市長定例記者会見(令和7(2025)年2月5日)
令和7(2025)年2月5日に開催した市長定例記者会見の概要についてお知らせします。
令和7(2025)年2月定例記者会見レジュメ (PDFファイル: 99.4KB)
令和7(2025)年2月5日(水曜日)柏崎市長定例記者会見(YouTube柏崎市公式チャンネルのサイト)
発表内容
市長発表事項
荒浜小学校新校舎が竣工
荒浜小学校新校舎が、1月17日(金曜日)に竣工しました。児童数180人、教職員25人、隣接する児童クラブの利用定員は69人で、事業費は約18億円です。校舎は県産杉材を多く使った明るく温かみのある学習空間で、太陽光などの再生可能エネルギーを利活用した、環境に優しい設計になっています。また、柏崎あい・あーるエナジー株式会社と連携して屋上には出力約65キロワットの太陽光発電設備を設置し、太陽光発電を安定的に利用するため容量約45キロワットアワーの蓄電池も配備しています。全国に太陽光発電で作られた電気を使用している小・中学校は多くありますが、太陽光発電設備を有する学校は少ないと思っています。今後は、竣工記念式典を2月22日(土曜日)午前9時30分~10時15分、内覧会を午後1時~3時30分に予定しています。全体の整備スケジュールですが、令和7(2025)年度に旧校舎解体工事、令和8(2026)年度にグラウンド整備工事を行い、全ての工事が終了します。
(主管:教育総務課・子育て支援課 電話番号:0257-21-2368・0257-47-7075)
資料:荒浜小学校新校舎が竣工 (PDFファイル: 438.1KB)
柏崎市AI新交通「あいくる」の運行区域を拡大します―運行車両も2台増台
柏崎市AI新交通「あいくる」の運行区域を拡大し、運行車両を2台増台します。以前から「あいくるの運行区域を拡大してもらいたい」という要望が、市民の皆さまや議会の方々から寄せられていました。4月1日(火曜日)から上条地区と中通地区の曽地新田、花田、飯塚、曽地、吉井、矢田の6町内会で、あいくるの運行を開始します。乗降ポイントは、上条地区が19カ所、中通地区が25カ所の合計44カ所です。詳細は3月発行予定の「あいくるガイドブック(改定版)」と市ホームページに掲載します。増台する車両のラッピングデザインは、社会福祉法人ロングランの堀井銀次さんと西須奈津子さんの作品を使用しています。あいくるの運行日は祝日と年末年始を除く月~金曜日、運行時間は午前9時から午後3時30分までです。運賃は大人400円、小・中学生200円、乳幼児は無料です。支払い方法は現金、専用回数券、コード決済です。乗降ポイントは、今回追加となる44カ所を加え、合計436カ所です。今回の追加で、あいくるの市内人口カバー率は84.5パーセントになります。順次、他の地域での運行拡大も検討しています。
(主管:企画政策課 電話番号:0257-21-2321)
資料:柏崎市AI新交通「あいくる」の運行区域を拡大します―運行車両も2台増台 (PDFファイル: 150.6KB)
令和7(2025)年2月および3月検針分の水道料金の基本料金を全額減免します
国の物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金を活用し、令和7(2025)年2月および3月検針分の水道料金の基本料金を全額減免します。一般家庭1カ月の水道使用量を約14立方メートル、13ミリ口径での使用と仮定すると、基本料金1,045円、従量料金1,544円、合計で2,589円の水道料金がかかります。この基本料金を減免します。2カ月行うため、合計2,090円減免となります。対象件数は約40,300件、減免予定総額は2カ月で約9,200万円です。
(主管:経営企画課 電話番号:0257-22-4111)
資料:令和7(2025)年2月および3月検針分の水道料金の基本料金を全額減免します (PDFファイル: 104.4KB)
物価高騰などに対し総合的に支援します
国の補助金を活用し、市民や事業者を対象に支援を行います。事業費は、市民向けの支援が7事業で4億5,801万2千円、事業者向けの支援が8事業で2億450万4千円です。財源は、国庫支出金が5億9,854万7千円、市の一般財源が1億4,846万9千円です。市民向け支援の概要ですが、住民税均等割非課税世帯約8,500世帯を対象として、1世帯当たり3万円の給付を行います。また、定額減税補足給付金不足額給付事業・事務費に1億3,495万6千円、省エネ型エアコン普及促進事業補助金に3,140万円を計上しています。給食支援については私立保育園と認定こども園と小規模保育事業所を支援します。学校給食費も、材料費が非常に高騰しているため、児童・生徒4,982人、1,081万8千円を支援します。事業者向けの支援では、福祉・介護関連事業所と医療機関、保育施設に支援を行います。事業者全般には、LED照明と空調設備を省エネ設備に入れ替える場合に支援をするもので3,010万円を計上しています。市民・事業者向けには、水道基本料金の減免を行います。
(主管:財政管理課 電話番号:0257-21-2364)
資料:物価高騰などに対し総合的に支援します (PDFファイル: 93.7KB)
市民・市内中小事業者向けに省エネルギー設備の導入を支援
国の補助金を活用し、市民向けの支援として、省エネ対応のエアコンを購入した場合、購入費の補助を行います。また、市内中小事業者向けの支援として、LED照明への入れ替え工事を行う場合、補助率は3分の2で、製造業は上限200万円、製造業以外は上限100万円を補助します。空調設備の入れ替え工事を行う場合、補助率は2分の1で、製造業は上限100万円、製造業以外は上限50万円を補助します。環境に配慮した脱炭素社会を目指すという市の施策に沿った事業です。
(主管:環境課・ものづくり振興課 電話番号:0257-21-2312・0257-21-2326)
資料:市民・市内中小事業者向けに省エネルギー設備の導入を支援 (PDFファイル: 97.1KB)
チラシ:省エネエアコン普及促進事業補助金 (PDFファイル: 459.1KB)
チラシ:LED・空調等省エネ設備導入促進支援補助金 (PDFファイル: 172.0KB)
市ホームページをリニューアル!―スマートフォンでもより使いやすく
市ホームページは、パソコンよりもスマートフォンから見る方が増えているため、より分かりやすく、高齢者の方々でも操作しやすいようにしました。リニューアル内容として、検索窓を従来よりも大きくしています。画面下にメニューバーを常時表示し、イベントや場面別、組織別で検索できるようにしました。また、放送された防災行政無線の内容をトップ画面からいつでも確認できるようにしました。同様にPC版もデザインを見直し、2月3日(月曜日)から運用を開始しています。
(主管:元気発信課 電話番号:0257-21-2311)
資料:市ホームページをリニューアル!―スマートフォンでもより使いやすく (PDFファイル: 192.4KB)
行事予定
2月22日(土曜日)、23日(日曜日・祝日)に第35回高柳雪まつりを行います。また、3月2日(日曜日)に、市民バスケットボール大会を開催します。
- 教育委員会表彰式
(主管:教育総務課 電話番号:0257-21-2360)
- 高柳雪まつり「YOU・悠・遊」
(主管:高柳町事務所 電話番号:0257-41-2233)
チラシ:高柳雪まつり「YOU・悠・遊」(PDFファイル:2.9MB)
- 市民バスケットボール大会
(主管:スポーツ振興課 電話番号:0257-20-7010)
チラシ:市民バスケットボール大会(PDFファイル:2.1MB)
- きのこの四季を見る・食う会
(主管:博物館 電話番号:0257-22-0567)
定例記者会見の質疑応答
- 水道基本料金の全額減免に関する質問
- 原子力発電所事故時に関する質問
- IAEA事務局長の視察に関する質問
- 柏崎刈羽原子力発電所に関する質問
- 地域医療連携推進協議会と花角知事の面会に関する質問
- 下水道の調査に関する質問
水道基本料金の全額減免に関する質問
記者:今まで、物価高騰対策は主に住民税非課税世帯などを対象に行っていたが、今回、全世帯を対象にすることの目的と過去に同様の事例があったのか伺いたい。
市長:今まで、住民税非課税世帯への支援を中心に行ってきましたが、それ以外の市民の皆さんも等しくエネルギー価格や物価高騰に困っているという実態もあります。市民の皆さんのほとんどが恩恵を得ることができるものを考え、99パーセント以上の市民の皆さんが使用している、水道に関係する支援を行うことにしました。また、今回の基本料金2カ月減免という支援は初めて行います。
記者:今回の減免は、所得制限や住民税非課税世帯のみ対象とすることが技術的に難しいため全世帯を対象にしたということか。
市長:国からいただいた交付金を、等しく市民の皆さまに使っていただくためには、基本料金を減免することが一番公平感あると思っています。従量制の部分や所得などを考慮して減免しようとすると計算も難しくなるため、シンプルなシステムで市民の皆さまを公平に支援するということです。
記者:今回の支援については、1月の随時議会で補正予算案が可決されているのか。
市長:全て可決されています。一般財源として1億4,846万9千円、国庫支出金として5億9,854万7千円を予算計上しています。
記者:水道料金の減免にかかる事業費について、資料3と資料4で金額に違いがあるが、この違いはなにか。
上下水道局:資料3に記載した事業費は、税込みの金額です。水道局では収入を税込みで記載します。資料4は一般会計からの繰入金であり、税抜きで記載するため金額に差が生じています。
原子力発電所事故時に関する質問
記者:1月29日(水曜日)に県庁で避難路整備に関する国と県との協議の枠組みの2回目の会合があった。優先的に工事に入る箇所として法面の改良や橋道路の拡幅などについて計画が示され、県はこれに基づいて補正予算など組むとのことだった。今回提示された避難路の整備は、令和5(2023)年12月に長岡市の磯田市長や新潟市の中原市長などが国に求めたことが発端になっていると承知している。今回示された工事計画は、市および刈羽村の方々の避難を円滑化するという目的が強いように思うが、市長はどのように受け止めているか。
市長:私も確認しましたが、想定以上に県と国が真剣に原子力発電所立地点の不安解消に取り組んでもらっていると思います。原子力防災に資する事業としてお考えいただき、このような方向性を出していただいたと理解しています。
記者:荒浜地区にある国道の路肩を広げるという計画もあり、実現のハードルは高いと思うが、市としても国や県と連携しながら実現に向けて取り組んでいくという考えか。
市長:県は、国からの交付金などを財源に設計などに約6億円を予算計上すると承知しています。最終的にどのくらいの時間と金額がかかるのか分かりませんが、国の責任で、明確に原子力防災に資する道路整備を行うという姿勢を示されたことはありがたいことだと考えています。
記者:県が、市内4カ所に屋内シェルターを整備するための補正予算を見込む方針を示しているが、市内のどこが整備候補に挙がっているのか。
柴野副市長:予算議決前ですが、西山町いきいき館、荒浜コミセン、中通コミセン、高浜コミセンの施設拡充の4カ所を予定しています。市としては、以前からPAZ圏内を中心とした避難施設の陽圧化について計画的に国と協議しています。
IAEA事務局長の視察に関する質問
記者:外務省からIAEAの事務局長が今月中旬に柏崎刈羽原子力発電所を視察すると発表があった。国際的な専門機関のトップが訪れて評価を受けることについて、どのように受け止めているか。
市長:どのような経過でグロッシ事務局長が柏崎刈羽原子力発電所にお越しいただくのかは承知していませんが、私自身も昨年9月にIAEAを訪問した際に、事務局長と会話をしました。また、私が議員を務めていた30年以上前から、IAEAにぜひ見てもらいたいと話していました。世界のスタンダードで柏崎刈羽原子力発電所の安全性を確認してもらう機会が得られるということは、非常に望ましいことだと考えています。
記者:今回の視察によって再稼働に対する期待感などはあるのか。
市長:私は今までも昨年3月の市議会における再稼働を求める請願の可決と東京電力株式会社の小早川社長との面談以降、要請があれば再稼働を受け入れる態勢にあると申し上げています。県も順次プロセスを踏んでいると思いますし、県内の経済団体の長からは新潟県議会において議論をしっかりやってもらいたいという要請も出ています。市内でも2月12日(水曜日)には県議会の自民党県議団の有志メンバーが意見交換すると承知しています。さまざまな場所で、柏崎刈羽原子力発電所再稼働問題を真剣に考えていただいていることの表れだと思っています。
柏崎刈羽原子力発電所に関する質問
記者:柏崎刈羽原子力発電所の衛星電話の故障がこの数カ月の間に複数回確認されている。重大設備の故障が続くと追加検査の実施があり得るが、どのように考えているか。
市長:率直にお答えすると、電話の整備ぐらいしっかりできないのかと思いました。複数回故障が確認されている事態は恥ずかしいことだと思いますので、追加検査の有無に関わらず、機械のメンテナンスなどの基本的なことはしっかりやってもらいたいと思います。
地域医療連携推進協議会と花角知事の面会に関する質問
記者:昨日、地域医療連携推進協議会と知事との面会の日程が発表された。厚生連病院の赤字が続く中、市長は知事に対し支援を求めてきたが、改めて期待する点などを伺いたい。
市長:知事から今回の支援の在り方や規模感を改めてお聞かせいただく予定ですが、私共は6年間、厚生連病院を支援してくださいと申し上げています。県の仕事は県立病院を守ることではなく、県民の命と健康を等しく守ることだと思っています。県内医療を支える2つの大黒柱として県立病院群と厚生連病院群があり、厚生連病院群は県民の命と健康を守る大きな柱となっています。新型コロナウイルス感染症が流行していた間は、国からの大きな補助金がありましたが、昨年の春、厚生連病院は債務超過になり、同様に県立病院群は、内部留保が枯渇する可能性が出てきました。似たような問題が2つの大きな柱に発生している中で知事から支援のスキームをお話いただけるとのことで、ホッとしています。しかし、このままいくと同様の事態が繰り返されることになります。県立病院と厚生連病院がそれぞれ経営改革しながら、地域医療を守っていけるスキームを作る必要があります。それができるまでは、少なくとも3カ年の支援を継続していただきたいと思っています。
記者:今後の再編に関する要望などを以前から求めてきたと思うが、3カ年の支援になるのかなど、改めて要望するということか。
市長:6市でまとめた文面を知事にお渡しします。先ほど申し上げたことは私の考えですので、文面がどうなるかは調整中です。少なくとも県には、支援は今回限りではないですよね、ということを念押しする趣旨の文面になると思っています。
下水道の調査に関する質問
記者:埼玉県八潮市の陥没事故が継続して報道されているが、市として何か対応する予定はあるのか。
上下水道局:昨日、県からできるだけの点検を行うよう指示がありました。埼玉県の事故は硫化水素によって管が腐食したという事例のため、市内の公共下水道のヒューム管の口径1,100と1,500ミリのうち、設置してから40年程度経過しているものは、昨日目視で路面の異常がないかを確認しました。今後、事業者に依頼し、マンホール内の点検を臨時で行う予定です。
定例記者会見の概要と質疑応答(印刷用)
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更新日:2025年02月06日