看護のスペシャリスト 認定看護師をご存じですか?

「認定看護師ってどういう資格?」「何をやっているの?」

市内の病院で働く、認定看護師の資格をお持ちの皆さんにお話を伺いました。

認定看護師とは

日本看護協会や日本精神科看護協会の認定看護師認定審査に合格し、ある特定の看護分野で熟練した看護技術と知識を用いて、質の高い看護を実践できると認められた看護師です。

看護師として5年以上の実践経験を持ち、日本看護協会が定める600時間以上の認定看護師教育を修め、認定審査に合格することで取得できる資格です。合格後は認定看護師としての活動と自己研鑽の実績を積み、5年ごとに資格を更新しています。

認定看護師は、分野ごとの専門性を発揮しながら「実践・指導・相談」の3つの役割を担っています。

独立行政法人国立病院機構 新潟病院

皮膚・排泄ケア認定看護師

写真:皮膚・排泄ケア認定看護師の徳長さん(女性)。髪を後ろで1つに束ねています

徳長 和美(とくなが かずみ)さん

皮膚・排泄ケアとは?

創傷(傷)・オストミー(人工肛門など)・失禁関連の分野で熟練した看護技術を提供しています。

医師や看護師などから皮膚トラブルなどの相談を受け、ケア方法や指導を行う役割を担います。

皮膚・排泄ケア認定看護師を目指したきっかけは?

以前勤務していた病院では消化器外科病棟で勤務し、人工肛門の造設術を受ける多くの患者さんと関わりました。手術の前後、そして退院後も含め継続的な看護の中で、もっと専門的な知識や技術を習得し実践したいと考え、皮膚・排泄ケア認定看護師を目指しました。

心がけていることは?

当院の患者さんは難病を抱え、体の拘縮(寝たきりや長い間体を動かさないでいたために、関節の動きが悪くなる状態)が起こってしまう方が多いです。そのため皮膚のトラブルも多く、一般的な予防策では対応が難しい場合があります。患者さん一人一人に合わせた対応を多職種と連携して行っています。当院併設の訪問看護ステーションゆきさくらのスタッフとも情報を共有し、退院後の生活もサポートしています。

看護職を目指している方、地域の方へのメッセージ

当院では特定行為研修を行っています。認定看護師以外のスタッフの知識量も増え、働きやすくなったと感じています。スキルアップができる環境も整っていますし、スタッフ同士の連携もスムーズです。地域に貢献できるような環境をこれからも整えていきたいと思います。

摂食・嚥下障害看護認定看護師

写真:摂食・嚥下障害認定看護師の金子さん(男性)。襟元と左腕にピンク色のラインの入った作業衣を着ています

金子 諒(かねこ りょう)さん

摂食・嚥下障害看護とは?

飲み込みの機能が落ちている方が対象です。高齢のため嚥下機能が下がっている方、脳梗塞など脳血管疾患で嚥下障害が出てしまう方、生まれつき先天性の障害がある方などケースはさまざまです。その人に合ったケアを行うため、多職種と連携しながらケアを組み立てています。

おいしく食べることは生きる活力になりますし、がんばったご褒美にもなりますので、食べる楽しみを守るサポートしています。

摂食・嚥下障害看護認定看護師を目指したきっかけは?

院内で活躍する認定看護師の働きぶりをみて憧れを持ちました。アドバイスのみならず、多職種と連携しながら効率的な方法で継続しやすい環境を整える姿がかっこいいと思いました。自分の看護に強みを持つことで、患者さんにより良い看護を提供できるよう認定看護師を目指しました。

よかったことは?

知識や技術、摂食嚥下分野に関する強みが持てたことで、自分の武器として多職種と連携しながら積極的に動けるようになり、働くことが楽しくなりました。また、意欲的にスタッフに発言してもらえるような環境づくりができる立場になれたのがよかったと思います。

心がけていることは?

食べる訓練や口腔ケア、食事の環境を患者さんに合わせて整えたり、その人に合ったケア方法を考えたりしています。食べる訓練は例えると筋トレのようなものです。何度も訓練して少しずつ機能を上げて取り戻していきます。おいしく楽しく訓練できることが理想ですので、食べる楽しみを感じてもらえるよう心がけています。

緩和ケア認定看護師

写真:緩和ケア認定看護師の小俣さん(女性)。髪は短くショートカットにしています。

小俣 若子(こまた わかこ)さん

緩和ケアとは?

緩和ケアと聞くとどうしても最後のときと思われがちですが、そうではありません。病気と診断された日から緩和ケアが始まります。その誤解を解きつつ、穏やかな気持ちが少しでも長く続けばいいなと考えています。

院内外で地域の皆さんに向けての普及活動や、いろいろな痛みや辛さを抱えているその気持ちに関わり、寄り添う活動をしています。

緩和ケア認定看護師を目指したきっかけは?

国立がん研究センター中央病院(東京都)での勤務経験が私のがん看護の原点です。がん看護にずっと携わりたい、自分の中で力を発揮できる分野だと思っています。新潟に来て、同じくがん看護をできる環境になり、恩師から「新潟で緩和ケアの認定看護師の資格が取れるから受けてみない?」と声をかけてもらったことがきっかけです。

よかったことは?

人の心理や痛みの辛さなどを専門的に学び、自分に自信がつきました。病棟スタッフから相談を受けたときに患者さんの真の辛さはここにあるのではとアドバイスをすることができるようにもなりました。長年温めていた緩和ケア認定看護師の夢を叶えることができてよかったと思います。

心がけていることは?

一番の問題点は何か、早急に解決しなければならないことは何か、もう少し時間をかけた方がよいのかと、自分だけで考えるのではなく、周りの人に相談しながらその人が何を思っているのか、問題としているのかを判断し、丁寧に対応することを大切にしています。

緩和ケアと聞くと「もう最後なんだ、いよいよなんだね」と言われることもあります。その誤解を解いて、あなたにとって今一番大切なこと、これからどう生きていきたいかという気持ちを支えたいと思っています。どんなときでも、どんな人でも今を大切にできるように伝えています。

看護職を目指している方、地域の方へのメッセージ

誰に相談したらよいのだろう?どこに相談したらよいのだろう?とお困りのときは、これだけの認定看護師がいますので、まずはお問い合わせいただければと思います。

看護職を目指している方は自分はできない、だめだとあきらめないでほしいです。さまざまな分野がありますし、学んでみたいと思ったときがその人のスタート地点だと思います。私たちに気軽に聞いてもらってもいいですし、夢に向かって頑張ってみてほしいです。

認知症看護認定看護師

認知症看護とは?

写真:認知症看護認定看護師の鈴木さん(男性)

鈴木 大地(すずき だいち)さん

鈴木:入院している認知症の患者さんを主に対象としていますが、しっかりと治療を受けるためにはどうしたらよいのか、どのような関り方や環境整備を行うべきかスタッフ同士で連携しながら看護を提供しています。

山之内:認知症かもしれないといった不安な気持ちを抱えている方もたくさんいると思います。そういった方も対象ですし、ご家族にいるという場合にも相談に乗れます。

須田:認知症が進行し、ご家族の方から対応困難でどのようにしたらよいかという相談も最近少しずつ多くなってきています。認知症は物忘れ、理解力低下などの症状がありますが、私たちはその人らしさというものを大切にしています。患者さんが自分らしく安心して治療に専念できるよう、症状だけを見るのではなく患者さんの内面を見るように心がけています。

認知症看護認定看護師を目指したきっかけは?

写真:認知症看護認定看護師の山之内さん(女性)

山之内 茉莉菜(やまのうち まりな)さん

山之内:認知症の患者さんのケアを学ぶ研修会に参加したことがきっかけです。認知症の患者さんも私たち同様感情があって行動していることを学び、他の看護師さんにもこの気づきを知ってもらいたいと、認知症のことを調べ始めました。恩師である当時の看護師長にも背中を押していただきました。

鈴木:勤務する病棟では高齢の方が多いというのが現状です。2025年には3人に1人が高齢者、そのうち5人に1人が認知症と言われている中、認知症の患者さんと上手に関わりながら治療を進めていくために、具体的な知識や技術、言葉にするためにはどうしたらよいか学びを深めたいと思ったのがきっかけです。

須田:祖父が認知症でした。家族として上手く関われず、自分がもっと認知症のことを知っていれば祖父はもっと自分らしく生活できたのでは?と心の中でずっともやもやしていました。認知症の患者さんの不安な気持ちに寄り添って、穏やかな入院生活が送れるような関わり方を身に付けたいと思い目指しました。

よかったことは?

写真:認知症看護認定看護師の須田さん(女性)。眼鏡をかけています

須田 友里恵(すだ ゆりえ)さん

須田:認知症ケアはすぐに結果が出ることはないですが、関わりを続けて患者さんの笑顔を引き出せたときはよかったと思います。アドバイスしたことを実行してくれるスタッフも増えてうれしく思います。

鈴木:認定看護師を目指す同じ志を持った仲間に出会えたことです。研修が終わったあとも情報共有しながら知識を積み重ねていける環境ができました。感覚的にやっていた部分をきちんと言語化して指導できたり、自分の知識を発信できたりするようになりました。

山之内:周りのスタッフから相談してもらえるようになり、実際にやってみようと協力してもらえるようになりました。患者さんからあなたでよかったと言ってもらえることが一番うれしいです。

心がけていることは?

山之内:どんな人なのか、入院前はどのような生活を送っていたのか、嗜好品や生活習慣などを知った上で認知機能を見るように心がけています。認知症だとできない部分が目立ってしまいがちですが、逆にできる部分はどこだろうと探して、生かせるように関わろうと意識しています。

鈴木:ネガティブな印象を受けてしまうことがありますが、その印象をどのように変えられるか、その人らしさを引き出せるように意識しています。入院前はどのように過ごしていたのか、何が好きでどういう仕事をしていたのか、コミュニケーションを交えながら、「認知症の人」ではなく「猫好きの人」といった人間性を広げ、プラスアルファで捉えていただければ関わり方も変わってくると思います。

須田:認知症ケアの基本として、その人らしさを見つけることがベースにあります。どのような人なのか話をきいてすぐに判断するのではなく、関わり続けて判断します。入院という環境の変化は患者さんにとってとても辛いことですので、ここにいていいのだと安心して生活してもらえるように意識しています。

感染管理認定看護師

感染管理とは?

写真:感染管理認定看護師の桑原さん(女性)

桑原 小織(くわばら さおり)さん

桑原(小):患者さんや職員を含め、病院にいる全ての人を医療関連感染から守ることを目的に活動しています。主に、職員に対する指導・教育を行いますが、患者さんが不安にならないように専門的な難しい言葉をわかりやすく丁寧に説明し、理解していただくことも大切な仕事です。

感染管理認定看護師を目指したきっかけは?

写真:感染管理認定看護師の桑原さん(男性)。眼鏡をかけています

桑原 直裕(くわはら なおひろ)さん

桑原(直):慢性期の病棟で長く働いていて、慢性期病棟で働き続けるのも1つの手段でしたが、スキルアップをしたいという気持ちがありました。声をかけてくれた当時の上司が以前働いていた病院で感染管理を担当していて、これも何かの縁だと思い、目指しました。

高橋:コロナ渦で地域の皆さんも外来・入院患者さんも、非常に不安な気持ちを抱えていました。菌は目に見えないため怖いイメージがありますが、きちんと感染対策を行えば怖いものではないということをどのように伝えればよいか、職員に教育していけばよいか考えていたところに、教育のスキルや感染症の知識を身に付けてみてはどうかと声をかけてもらったことがきっかけです。

桑原(小):コロナウイルス感染症が流行する直前に「感染管理認定看護師になってみない?」と声がかかったことがきっかけです。副看護師長になったばかりのときで、専門的な知識や技術をさらに磨きたいと思っていた時期でもありました。感染対策の需要が増え、これからさらに注目が集まるというときでしたので、やってみようと思いました。

 

よかったことは?

写真:感染管理認定看護師の高橋さん(女性)

高橋 由香(たかはし ゆか)さん

高橋:院内はもちろん、地域の出前講座などを通じ、地域の方の生の声を聞けるところが刺激的でした。今まさに困っているという相談が寄せられるため、感染対策を正確に伝えることで、困っている相手が納得し、ありがとうと言われるとやりがいを感じます。

桑原(小):これだけ需要が高まり必要とされている分野は貴重ですので、感染管理の認定看護師になれてよかったと感じています。私はもともと人と関わることが好きでした。感染管理の分野は相談されることが多く、関わりが増えます。知識のある認定看護師同士で話し合うことで知識が吸収できて学びになります。

桑原(直):自分の自信になるものを身に付けたいと考えていました。資格を取って働くようになり、働きながら覚えていくこともたくさんありましたが、1つ1つが今の自分の看護に結びついていると思うと自信を育むことができたと思います。感染管理をやっていると、多職種のスタッフとコミュニケーションをとる機会があるため、人脈が広がりました。現在の病棟の仕事にも人脈を生かすことができていると感じます。

心がけていることは?

桑原(小):人と関わることが好きですが、コミュニケーションをとることはとても難しいです。すぐに伝わらなかったり、自分が真に伝えたいこととは異なる認識をされてしまうケースも多々あります。それでも丁寧に時間をかけて理解いただけるまで伝えることが大切だと思っています。

桑原(直):認定看護師に相談はしたいけれど、声をかけてもよいのか不安な気持ちを持っていたという声を聞いたことがありました。できるだけこちらから声をかけて相談しやすい雰囲気を作るようにしています。そしていろいろな情報をもらったり、新しい気づきにつなげられるように心がけています。

高橋:相手と同じ目線で考えるように心がけています。当院では自分から訴えることができない患者さんもいて、この患者さんは何を考えているのかな?感じているのかな?とその時々で考え動くようにしています。スタッフに対しても、きちんと対話をして同じ目線に立って一緒に考えるように心がけています。

看護職を目指している方にメッセージ

桑原(小):看護は大変なイメージがあるかもしれません。悩みを周りの人に相談しながら、コミュニケーションをとって協力することで人と人との輪が広がり、難しいことも大変なことも、やりがいや達成感につなげることができます。みんなで達成感を共有できたらうれしいです。

桑原(直):コミュニケーションをとるのが苦手だから向かないのではないかという話をよく聞きます。実際にやってみないとわからないものです。看護師は人を相手にする職業ですので、相手の気持ちや自分だったらどうするか、いろいろな場面で考えるきっかけが生まれ、人の心を知る、自分を見直すという点で、常に成長する機会を与えてくれる仕事だと感じています。

高橋:柏崎は自然も豊かで癒されるまちですし、環境が整っています。併設している看護学校は物品もそろっていて、いい環境の中で実習ができます。新潟病院とも連携し、スタッフの実習受け入れ体制が整っています。ぜひ柏崎で看護師を目指してほしいと思います。

新潟県厚生農業協同組合連合会 柏崎総合医療センター

認知症看護認定看護師

写真:認知症看護認定看護師の島田さん(女性)。眼鏡をかけています

島田 美樹(しまだ みき)さん

認知症看護とは?

患者さん本人だけでなく、そのご家族や取り巻く環境を整える役割を担っています。患者さんの状態、家族の思いに寄り添い、社会的な資源を専門的に提供しています。

認知症看護認定看護師を目指したけっかけは?

「認知症って興味ある?」と当時の病棟の師長から声をかけていただいたのがきっかけです。もともと心理学を勉強していて、メンタル面のケアにも興味がありました。不安な気持ちを抱えている認知症の患者さんは多くいます。今までの知識が生かせるのではないかと思ったのと、本格的に勉強して専門的な知識をケアに生かしたいと考えました。

心がけていることは?

勉強してきた知識を押し付けるのではなく「私たちができる看護は何か」を周りのスタッフと話し合いながら、チームとしてできることを1つずつ積み重ねていきたいと思っています。それが患者さんへのより良いケアにつながると思います。

よかったことは?

具体的な提案ができるようになり、周りのスタッフも認知症看護に対して積極的になってくれました。周りの意識が変わったり、それによってもっとこんなことをしようと思うようになりました。

地域の方へのメッセージ

認知症はまさか自分が、まさか家族がと、なかなか医療機関につながりにくいです。当院には物忘れ外来はありませんが、認知症看護認定看護師がいますので、いつでも気軽に相談してもらいたいです。

糖尿病看護認定看護師

写真:糖尿病看護認定看護師の小林さん(女性)

糖尿病看護とは?

糖尿病は慢性の疾患ですが、患者さんが日常生活の中で、糖尿病に対する治療を継続していくことが大切な病気です。治療の主体は患者さんですが、ご家族や看護師の支えも必要です。私たちは病気を抱えている患者さんを支えられるよう、日々関わらせていただいています。

糖尿病看護認定看護師を目指したきっかけは?

内科の病棟にいたときに糖尿病の患者さんに出会うきっかけがありました。2000年に日本糖尿病療養指導士認定機構が発足され、資格を取得しました。さらに詳しい知識で患者さんに接することができるよう自分の知識を高めようと思い認定看護師の資格を取得しました。

よかったことは?

患者さんの病態への理解が変わったと感じます。患者さんとの関りの中で、患者さんの状況を考えながらこういうふうに関わろうと自分の中の意識がとても変わりました。

心がけていることは?

基本的な部分として、職務を全うできるよう自分の健康状態や精神状態の管理だったり、周りの状況を把握しながら行動するよう心がけています。患者さんと向き合う仕事ですので、患者さんの思いや状況を常に把握できるように意識しています。

看護職を目指している方、地域の方へのメッセージ

看護師はいろいろな科を経験することができます。さまざまな分野がありますが、1つ1つ専門性を深めることもできるので多くの方に仲間に加わってほしいと思います。また、当院には糖尿病の方の患者会があり、通院されている方、ご家族の方も参加いただけます。患者さん同士のつながりであったり、情報交換ができますのでぜひ参加してみてください。

柏崎総合医療センターでは、皮膚排泄ケア認定看護師の中村文枝(なかむらふみえ)さん、感染管理認定看護師の徳原伸子(とくはらのぶこ)さん、救急看護認定看護師の春川一樹(はるかわかずき)さんも院内外で活躍しています。

医療法人立川メディカルセンター 柏崎厚生病院

精神科認定看護師

写真:精神科認定看護師の千原さん(男性)

千原 大地(ちはら だいち)さん

看護師を目指したきっかけは?

⺟が看護職だった影響があると思います。「⼤変なことがある分、やりがいがある」とアドバイスもありましたし、手に職を持ちたいという気持ちもありました。

人と関わることが昔から得意だった?

人見知りでした。人と関わるのが苦手だから看護師は向いてないということはありません。精神科は特にそういった部分が成長できる科だと思っています。

精神科認定看護師とは?

精神科領域で高い専門性と倫理観を持ちながら、患者さんに寄り添い看護を実践しています。いくつもの課題を抱える方へのケアや多様化するニーズに応えるために、チームや多職種の連携・切れ目のない支援を大切にしています。

精神科認定看護師を目指したきっかけは?

経験を重ね、指導をする中で自分の看護に対し自問自答することが増えました。専門性を高めたいと思い病院の支援を受け認定看護師を目指しました。

よかったことは?

認定看護師の資格取得にあたり、全国の仲間とつながりができたことです。意見交換や情報共有などで刺激を受けています。また、今までの経験に知識や根拠が加わり、患者さんの理解が深まることで、周りのスタッフに自分の思いや考えを伝えやすくなりました。これからも研鑽を重ね、地域のメンタルヘルスの維持に役立てるように取り組んでいきたいと考えています。

看護職を目指している方へのメッセージ

精神科は数字やデータで表せない部分もあり難しいという印象があるかもしれません。そこが魅力でもあります。患者さんと関わることで、自分自身の変化、成長を感じることができる科です。ぜひ看護師を目指している方は精神科を経験することもおすすめです。柏崎厚生病院で一緒に働けることを楽しみにしています。

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この記事に関するお問い合わせ先

福祉保健部 国保医療課 地域医療係

〒945-8511
新潟県柏崎市日石町2番1号 市役所 本館1階
電話:0257-43-9141/ファクス:0257-24-7714
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更新日:2024年06月03日