熱中症にご注意ください!

例年、6月から10月にかけて、熱中症が原因で救急搬送される方が多くなります。

「熱中症」は、高温多湿な環境に長くいることで、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温の調節がうまくできなくなったりして、体内に熱がこもった状態です。体温の上昇やめまい、けいれん、頭痛などのさまざま症状が現れます。

熱中症の正しい知識を身につけ、熱中症を防ぎましょう。

熱中症予防のために大切なこと

熱中症は、屋外だけでなく屋内で何もしていないときでも発症します。特に高齢者や小さいお子さんは、熱中症になりやすいので注意が必要です。

また、暑さに慣れるまでは熱中症になりやすいので特に注意しましょう。

暑さを避ける

室内では

エアコン
  • シーズン前にエアコンの点検や試運転を行う
  • 扇風機やエアコンで温度を調節
  • 遮光カーテン、すだれ、打ち水を利用
  • 室温をこまめに確認
  • WBGT値も参考に

(注釈1) WBGT値とは、気温や湿度、輻射(放射)熱から算出される暑さ指数です。運動や作業の度合いに応じて基準が定められています。

(注釈2)エアコン故障時などは、衣類を緩める、皮膚を濡らしうちわや扇風機で扇ぐ、氷やアイスパックで冷やすことも対策になります。

屋外では

  • 日傘や帽子を着用
  • 日陰の利用、こまめな休憩
  • 暑い時間帯は、日中の外出をできるだけ控える

からだの蓄熱をさけるために

  • 通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服を着用する
  • 保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、からだを冷やす

こまめに水分を補給する

木陰で水分補給をする男性のイラスト

室内でも、屋外でも、のどの渇きを感じなくても、こまめに水分・塩分、スポーツドリンクなどを補給する。

熱中症の手当て ーこんな症状があったら熱中症を疑いましょう!

熱中症の症状には、めまいや立ちくらみ、筋肉痛、筋肉の硬直(こむら返り)、手足のしびれ、頭痛、吐き気、集中力の低下、呼びかけへの反応がおかしいなどがあります。

熱中症は、放置すれば死に直結します。

周りの方にできる手当て

  • 涼しい所で休ませ、服を緩め、楽にする
  • ぬれタオルをあて、強くあおぐ。首、脇、足のつけ根などを冷やす
  • 水分を自分で飲める場合は、冷たい水を持たせて自分で飲んでもらう。びっしょり汗をかいていたら、冷たいスポーツ飲料や食塩水(水1リットルに塩1~2グラムの濃さ)も有効

「呼びかけや刺激に対する反応がおかしい」時は、誤って水分が気道に流れ込む可能性があるため、口から水分をとらせるのは禁物です。医療機関へ搬送しましょう。

熱中症は刻々と症状が変わります

症状が軽い場合でも、30分から1時間は付き添って、様子を見守りましょう。

症状が改善しない、飲み物を自分で飲めない、受け答えがいつもと違うなどの症状があれば、救急車を呼び、状況を医師に伝えましょう。

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この記事に関するお問い合わせ先

福祉保健部 健康推進課 地域保健係

〒945-0061
新潟県柏崎市栄町18番26号 元気館2階
電話:0257-20-4214/ファクス:0257-22-1077
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更新日:2024年07月01日