柏崎ふるさと応縁基金の使い道について(市長への手紙、令和6(2024)年3月公開)

手紙と回答の概要

お寄せいただいた内容の概要

柏崎ふるさと応縁基金を絵画購入に充当したことについて、4点意見をさせていただきます。

  1. 絵画に応縁基金を充当したことを広報や市のホームページ以外にも公表してください。
  2. 展示会には、市の人口の2パーセントほどの人しか来場していません。他に有効活用すべきでは、ありませんか。
  3. 絵画に充当した金額があれば市内の古民家、古施設をリノベーションし、近隣市町村にない魅力的な複合施設が作れたのではないですか。
  4. 再考していただき、市の若者や子育て世代から意見を聴取するなどの変革を期待します。

 

⇒手紙の全文は以下の「お寄せいただいた内容の全文」をご覧ください。

回答の概要

  1. 今後もさまざまなツールを活用して情報発信を行ってまいります。
  2. 多くの方からご来場いただくことも大切ですが、花の作品を鑑賞することで、美術への興味、関心を持っていただくとともに、ひと足早い春を感じ、喜んでいただけるよう努めている催しです。令和4(2022)年度から購入している絵画を含め、市が所蔵する美術工芸品は、市民の皆さまの大切な財産です。今後も適切に保管しながら、多くの方にご覧いただけるような工夫をしてまいります。
  3. ふるさと納税をしていただく際に、使い道をあらかじめ示し、希望する使い道を選択していただいています。「市長におまかせ」では、令和4(2022)年度から花をテーマとする絵画を購入し、企画展を開催していますが、今後とも、市外の方も含め、多くの方にお越しいただける魅力ある機会の創出に努めてまいります。
  4. ふるさと応縁基金の使い道は、市議会から審議・議決をいただき、実施していることをご理解ください。今後も、市民の皆さまのご意見等をお聞きしながら、質の高い行政サービスを提供してまいります。

 

⇒回答の全文は以下の「回答の全文」をご覧ください。

手紙と回答の全文

お寄せいただいた手紙の内容と市からの回答を、個人が特定されないように編集した上で掲載しています。

お寄せいただいた内容の全文

柏崎ふるさと応縁基金について、「3つのまちづくりのために活用」の中に「市長におまかせ」という項目があります。そのことについて、2023年(令和5年)2月8日の定例記者会見の質問内容に、ソフィアセンターで展示会のイベントを実施し、応縁基金のうち約2千万円を絵画などに充当した旨の記載がありました。この件については、市の関係部署にも真偽を確認させてもらいました。その前の年は、約1千400万円を絵画に充当したとのことです。このことで、4点意見をさせていただきます。

  1. この絵画へ応縁基金を充当したことは、多くの市民がわからない情報です。広報や市のホームページ以外にもインスタグラムやフェイスブックでも使い道をしっかりと公表してください。
  2. 展示会には、2千人ほどの方が来場されたということですが、市の人口は約7万8千人です。人口に対して、2パーセントほどの人しか来場していません。外出機会の確保が目的でもあるとのことですが、ほとんど意味を成していません。他に有効活用すべきでは、ありませんか。
  3. 2年で約3千400万円を絵画に充当しましたが、その金額があれば市内の古民家、古施設をリノベーションし、近隣市町村にない魅力的な複合施設が作れたのではないですか。(出雲崎、小千谷、十日町には、若者に魅力ある仕事や子育てしやすい環境が整っています)
  4. 「市長におまかせ」が絵画を買うことが前提であれば、今すぐ再考していただき、市の若者や子育て世代から意見を聴取するなどの変革を期待します。

回答の全文

お手紙拝見しました。
このたび、柏崎ふるさと応縁基金の使い道について、ご意見をいただきましたので、お答えいたします。

まず、一点目の事業等の公表については、広報かしわざきと市ホームページを基本に情報発信を行っており、絵画購入についても、市ホームページ等で周知を行ってきました。また、展示会のイベントページにおいても、柏崎ふるさと応縁基金寄附金により、購入した絵画を展示する旨を記載しております。
昨年、当該イベントをエックスとフェイスブックで告知した際は、文字数等の関係により、投稿文中に柏崎ふるさと応縁基金寄附金により購入した絵画を展示する旨は記載していませんでしたが、イベントページへのリンクを付けており、リンク先をご覧いただければ展示内容が分かるようにしていました。インスタグラムは他のSNSに比べて拡散力が低く、投稿にウェブページのリンクを付けることができないため、これまで当該イベントの発信を行っていませんが、20歳代以上の女性のご利用が多いことから、いただいたご意見を参考に、今後もさまざまなツールを活用して情報発信を行ってまいります。

次に、二点目の購入した絵画の展示会の必要性についてです。
「柏崎の花 ―Spring Collection」は、「花の作品を見るなら冬の柏崎で。あきらめがちであった冬場の活気創造につなげたい」との考えのもと、令和3(2021)年度から開催しています。3回目となる今年は、5日間で3千人を超える方々からご来場いただきました。類似のイベントとして、市美術展覧会(市展)がありますが、66回目の本年度は2千75人の皆さまからご来場いただきました。人口に対し2.7パーセントの入場者となります。
多くの方からご来場いただくことも大切ですが、市展は、市民の皆さまの創作活動を後押しすること、市民の皆さまから美術への興味、関心を持っていただくことを目的としており、出品される方、鑑賞される方、双方からとても喜ばれているイベントです。「柏崎の花 ―Spring Collection」も、市展同様に、市内外の多くの方からお越しいただき、花の作品を鑑賞することで、美術への興味、関心を持っていただくとともに、ひと足早い春を感じ、喜んでいただけるよう努めている催しです。
令和4(2022)年度から購入している絵画を含め、市が所蔵する美術工芸品は、市民の皆さまの大切な財産であります。今後も適切に保管しながら、多くの方からご覧いただけるような工夫をしてまいりたいと考えております。

次に、三点目のふるさと応縁基金の使い道についてです。
ふるさと納税をしていただく際に、使い道についてあらかじめお示しし、ご希望する使い道を選択していただいております。その中で若者や子育てへの使い道として、それぞれ「若者と女性のために」「こどもたちのために」の二つのメニューを用意し、目的に沿う事業に活用しております。「市長におまかせ」では、令和4(2022)年度から花をテーマとする絵画を購入し、企画展を開催しておりますが、市内で活動されている生け花団体による作品展示や社会福祉法人ロングラン所属アーティストによるライブペイントなども併せて開催し、ご来場いただく皆さまに広く親しんでいただける企画としております。
今後とも、市外の方も含め、多くの方からお越しいただける魅力ある機会の創出に努めてまいります。

最後に、四点目のふるさと応縁基金の使い道の再考と意見聴取についてです。
ふるさと納税の使い道の一つの「市長におまかせ」では、冒頭でもご説明したとおり、絵画を購入し、冬期間に企画展を行うことを事前にお示しした上で、寄附者から選択していただいております。また、令和5(2023)年度の「市長におまかせ」の使い道は、ぎおん柏崎まつりや綾子舞の保存などもありますが、これらを含めたふるさと応縁基金の使い道については、令和5(2023)年度当初予算として、市議会から審議・議決をいただき、実施しておりますことをご理解ください。
若い皆さまや子育て世帯の皆さまのご意見・ご要望を受け、保育料の無料化、子育て応援券の配布など、県内でも先進的な施策を実施しておりますが、今後も、市民の皆さまのご意見等をお聞きしながら、質の高い行政サービスを提供してまいります。

この記事に関するお問い合わせ先

総合企画部 総務課 総務係

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更新日:2024年03月08日