料についてお聞きしたところです。
また、サービスという言葉についてのお尋ねをいただきましたが、児童クラブは働いている保護者の方の支援、子どもたちの健全育成を図る場所として必要不可欠な行政サービス（行政が行う役務の提供）の一つであります。利用者の方には物価高騰の影響が未だ続く中、使用料は現状維持または値下げをしてほしいという思いがあることは承知するところでありますが、児童クラブの体制を安定して維持運営していくために、使用料の見直しも必要であると考えております。

現段階では、使用料の見直しが必要かどうか、使用料の現状維持を含めて検討しているところであり、使用料の増額を決定しているものではありません。検討の結果、見直しが必要となった場合、改めて皆さまに周知させていただきますので、何とぞご理解いただきますようお願い申し上げます。

市では、今後も皆さまのご意見等を参考に子育て支援施策に取り組んでまいります。

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