柏崎市脱炭素エネルギー政策の概要について(3)(市長への手紙、令和6(2024)年5月公開)
手紙と回答の概要
お寄せいただいた内容の概要
貴台の「2月5日第74回広域系統整備委員会 ~中略~ 南新潟、新新潟幹線への連携を前提とする ~中略~ 私はこの事業計画が変電所の建設などによる経済振興に資するよう、引き続き送電線の柏崎揚陸を関係機関に働きかけてまいります」との文言がありますが、ご教示ください。
⇒手紙の全文は以下の「お寄せいただいた内容の全文」をご覧ください。
回答の概要
国に対し「再生可能エネルギーのハブ拠点化に向けた日本海側海底送電線の敷設及び結節の実現について」の要望を実施するとともに、東京電力ホールディングス株式会社ならびに東京電力パワーグリッド株式会社にも送電線の利用についての協力を要請しております。
⇒回答の全文は以下の「回答の全文」をご覧ください。
手紙と回答の全文
お寄せいただいた手紙の内容と市からの回答を、個人が特定されないように編集した上で掲載しています。
お寄せいただいた内容の全文
「市長への手紙」回答ありがとうございました。
「脱炭素エネルギー政策(柏崎市脱炭素エネルギー政策の概要)(PDFファイル:2.8MB)」4ページ、5ページについては疑問残りましたが承知しました。
令和6年の決算書(経営状況報告書)が公表されますと、その詳細が明らかになれば理解できるものと思っています。
先日の質問状送付直後、オクト(整備計画)から回答いただきました。昨年10月同期との話題でも概ねの話は聞いておりましたが、決定ではなかったとの由。
そこで、貴台の「2月5日第74回広域系統整備委員会 ~中略~ 南新潟、新新潟幹線への連携を前提とする ~中略~ 私はこの事業計画が変電所の建設などによる経済振興に資するよう、引き続き送電線の柏崎揚陸を関係機関に働きかけてまいります。」との文言がありますが、
- 系統整備委員会の決定は、貴台の「働きかけ」とはどのようなことか?
- 変電所の建設などによる「経済振興に資する」とは?具体的にお示しください。
- 貴台は従前から洋上風力を(応札もしませんが)KK、500kV(キロボルト)への系統接続~「脱炭素」電力を調達できればと仰っていました。柏崎エネルギー政策3ページの図にもあります。(方向返還ということですか)
以上の3点にまとめてでも構いませんので、ご教示ください。
追:24年度当初予算、柏日、報道レベルを見ましたが、「ぶどう村」新年度には計画されていないようですね。
- 語句説明:KK=柏崎刈羽原子力発電所【市追加】
回答の全文
お手紙拝見しました。
このたび、2月14日付けで回答しました海底直流送電線の件で、2月19日に追加のご質問をいただきました。
最初に、「この事業計画が、変電所の建設などによる経済振興に資するよう、引き続き送電線の柏崎揚陸を関係機関に働きかけてまいります。」についてです。
市は、国に対し「再生可能エネルギーのハブ拠点化に向けた日本海側海底送電線の敷設及び結節の実現について」の要望を実施するとともに、東京電力ホールディングス株式会社ならびに東京電力パワーグリッド株式会社にも送電線の利用についての協力を要請しております。
広域系統整備委員会では、本年3月末までに基本要件(案)を取りまとめ、2024年度に事業実施主体・実施案の募集・評価・決定をすることとしております。柏崎への揚陸が決定したならば、変電所を建設することになり、工事事業者の建設への関わり、完成後のメンテナンスが必要になることから、経済振興に資すると回答いたしました。
最後に、脱炭素電力の調達についてです。北海道や東北地方の大量の洋上風力などの脱炭素電力が海底直流送電線で変電所へ送られてきます。また、柏崎刈羽原子力発電所再稼働後の電力も合わせ、その一部を市内の産業界へ供給したいという構想であります。そのことによって、柏崎の基幹産業である製造業において、RE100、もしくは脱炭素電力によるものづくりがなされ、付加価値の向上につながるものと期待しております。
構想の実現は、簡単ではありませんが、地域の脱炭素電力の普及促進につながるよう努力してまいります。
- 語句説明:RE100=RE100プロジェクト(Renewable Energy 100%)。事業の使用電力を100%再生エネルギーで賄うことを目指す国際的なイニシアチブのひとつ。
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更新日:2024年05月20日