フリースクールへの助成について(市長への手紙、令和7(2025)年1月公開)

手紙と回答の概要

お寄せいただいた内容の概要

柏崎市内でも不登校の小中学生が増えています。そのような中、市内にフリースクールができました。ただ、家賃や教材費、学校連携のための通信費などお金が足りていないのは目に見えています。
スタッフの皆さんは、ほぼボランティアで対応してくださっています。ここにしか通えない子どもたちがいます。存続のために、助成をぜひお願いできないでしょうか。

 

⇒手紙の全文は以下の「お寄せいただいた内容の全文」をご覧ください。

回答の概要

民間のフリースクールへの助成・補助金等は、現在のところ考えておりませんが、教育委員会が不登校児童生徒の学習保障、社会性の育成に向けた新たな公的支援事業を検討しているところです。

 

⇒回答の全文は以下の「回答の全文」をご覧ください。

手紙と回答の全文

お寄せいただいた手紙の内容と市からの回答を、個人が特定されないように編集した上で掲載しています。

お寄せいただいた内容の全文

柏崎市内でも不登校の小中学生が増えています。
私たちの子どもたちも学校という枠に馴染めず、不登校という状態になって長くなりました。友達や担任、部活の人間関係や「学習がわからない」というさまざまなきっかけで不登校になっています。
もちろん、市の適応指導教室である「ふれあいルーム」も見学に行きました。少人数での人間関係づくりはできるかもしれませんが、1時間の自学自習では、学習空白が長い子どもたちの学習の問題は埋まりません。実際、「自習なので何してもいい」と言われ、「だったら行く意味がない」と感じて諦めた子どもさんもいます。

そのような中、この4月から市内にフリースクール「○○○○」ができました。
勉強を教えてもらったり、興味を持てるような日課やイベントを工夫してもらったりして、少しずつですが気持ちが前向きになり、登校日数が増え喜んでいます。
○○○○さんが、他市町村のフリースクールと違うのは、子どもたちが自分の好きなこと、やりたいことをして過ごす「居場所」だけにとどまらず、学校と連携して学校に子どもたちを戻すことを目的にしているところです。
ただ、家賃や教材費、学校連携のための通信費などお金が足りていないのは目に見えています。スタッフの皆さんは、ほぼボランティアで対応してくださっています。ここにしか通えない子どもたちがいます。この場所がなくなってしまうと子どもたちも保護者も大変困るので、存続のために、長岡市や小千谷市、上越市で出ているという助成をぜひお願いできないでしょうか。

将来、家から出られない状態にならないよう、外に出る機会、多様な学びの場所が必要だと考えています。どうぞよろしくお願い申し上げます。

回答の全文

お手紙拝見しました。
このたび、フリースクールへの助成について、ご要望をいただきました。

さて、全国的に増加している不登校児童生徒数につきましては、当市においても例外ではなく、該当児童生徒への社会的自立に向けた支援および学習保障は、喫緊の課題と捉えております。○○様のおっしゃるとおり、令和6(2024)年4月から、○○○○が市内初の民間フリースクールとして開校し、不登校児童生徒の「学びの場」の一つとなっていることも承知しております。

市としましては、不登校児童生徒を対象にした「ふれあいルーム」を子どもの発達支援課において運営し、利用するお子さんの学校復帰と自立を支援しているところであります。

民間のフリースクールへの助成・補助金等に関しましては、現在のところ考えておりませんが、教育委員会では、不登校児童生徒の学習保障、社会性の育成に向けた新たな公的支援事業を検討しているところであります。
何とぞご理解くださいますようお願い申し上げます。

この記事に関するお問い合わせ先

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更新日:2025年01月17日