天然ガスコンバインドサイクル発電について(市長への手紙、令和6(2024)年5月公開)

手紙と回答の概要

お寄せいただいた内容の概要

天然ガスコンバインドサイクル発電の存在を公表し、推進していただきたい。

 

⇒手紙の全文は以下の「お寄せいただいた内容の全文」をご覧ください。

回答の概要

国は、エネルギー情勢やエネルギー政策を、全国各地での説明会・意見交換会に加えて、ホームページやSNSなどさまざまな手段を駆使し、分かりやすく発信していくこととしています。このようにエネルギー政策は、国策によって進められるべきであると考えます。

 

⇒回答の全文は以下の「回答の全文」をご覧ください。

手紙と回答の全文

お寄せいただいた手紙の内容と市からの回答を、個人が特定されないように編集した上で掲載しています。

お寄せいただいた内容の全文

原発が危険極まりないことは、誰よりも国と電力会社が一番よく知っています。
「論より証拠」原発は必ず人里離れたへき地に建てられています。決して大都会には建てられません。そして地元に金をばらまく、危険な原発を推進する者たちは「未必の故意」に当たります。「未必の故意」というのは過失とは違います。起こり得る危険性を知りながら、あえて行為し、その結果大事故が起こるべくして起こったということです。

電力会社なら皆知っている。天然ガスコンバインドサイクル発電。今どんどん取り入れています。だけど新聞もテレビもこれを報道しないから国民はこの事実を知りません。
原発利益共同体は、もう原発はいらないと言われるのが怖いからです。だから「天然ガスには供給不安がある」とか「燃料費が高く付く」としきりに宣伝しています。地震はいつ起こるか分かりません。

国連のグテーレス事務総長が「もう地球温暖化」ではない。「地球沸騰化の時代」になったと述べています。原発が停止しても電力不足にはならないし節電協力の広報もない。全ての電力会社が天然ガスコンバインドサイクル発電に切り替えていたからです。

原発は日本を滅ぼし、人間のDNAを破壊し、国土を居住不能にします。

どうか天然ガスコンバインドサイクル発電の存在を公表し、推進していただきたい。

回答の全文

お手紙拝見しました。
このたび、天然ガスコンバインドサイクル発電の公表と推進について、ご要望をいただきました。

国は、2050年カーボンニュートラル実現に向け、安全性を前提とした上で、エネルギーの安定供給を第一とし、経済効率性の向上による低コストでのエネルギー供給を実現し、同時に環境への適合を図るため、最大限の取り組みを行っております。

日本は、エネルギー自給率が10%程度とOECD(経済開発協力機構)諸国38カ国中37位と低く、化石資源をほぼ全て海外に依存しています。
ご紹介いただいた天然ガスコンバインドサイクル発電は、従来のガス発電に比べて発電効率は高いものでありますが、一定のCO2の排出量があります。また、多くの天然ガスは海外からの輸入であります。
このような状況の中で、安定供給に万全を期し、エネルギー安全保障に寄与し脱炭素効果の高い電源である再生可能エネルギーや原子力をはじめ、あらゆる電源を活用していくこととしております。

私はこれまで、原子力発電所はエネルギーセキュリティの観点から、また、地球の温暖化防止に資するという環境面から価値があり、当面の間は原子力発電の価値を認める一方、徐々に確実に減らしていくべきだと申し上げてきました。
各エネルギー源は、それぞれ強みと弱みを持っており、現時点で安定的かつ効率的なエネルギー需給構造を一手に支えられるような単独で完璧なエネルギー源は存在しておりません。そのため、強みが発揮され、弱みが補完されるような組み合わせを持つ、多層的なエネルギー供給構造を実現することが必要であります。

国は、こうしたエネルギー情勢やエネルギー政策について、全国各地での説明会・意見交換会に加えて、ホームページやSNSなどさまざまな手段を駆使し、分かりやすく発信していくこととしています。このようにエネルギー政策は、国策によって進められるべきであると考えております。

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更新日:2024年05月24日