集団健診のネット予約・電話予約の問題点について（市長への手紙、令和7(2025)年7月公開）

結論は、ネット予約は高齢者にとって難しい。もっと簡単にできないか。電話予約は、電話がつながらない。電話の窓口を増やせないか。
受診率をアップするためにも最初の窓口で受診を諦めることのないように行政として対応すべきではないでしょうか。

⇒手紙の全文は以下の「お寄せいただいた内容の全文」をご覧ください。

市は、令和7(2025)年度から集団健（検）診の特定健診と各種がん検診で、予約制を導入しました。目的は、待ち時間の短縮や同時受診による受診者の利便性を向上させ、若年・中年層など「働く世代」の受診率を向上させるためです。
まず、集団健診を受診しやすい環境にすることが重要であると認識しています。
さまざまな課題もあることから令和8(2026)年度に向け、研究した上で、健（検）診の申し込みから一連の流れを見直し、改善を図ってまいります。

⇒回答の全文は以下の「回答の全文」をご覧ください。

お寄せいただいた手紙の内容と市からの回答を、個人が特定されないように編集した上で掲載しています。

結論は、ネット予約は高齢者にとって難しい。もっと簡単にできないか。電話予約は、電話がつながらない。電話の窓口を増やせないか。誰しも少しでも早く受診し、その結果をもって健康状態を把握し改善したり、生活習慣を気を付けたりして健康を保つことを望みます。

特に柏崎市では高齢化が進み、国よりも約10年以上も速いペースで来ています。受診率をアップするためにも最初の窓口で受診を諦めることのないように行政として対応すべきではないでしょうか。

国の指針に「健康診断の重要性や正しい知識の定着を図る」「受診しやすい環境を整備する」となっています。
効果的な受診推奨として、米国疾患予防管理センターが受診推奨方法について、おのおの有効性を示しているとのこと。また、個別受診勧奨（コール・リコール）を実施しているイギリスでは、高い受診率を保っている。
日本の市町村ではわずか。市の対応を大いに期待しております。

お手紙拝見しました。
このたび、集団健診における予約方法について、ご意見をいただきました。

市は、令和7(2025)年度から集団健（検）診の特定健診および各種がん検診について、予約制を導入しました。目的としては、待ち時間の短縮や同時受診による受診者の利便性の向上により、若年・中年層など「働く世代」の受診率を向上させるためであります。しかし、○○様のおっしゃるとおり、まずは、集団健診が受診しやすい環境にすることが重要であると認識しております。

ご指摘いただいた問題点として、ネット予約がご高齢の方には難しい点や電話予約ではつながらない点であります。

現在、健（検）診のネットを活用した予約については、県内自治体をはじめ全国的に導入されております。また、予約専用電話についは、開始当初から大変込み合い、ご利用の皆さまに多大なるご迷惑をお掛けしております。予約専用電話の回線数を増やすには、設備の拡張が必要になるため、難しい状況であります。そのため、時間をみて掛け直すなどのご対応をお願いしているところであります。このように、さまざまな課題もあることから令和8(2026)年度に向け、研究した上で、健（検）診の申し込みから一連の流れを見直し、改善を図ってまいります。

今までの健（検）診の現状については、受付開始前から熱い日中に長蛇の列で並んでお待ちいただく会場があったり、健（検）診時間内に受診可能人数を大幅に超える会場があったりと、受診される皆さまに多大なるご負担をお掛けしておりました。このような点を踏まえ、令和7(2025)年度から新たに特定健診、肺がん・胃がん検診が同時受診できるセット健診を始め、柏崎総合医療センターでも集団で特定健診が受診できるようにしました。

予約制導入により受診者をあらかじめ把握ができ、従来のコミセン会場に加え、受診者にとってメリットのある健（検）診会場を準備することができました。また、予約制導入に当たって、地域の声もお聞きしながら、ネット予約が難しい方等にあらかじめ市において日時や会場を割り当てております。

○○様のおっしゃるとおり、健（検）診は健康を保つことにつながる大切な機会と捉えておりますので、予約制の導入により、円滑かつ効果的な健（検）診受診会場を整備し、受診率の向上に努めてまいります。
併せて、市民の皆さまに健康診断の重要性や正しい知識の定着を図るため、今後とも周知活動に取り組んでまいります。

○○様におかれましては、何とぞご理解くださいますようお願い申し上げます。