道の駅「風の丘米山」再整備計画について(市長への手紙、令和6(2024)年7月公開)

手紙と回答の概要

お寄せいただいた内容の概要

先日、当該道の駅の再整備計画が白紙になったと発表がありました。
市としては、既存の場所での再整備ありきで検討を進めているのでしょうか。それとも移転も含めて検討を進めているのでしょうか。

既存の考え方にとらわれず「ダイナミックな選択」をお願いしたいと思います。

 

⇒手紙の全文は以下の「お寄せいただいた内容の全文」をご覧ください。

回答の概要

既存の場所、新たな別の場所にしても、地形だけではなく法律等に基づく土地利用の規制など、克服すべき課題があります。一方で市内外の皆さんに訪れていただける魅力的な道の駅に整備する必要もあります。
このように、考慮すべき事項は多岐に渡りますが、さまざまな観点から引き続き、検討してまいります。

 

⇒回答の全文は以下の「回答の全文」をご覧ください。

手紙と回答の全文

お寄せいただいた手紙の内容と市からの回答を、個人が特定されないように編集した上で掲載しています。

お寄せいただいた内容の全文

先日、当該道の駅の再整備計画が白紙になったと発表がありました。
そもそも市としては、既存の場所での再整備ありきで検討を進めているのでしょうか。それとも移転も含めて検討を進めているのでしょうか。

個人的な考えですが、一層のこと当該施設を柏崎バイパス沿いの城東・鏡が沖付近に移転させることも有効な選択肢の一つであると考えています。
道の駅「風の丘米山」再整備基本構想の中で、既存の道の駅や周辺の商業エリアにおける課題と解決案がまとめられているのを拝見いたしました。個人的な感想として、「観光拠点」としての役割には一定の効果が見込めるかと思いますが、「防災拠点」「地域活性化の拠点」としての役割については、その効果に限界があるのではないかと考えています。

そこで、柏崎バイパス沿いの城東・鏡が沖付近への移転を提案します。
一昨年の鯨波・城東区間の開業や今後予定されている柏崎バイパスの全線開業、上方SICの整備計画などから当該地域の交通量は増加することが予想されます。また、地形的な制約が緩いことや市街地からのアクセスの良さといった利点があります。既存施設の利点である「観光拠点」としての機能については、周辺の「ハコ二ハ」との連携や柏崎の名産品等を集結させる(フィッシャーマンズケープの移転も)ことにより、これまで以上に効果が期待できると思います。
また、既存施設の課題である「防災拠点」「地域活性化の拠点」としての役割についても当該地域の利点から、市民の日常的な利用が見込めます。特に「防災拠点」としての機能を強めることは、国への予算獲得の材料になるかと思います。以上により、既存施設を再整備するよりも、移転させた方がより大きな効果が期待できると思います。

最後になりますが、先日、市長がおっしゃられていたように、今が柏崎の今後を左右するラストチャンスです。既存の考え方にとらわれず「ダイナミックな選択」をお願いしたいと思います。ご検討よろしくお願いいたします。

回答の全文

お手紙拝見しました。
このたび、道の駅「風の丘米山」再整備計画について、ご提案をいただきました。

市では、この計画において、既存の場所を前提に再整備の検討を進めてまいりました。ここは、過去数十年にわたって現在まで、市内において最も集客力のある観光地であり、それもあって平成9(1997)年に「風の丘米山」という名称で、道の駅として登録したものであります。現在は駅舎が解体されているなど登録要件を満たしていないことから、休止となっていますが、再整備によって再び道の駅として供用開始を目指しておりました。

しかし、このたび、日本海フィッシャーマンズケープが位置する国道側の一部を道の駅に編入して再整備を行う計画を見直すこととなりました。今後、丘側の再整備の可能性について、道の駅「風の丘米山」の登録返上を含めて検討に着手したところです。

ご提案の国道8号柏崎バイパス沿いの城東・鏡が沖付近への道の駅の移転については、この周辺一帯の農地は市が将来的に農業上の利用を確保すべき土地として指定した農業振興地域に当たります。
そのため、農地以外の目的で利用する場合は、県知事の許可を受けて農業振興地域から除外する必要があります。しかし、農業用水を確保するために国が整備した市野新田ダムから用水の供給を受ける農地であるため、除外は極めて難しい状況であります。
また、地元では今後も農地として保全していくための具体的な動きがあるとも伺っています。以上のことから、ご提案の場所での道の駅の整備は、現時点では難しいと考えています。

既存の場所、新たな別の場所にしても、地形だけではなく法律等に基づく土地利用の規制など、克服すべき課題があります。一方で市内外の皆さまから訪れていただける魅力的な道の駅に整備する必要もあります。
このように、考慮すべき事項は多岐に渡りますが、さまざまな観点から引き続き、検討してまいります。

このたびは、貴重なご提案をいただき、ありがとうございました。

この記事に関するお問い合わせ先

総合企画部 総務課 総務係

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更新日:2024年07月09日