絵画購入について(市長への手紙、令和5(2023)年12月公開)

手紙と回答の概要

お寄せいただいた内容の概要

柏崎の経済が回らなくなっているのに、ふるさと納税寄付金を使い、絵を2年連続で購入すると聞きました。困っている市民、事業所を助けるために再考願います。

 

⇒手紙の全文は以下の「お寄せいただいた内容の全文」をご覧ください。

回答の概要

絵画の購入を考えた経緯は、一つは、長引く新型コロナウイルス感染症禍において、絵画をご覧いただくことで少しでも和らいだ気持ちになっていただきたい思いであります。もう一つは、本市の冬期間は、市民の皆さまの外出の機会も減り、また、市外からの観光客も減少する実態から、「花」の絵画を鑑賞する機会を作り、ひと足早く春を感じて暖かい気持ちになっていただくこと、冬期間の交流人口を増やすことを目的として、令和4(2022)年度から「柏崎ふるさと応縁基金」を活用して、絵画を購入しております。
令和5(2023)年度においても、前年度と同様に絵画購入および企画展「柏崎の花 -Spring Collection2024」の準備を進めておりますが、ひと足早い春を市民の皆さまに感じていただく目的に加え、「柏崎市、新潟県に縁のある若手作家」の作品も購入対象とすることで、芸術活動を後押ししてまいります。

 

⇒回答の全文は以下の「回答の全文」をご覧ください。

手紙と回答の全文

お寄せいただいた手紙の内容と市からの回答を、個人が特定されないように編集した上で掲載しています。

お寄せいただいた内容の全文

年金暮らしをしています。昨今の光熱費や物価の上昇により、生活を切り詰めています。周りの人達も同様です。市内であちこちの店が閉店し、フォンジェの地下スーパーまで撤退します。柏崎の経済が回らなくなっているのに、ふるさと納税寄付金を使い2,000万円の絵を2年連続で購入すると聞きました。

ふるさと納税の寄付金には、市長におまかせ枠があるそうですが、私達庶民には無駄使いにしか思えません。今の柏崎で「2,000万円の絵を買っていただいてありがとう」と思う市民がどれだけいるか。困っている市民、事業所を助けるために再考願います。

回答の全文

お手紙拝見しました。
このたび、絵画購入について、ご意見をいただきました。

私が絵画の購入を考えた経緯としましては、一つは、長引く新型コロナウイルス感染症禍において、絵画をご覧いただくことで少しでも和らいだ気持ちになっていただきたい思いであります。もう一つは、本市の冬期間は、市民の皆さまの外出の機会も減り、また、市外からの観光客も減少する実態から、「花」の絵画を鑑賞する機会を作り、ひと足早く春を感じて暖かい気持ちになっていただくこと、冬期間の交流人口を増やすことを目的として、令和4(2022)年度から「柏崎ふるさと応縁基金」を活用して、絵画を購入しております。
「柏崎ふるさと応縁基金」リーフレットには「花をテーマとした作品の購入」を明示し、ご理解くださった方からのお金を使わせていただいております。ぎおん柏崎まつり海の大花火大会「尺玉100発一斉打上げ」にも使わせていただきました。

購入した絵画は、今年3月に市立図書館を会場に開催しました「花」の絵画などを鑑賞する企画展「柏崎の花 ―Spring Collection2023」において展示し、約千5百名の皆さまからご来場いただいたところでございます。
令和5(2023)年度においても、前年度と同様に絵画購入および企画展「柏崎の花 ―Spring Collection2024」の準備を進めておりますが、ひと足早い春を市民の皆さまに感じていただく目的に加え、「柏崎市、新潟県に縁のある若手作家」の作品も購入対象とすることで、芸術活動を後押ししてまいります。

市が所蔵する美術工芸品は、市民の皆さまの大切な財産であります。購入した作品に限らず、市民の皆さまに広く親しんでいただけるよう展示の機会を増やしてまいります。

柏崎がおかれている状況について、ご心配賜り、誠に恐縮であります。特にフォンジェの問題です。市として、現在、あらん限りの知恵、力を出し、各界から力をお借りしながら対応にあたっておりますので、何とぞご理解くださいますようお願い申し上げます。

この記事に関するお問い合わせ先

総合企画部 総務課 総務係

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電話:0257-21-2330/ファクス:0257-22-5904
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更新日:2023年12月11日