高齢者の移動手段について(市長への手紙、令和4(2022)年11月公開)

手紙と回答の概要

お寄せいただいた内容の概要

母は85歳になります。今回、免許返納を嫌がる母を説得して返納をさせました。
母は、毎週日曜日に出掛けるので、土曜日の昼にタクシー会社に配車の手配をしましたが、配車する車がないとのこと。それでは、バスでと思いましたが土曜日・日曜日のバスは、午前11時と午後3時の2本きり。これではどうやって一人暮らしの車のない高齢者が暮らしていけるのでしょうか。
ご存知かと存じますが日本以外ではUberという自動車の配車システムが認められており、私も日常的に便利に使っています。
もちろん世の中完全、完璧なシステムなどはありませんが、ぜひこのシステムの導入を検討するか、タクシー会社に助成金を出して、呼んだときに車がないという状況にならないようにしていただきたいと存じます。
車のない人が外に出て、行きたい所に行けないというのは、基本的人権を侵すものだと思いますので、ご検討よろしくお願い申し上げます。

 

⇒手紙の全文は以下の「お寄せいただいた内容の全文」をご覧ください。

回答の概要

地方での免許返納後の生活の足の確保は大きな課題となっています。
本市の公共交通においても、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が利用者数の減少に拍車をかけ、また運転士の人員不足や高齢化の問題などで、現在の運行状況を維持することは極めて困難な状況になっています。

そのような状況において、市民の皆さまの生活の足をこれからも確保していくため、本市ではAI配車システムを活用した新たな乗合交通について、令和6(2024)年中の運行開始に向けて準備を進めています。
この新たな乗合交通は、電話やスマートフォンアプリで予約していただいた上、既存のバス停よりもきめ細かく設定する乗降ポイントで乗り降りが可能であるほか、市街地を含む都市計画区域を考えている運行エリア内であれば、乗継なしで目的地に移動することができることから、既存の公共交通における問題点をカバーし、より便利に感じていただけるものと考えます。

この新たな乗合交通と既存の公共交通の連携を図り、ご高齢の方にも便利で安心していただける公共交通の構築を目指してまいります。

 

⇒回答の全文は以下の「回答の全文」をご覧ください。

手紙と回答の全文

お寄せいただいた手紙の内容と市からの回答を、個人が特定されないように編集した上で掲載しています。

お寄せいただいた内容の全文

母は85歳になります。一番の心配が運転をしていることで、今回、免許返納を嫌がる母を家族全員で説得して返納をさせました。

母は、毎週日曜日に出掛けるので、土曜日の昼にタクシー会社に配車の手配をしましたが、配車する車がないとのこと。それでは、バスでと思いましたが土日のバスは、11時と15時の2本きり。これではどうやって一人暮らしの車のない高齢者が暮らしていけるのでしょうか。

ご存知かと存じますが日本以外ではUberという自動車の配車システムが認められており、私も日常的に便利に使っています。
もちろん世の中完全、完璧なシステムなどはありませんが、ぜひこのシステムの導入を検討するか、タクシー会社に助成金を出して、呼んだときに車がないという状況にならないようにしていただきたいと存じます。

さまざまな要望がお手元に届く毎日かと存じますが、車のない人が外に出て、行きたい所に行けないというのは、基本的人権を侵すものだと思いますので、どうぞご検討よろしくお願い申し上げます。

回答の全文

お手紙拝見しました。
このたび、高齢者の移動手段に関してご要望をいただきました。

ご高齢の方の自動車運転事故は、大きな社会問題であることはご承知のとおりでありますが、同時に、地方においては、免許返納後の生活の足の確保についても大きな課題となっております。
本市の公共交通においても、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が利用者数の減少に拍車をかけており、また運転士の人員不足や高齢化の問題などにより、現在の運行状況を維持することは極めて困難な状況になっております。

そのような状況において、市民の皆さまの生活の足をこれからも確保していくため、本市ではAI配車システムを活用した新たな乗合交通について、令和6(2024)年中の運行開始に向けて準備を進めております。
この新たな乗合交通は、電話やスマートフォンアプリで予約していただいた上、既存のバス停よりもきめ細かく設定する乗降ポイントで乗り降りが可能であるほか、市街地を含む都市計画区域を考えている運行エリア内であれば、乗継なしで目的地に移動することができることから、既存の公共交通における問題点をカバーし、より便利に感じていただけるものと考えております。

この新たな乗合交通と既存の公共交通の連携を図り、ご高齢の方にも便利で安心していただける公共交通の構築を目指してまいります。

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更新日:2022年11月07日