市長定例記者会見(令和6(2024)年6月6日)
市長定例記者会見(令和6(2024)年6月6日)のお知らせ
以下の「定例記者会見」で、概要をご覧いただけます。
報道機関との質疑応答を追加しました。
令和6(2024)年6月定例記者会見 (PDFファイル: 155.0KB)
市長記者会見インターネット録画配信
市長記者会見の録画映像を「YouTube柏崎市公式チャンネル」でご覧いただけます。
令和6(2024)年6月6日(木曜日)柏崎市長定例記者会見(YouTube柏崎市公式チャンネルのサイト)
発表事項
水害対応総合防災訓練を実施―マイナンバーカードを活用した避難者集約システムの試験導入
6月9日(日曜日)午前中に、鯨波、米山、上米山地区を対象に水害対応総合防災訓練を行います。参加者は地域の方々が約400人、自衛隊なども含めた関係機関・団体が約20人、市職員が約50人の合計500人弱です。梅雨前線の影響で西部地区に記録的短時間大雨情報が発表され、降り始めからの総雨量が125ミリ、1時間当たりの最大雨量が85ミリに達した想定で行います。午前8時に災害対策本部を設置後、鯨波、米山、上米山地区に警戒レベル4の避難指示を発令し、自衛隊に住民避難支援を要請します。上米山地区の特別養護老人ホームたんねの里では施設内での垂直避難を行います。その他、地元消防団および自主防災組織との連携による訓練や、ペットの同行避難を初めて受け入れます。
午前9時30分ごろに米山小学校でマイナンバーカードを活用した避難者受付集約システムによる本人確認を試験的に行います。私自身、国や県、市の避難訓練などを経験してきましたが、どの訓練でも避難者の本人確認に時間がかかります。顔認証システムなどを導入したケースもありましたが正確性に欠けますし、認証に失敗した場合はアナログ対応になります。今回のシステムでは、避難者のマイナンバーカードを認証するため、非常にスムーズな本人確認ができます。ただし、個人情報を使った紐付けをどのように行うのか、認証した個人情報をどのように保管するのかなどの課題もあるため、制限がある中での試験的な運用ということをご理解いただきたいと思っています。
(主管:防災・原子力課 電話番号:0257-21-2316)
資料:水害対応総合防災訓練を実施―マイナンバーカードを活用した避難者集約システムの試験導入 (PDFファイル: 100.1KB)
資料:避難者集約システムの概要 (PDFファイル: 85.0KB)
資料:市長・副市長訓練視察ルート (PDFファイル: 271.6KB)
子どもにも筋力を!保育園児が「つながリズム体操」を体験・地域交流します
園児と年配の方が一緒につながリズム体操を行うことにより、園児はコロナ禍で少し衰えてしまった運動能力の回復を、年配の方は生き生きとした楽しい時間を過ごしていただこうと思っています。新型コロナウイルス感染症の影響が約3年半あり、園児たちにとっては運動を制限された年月でした。その中で保育士から「園児の転倒が多くなった」という声がありました。市内保育園・幼稚園で、令和4(2022)年度、令和5(2023)年度ともに「自らの転倒」によるけがの件数が約20件ありました。そのため、つながリズム体操を通し、少し衰えてしまった園児の運動能力を回復させていこうという取り組みになります。コツコツ貯筋体操も延べ人数で年間約10万人の方々から参加していただき、コツコツ貯筋体操センターも1万人以上の方々から利用していただいています。地域でも183会場で行っていただいています。
(主管:介護高齢課 電話番号:0257-43-9125)
資料:子どもにも筋力を!保育園児が「つながリズム体操」を体験・地域交流します (PDFファイル: 163.6KB)
今年は金土日の週末!開催時間も従来通りに!―えんま市を開催
200年以上続く歴史ある高市であり、今年は14日(金曜日)、15日(土曜日)、16日(日曜日)の開催です。昨年は408店舗でしたが、今年は約450店舗の露店が出店する予定です。昨年はコロナ禍明けもあり、過去最多の29万6,702人の方から来場いただきましたが、今年は30万人を突破したいと思っています。今年もスムーズな通行ができるよう道路中央にコーンバーとカラーコーンを設置し、基本的に一方通行とする予定です。JR東日本からも協力いただき、臨時列車を運行します。今年も閻魔堂にはお化け屋敷などが出店しますので、昔ながらの縁日を楽しんでもらいたいと思っています。
(主管:商業観光課 電話番号:0257-21-2334)
資料:今年は金土日の週末!開催時間も従来通りに!―「えんま市」を開催 (PDFファイル: 249.7KB)
資料:R6えんま市実施エリア (PDFファイル: 155.2KB)
広大なフィールドでチャレンジ! カヌーまつりin栃ヶ原ダム
栃ヶ原ダムは、市内にある3つの農業用水用ダムの中で一番大きく、今年は代掻きの水が不足したため、すでに2回放流を行いました。農業用水用ダムの重要性を子どもたちに知ってもらうため、毎年行っているイベントです。栃ヶ原ダムの広い空間と綺麗な森の緑の下でのびのびとカヌー体験を楽しんでいただくことができます。対象は小学校5年生以上で親子参加も可能です。今年は一部のカヌーを新調し、25人まで募集します。私も毎年楽しみにしていますので、皆さんもぜひご参加ください。
(主管:農林水産課 電話番号:0257-21-2300)
資料:広大なフィールドでチャレンジ! カヌーまつりin栃ヶ原ダム (PDFファイル: 153.7KB)
チラシ:カヌーまつりチラシ (PDFファイル: 1017.4KB)
行事予定
高柳町にある国指定名勝庭園の貞観園を今回特別に公開します。地域の名家であった村山家が代々引き継ぎ守ってきた庭園です。通常は建物内から庭を見ていただきますが、特別公開では、実際に庭の中を歩きながらガイドによる解説を聞くことができます。国指定名勝庭園は県内に多くあるものではなく、県内では初めて指定されました。さまざまな庭を紹介するランキングがありますが、県内で1位となっています。苔の庭として有名であり、京都の西芳寺にも負けてはいません。梅雨時の苔の緑はとても美しいです。ぜひ楽しんでいただきたいと思います。
イベント
- 柏崎トレインアトラクション
(主管:文化・生涯学習課 電話番号:0257-20-7500)
- 野外おんがく堂
(主管:文化・生涯学習課 電話番号:0257-20-7500)
チラシ:野外おんがく堂(PDFファイル:721.7KB)
- 第31回 動植物スケッチ・写真展
(主管:博物館 電話番号:0257-22-0567)
- 国指定名勝庭園 貞観園「茶室・庭園特別公開」
(主管:文化・生涯学習課 電話番号:0257-20-7500)
チラシ:貞観園「茶室・庭園特別公開」(PDFファイル:299.1KB)
- 春のノーマイカー&エコドライブウイーク
(主管:文化・生涯学習課 電話番号:0257-20-7500)
チラシ:春のノーマイカー&エコドライブウイーク(PDFファイル:443.5KB)
- えんまライブ
(主管:文化・生涯学習課 電話番号:0257-20-7500)
- アラ料理提供キャンペーン
(主管:農林水産課 電話番号:0257-43-9131)
- アラ料理講演会・試食会
(主管:農林水産課 電話番号:0257-43-9131)
- 歯の健康展
(主管:健康推進課 電話番号:0257-20-4213)
- にいがた女と男フェスティバル2024講演会 柏崎サテライト会場
(主管:人権啓発・男女共同参画室 電話番号:0257-20-7605)
チラシ:にいがた女と男フェスティバル2024講演会(PDFファイル:211KB)
- 絵本・こどもフェスタ2024 人形劇「11ぴきのねこ」
(主管:図書館 電話番号:0257-22-2928)
チラシ:人形劇「11ぴきのねこ」(PDFファイル:440KB)
スポーツ
- 第14回市民ウオーキング大会
(主管:スポーツ振興課 電話番号:0257-20-7010)
チラシ:第14回市民ウオーキング大会(PDFファイル:734.7KB)
- 2024柏崎スポーツレクリエーショングランプリ「モルック大会」
(主管:スポーツ振興課 電話番号:0257-20-7010)
チラシ:2024柏崎スポーツレクリエーショングランプリ「モルック大会」(PDFファイル:2.6MB)
定例記者会見の質疑応答
- マイナンバーカードを活用した避難者集約システムの試験導入に関する質問
- えんま市に関する質問
- 原子力災害時の避難道路に関する質問
- 使用済み核燃料の移動に関する質問
- 使用済み核燃料移動に伴う青森県訪問に関する質問
- 原子力発電所の廃炉計画に関する質問
- 原発再稼働の同意時期に関する質問
- 次期市長選挙への出馬表明に関する質問
- ブルボン柏崎KZに関する質問
マイナンバーカードを活用した避難者集約システムの試験導入に関する質問
記者:避難者の本人確認にマイナンバーカードを使用することは、総務省の了解を得ているのか。また、市長は以前から、原子力災害が起こった際の避難にもマイナンバーカードを活用すべきと話していた。今回の試験で一定の成果があった場合、実用化に向けて国や県にも働きかけていくのか。
市長:総務省には連絡しています。ただし、使用に関してはさまざまな条件が出されたため、制限がある中での運用となります。災害が起こった場合、数千~数万人の方々が避難することとなり、本人確認は一番重要な部分です。国の制度であるマイナンバーカードの情報は正確であり、市外の方が市を訪れた際に偶然災害が起こった場合でもスムーズに確認を行うことができます。顔認証システムなどは正確性に欠けるため、以前から災害時にマイナンバーカードを活用するべきだと申し上げてきました。
記者:マイナンバーカードを取得していない人や、紛失のリスクを考え日常的に携行する人は少ないと思うが、どのように考えているのか。
市長:国がスマートフォンにマイナンバーカードの機能を入れることを検討しているようですので、若い年代の方はそちらを使われると思います。今後、マイナンバーカードは健康保険証になっていくため、年配の方には現在の健康保険証と同様にマイナンバーカードを携行するよう呼びかけることが必要だと思いますし、忘れてしまう方や取得していない方もいらっしゃると思いますので、アナログ対応も行う必要があると思っています。
記者:昨年の原子力防災訓練では、二次元コードを活用した本人確認を行っていたが、今回の訓練では昨年使用したシステムを使用するのか。また、新しく製作している場合、製作者は誰か。
市長:株式会社カシックスが今回のために新しく製作したシステムを使用します。
記者:マイナンバーカードを活用した本人確認を市内全域で行う場合、マイナンバーカードの取得率が課題になると思うが、現時点での取得率を伺いたい。
元気発信課長:今年4月末現在の交付率で82.31パーセントです。
えんま市に関する質問
記者: 5年ぶりに開催時間がコロナ禍前と同じ午前10時~午後10時となったが、市長の感想と、えんま市にかける思いを伺いたい。
市長:昨年は終了時間を午後9時までとしていましたが「終了時間が早い」という声があったため、今年は午後10時までとしました。今年は14日(金曜日)、15日(土曜日)、16日(日曜日)ですので、ゆっくりとお楽しみいただきたいと思っています。私は完全復活を願っていましたので、喜んでいます。
原子力災害発生時の避難道路に関する質問
記者: 本日午後、内閣府の森下審議官から市長に要望に対する回答があると伺っている。先ほど内閣府の伊藤大臣は花角知事に曽地と上方のスマートインターと柏崎バイパスは経済産業省の予算で対応、米山サービスエリア侵入路と小村峠のトンネルは内閣府の予算で対応すると回答した。この対応について、現段階の受け止めを伺いたい。
市長:内閣府や、経済産業省、原子力規制庁財務省、財務省などに対し、約4年間要望をさせていただいた事柄ですので、私どもの要望に理解を示していただいたことに感謝しています。
記者:避難道路の関する要望が満額回答に近いものになると思う。原子力発電所再稼働に同意する上で大きなパーツが埋まると思うが、どう考えているのか。
市長:その通りです。国への要望については心より感謝するという内容になると思います。加えて、5年前に東京電力に対する要望を7つ提出しており、改めて回答いただくというプロセスを6~7月に作りたいと思っています。使用済み核燃料の移動を7月から機能させると伺っていますが、万が一機能しなければ再稼働まで6、7号機の貯蔵率を8割以下にする見込みが付かなくなりますので、そのことも含め確認したいと思います。また、6月中に青森県むつ市に伺い、使用済み核燃料を受け入れる側の話も伺いたいと思っています。
使用済み核燃料の移動に関する質問
記者:6、7号機の貯蔵率を8割以下にする際、号機間移動が今の東京電力の考え方だと思う。基本的にはこの考え方でよいのか。
市長:はい。 6、7号機内の使用済み核燃料は柏崎刈羽原子力発電所内のサイト内で号機間移動します。号機間移動される側の使用済み核燃料を青森県むつ市に移動させるということです。
使用済み核燃料移動に伴う青森県訪問に関する質問
記者:青森県に伺い、受け入れる側の考えを含め話を聞きたいということだったが、現時点で誰と話をするなど調整しているところがあるのか。
市長:使用済み核燃料の問題について、私と宮下前むつ市長(現青森県知事)は数年前から話をしてきました。宮下前市長は現在青森県知事でいらっしゃいますが、今後も宮下知事と話をさせていただく予定ですし、知事からも「お越しいただきたい」と返事をいただいています。また、山本現むつ市長とも意見交換したいと考えています。
原子力発電所の廃炉計画に関する質問
記者:先ほどの東京電力に対する要望の中で「6、7号機再稼働後5年以内に、1~5号機のうち1基以上廃炉を想定したステップ踏む」という回答があったと思うが、再生可能エネルギーのような安定的な電源を確保できるめどがついた場合、廃炉計画を前倒しするなど、東京電力に求めていく考えはあるのか。
市長:令和元(2019)年8月26日に東京電力から文書をいただいています。「平成29(2017)年6月に櫻井柏崎市長より、柏崎刈羽原子力発電所6、7号機の再稼働を認める条件として、1~5号機にかかる廃炉計画を2年以内に示すようご要請をいただきました」というところから東京電力が出した文書が続いています。当初、私は2年以内と申し上げましたが東京電力の回答は「6、7号機が再稼働した後5年以内に1~5号機のうち1基以上について、廃炉も想定したステップを踏んでまいります」と書かれています。それに対し、令和元(2019)年11月19日に「集中立地リスクの軽減を図るため1~7号機まですべて再稼働することは認めない、1基以上の廃炉計画をより一層明確化すること」といった7項目を提出しています。このことから、本来は4~5年前の段階で物事が決まっていたはずです。東京電力の不始末による3年間があったことで副次的に県の3つの検証が進まなかったことや、本来、柏崎市長と東京電力社長が文書を交わして約束してきたことが、一方的に東京電力の不始末により履行時期が延びてしまったということは改めて伝えたいと思っています。5年以内という回答でしたが、無駄になった3年間が東京電力の責任であれば、当初から申し上げていたように2年以内に廃炉計画を出してもらいたいという考え方を伝えるか否かなど、今考えているところです。
記者:その場合、起点は7号機再稼働なのか、6、7号機再稼働なのか。また、6、7号機が再稼働し、2年以内に1~5号機いずれかの廃炉計画を求めることもあり得るということか。
市長:基本的には6、7号機が再稼働してからということになります。しかし、本来であれば6,7号機は稼働しているはずです。令和元(2019)年8月26日にいただいた文書も一方的な東京電力の都合で正確なものではなくなってきていますので、しっかりとしたものを求めていきたいと思っています。また、廃炉計画についても求めていく可能性もあります。2年以内を1年以内とするかもしれませんし、1基以上を2基以上とするかもしれません。
原発再稼働の同意時期に関する質問
記者:住民に対する懇談会や、道路要望の回答の聞き取り、今後東京電力の要望項目などを確認し、原子力発電所再稼働に同意する上での判断材料が揃ってきていると思う。市長が、最終的な原子力発電所再稼働に同意する判断は現段階ではいつになる予定か。
市長:近日中にさまざまな要望の回答が揃いますので、7月には考え方を整理できると思っています。今までの流れで申し上げると県知事、市長、刈羽村長での三者会談が行われる予定です。私共のスケジュール感はお伝えしましたが、三者間会談がいつ、どのように行われるのかは分かりません。市単独で原子力発電所再稼働を認めます、という宣言をするつもりはないため、判断時期は未定です。
次期市長選挙への出馬表明に関する質問
記者:現段階で市長選挙への出馬表明時期はいつになる予定か。
市長:市長選挙への意欲や表明時期に関しては、原子力発電所再稼働が重要な要素の1つということは変わりません。国からの回答は本日午後に聞かせていただけると思いますし、東京電力との話も6~7月で一定程度まとまると思っています。市政全体の中でさまざまな課題がありますが、原子力発電所再稼働の問題は全体の3分の1程度だと思っています。残り3分の2は、教育の問題や高齢化、人口減少、鉄道の問題などさまざまです。そのような問題に対して今後市政を担う資格があるかということは私自身考えるところです。しかし、原子力発電所再稼働に関して、6~7月で東京電力との話がまとまり、県の方向性も見えてきた場合、夏頃に表明できるかもしれません。条件付き再稼働容認派で2回当選させていただいていますが、一番の不安要因である原子力発電所再稼働問題の方向性が見通せないことが、未だ表明できない理由です。
ブルボン柏崎KZに関する質問
記者:まちづくりの観点でブルボン柏崎KZの存在はどのような影響を与えていると考えているのか。また、水球のまち推進室を設けているが、ブルボン柏崎KZと今後どのように連携していくのか。
市長:市では昭和39(1964)年から水球との関わりが始まったと承知しており、60年以上の歴史があります。直近10~20年の中で株式会社ブルボンという大きなスポンサーを得て、オリンピック選手を輩出できるような練習環境などを整えてきました。選手、コーチの宿泊に関するもの、飲食に関するものなどの経済面や、外国の選手から市内の子どもたちと交流していただくという国際交流、教育面にも大きく寄与していただいていると思います。東京オリンピックがありましたので、市としてもかなり力を入れてきました。しかし、私がいつまで市長でいられるか分かりませんし、他スポーツも全国レベルで活躍する選手が多くいらっしゃる中で、公平に扱わなければならない部分もあります。引き続き応援していきたいと思いますが、現段階で水球のまち推進室を永遠に残すということは明言できません。
定例記者会見の概要と質疑応答(印刷用)
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更新日:2024年06月07日