内水氾濫の早期検知による迅速な避難行動について(市長への手紙、令和5(2023)年10月公開)

手紙と回答の概要

お寄せいただいた内容の概要

枇杷島地区内には内水氾濫の可能性の大きな箇所が点在しています。
内水氾濫の早期検知と発信については環境がそろってきたと思います。ぜひ、来年度から導入の検討を進めていただきたいと思います。

 

⇒手紙の全文は以下の「お寄せいただいた内容の全文」をご覧ください。

回答の概要

内水氾濫の早期検知等については、河川および排水機場の水位観測所、河川監視カメラや雨量観測所の設置状況を踏まえて、今後、検討してまいります。

 

⇒回答の全文は以下の「回答の全文」をご覧ください。

手紙と回答の全文

お寄せいただいた手紙の内容と市からの回答を、個人が特定されないように編集した上で掲載しています。

お寄せいただいた内容の全文

枇杷島地区内には内水氾濫の可能性の大きな箇所が点在しています。今のところ内水氾濫の検知は当該地区に住まわれている方の目視判断に頼っているため、時間帯によっては検知が遅くなり情報発信も遅れ迅速な避難ができないと思います。

内水氾濫の早期検知とその情報発信を行っている自治体を調べたところ、京都府福知山市は、2021年から地域危険情報として、浸水センサーで感知した情報を福知山市防災アプリで発信するシステムを構築しています。また、国土交通省でも令和4年からワンコイン浸水センサー実証実験を行っており、令和5年度は45自治体・24企業が参加しております。この実証実験は来年度も進めるようです。その他センサーとアプリを展開している企業もあることから、内水氾濫の早期検知と発信については環境がそろってきたと思います。

ぜひ、来年度から内水氾濫の早期検知と発信について、導入の検討を進めていただきたいと思います。

回答の全文

お手紙拝見しました。
このたび、内水氾濫の早期検知と情報発信について、ご要望をいただきました。
ご承知のとおり、内水氾濫とは、大雨等により、地表水の排水が追い付かない場合や河川の増水で排水が阻まれた場合に、堤内地に氾濫が生じることです。

柏崎市では、平成17(2005)年6月28日発生の豪雨により、鵜川支川の横山川周辺に位置する枇杷島地区において、特に大きな浸水被害が発生しました。このことから、内水氾濫の検知および発信に先立ち、その被災や発生を未然に防ぐための対策を行ってきたところです。

被災を防ぐため、平成20(2008)年に当該地域の自主防災組織との連携により、浸水実績に基づいた、危険箇所を周知する浸水防災マップを作成しました。また、災害の発生を未然に防ぐため、内水対策事業として、平成20(2008)年に源太川および横山川のポンプ場を増強し、さらに昨年度は横山川左岸側にポンプ場を新設しました。令和5(2023)年度には枇杷島跨線橋下地盤沈下による浸水への対策を実施し、来年度以降の柳橋町雨水調整池整備をもって、先の豪雨を踏まえた、内水氾濫の防止対策を完了する予定です。

ご要望いただきました、内水氾濫の早期検知等については、河川および排水機場の水位観測所、河川監視カメラならびに雨量観測所の設置状況を踏まえて、今後、検討してまいりたいと思います。なお、防災・原子力課では、新潟地方気象台および新潟県が発表する気象情報や警戒レベルの情報、河川水位および予想される雨量を常時注視しております。

今後も、入手できる情報は最大限に活用し、危険の検知や注意喚起、避難情報等を早期に市民の皆さまに発信してまいります。

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更新日:2023年10月19日