令和8(2026)年度のアトム情報

このページは「広報かしわざき」に掲載した記事をもとに作成しています。

被ばくによる健康への影響(2026年6月号)

私たちが放射線を受けることを被ばくと言い、放射線被ばくの量が多いと身体への影響が現れます。

人体への影響の現れ方には「確定的影響」と「確率的影響」があります。

被ばくした場合に人体への影響・症状などを示したもの。この後、確定的影響と確率的影響のそれぞれの説明が続きます

確定的影響

短時間に一定以上の線量を受けた場合に現れる影響です。影響が発生する最低線量(しきい値)が存在し、これを超えて線量を受けると影響が現れ始めます。

確定的影響でのしきい線量と影響の現れる確率を表した線グラフ。一定程度の放射線を浴びたときに影響が出てくる率が上がります

人体への影響

  • 急性障害
    • 急性放射線症候群(骨髄障害、胃腸管障害、中枢神経障害)
    • 皮膚紅斑・脱毛・不妊 など
  • 胎児発生障害(精神遅滞 など)
  • 晩発障害:数カ月~数年以上経過後に症状が出るもの(白内障・緑内障)

確率的影響

しきい値はなく、被ばく線量が多いほど発生する確率が高まると考えられています。

確率的影響でのしきい線量と影響の現れる確率を表した線グラフ。放射線を浴びた量と影響の出てくる率は比例しています

人体への影響

  • 晩発障害:数カ月~数年以上経過後に症状が出るもの(白血病・がん)
  • 遺伝的障害

被ばくと低減方法(2026年5月号)

被ばくとは

放射線を受けることを被ばくといいます。

体の外から放射線を受けることを「外部被ばく」、呼吸や飲食などで体の中に取り込まれた放射性物質から放射線を受けることを「内部被ばく」といいます。

外部被ばくと内部被ばくのイメージ図。人の形をしたイラストに体外・体内の放射性物質、矢印で示された放射線がかかれています

外部被ばくの低減方法

外部被ばくを減らすためには以下のことが重要です。

  • 放射性物質から距離をとる
  • 建物に入り放射線を遮る
  • 放射線を受ける時間を短くする

外部被ばくを低減する3つの方法を表した図。放射性物質からの距離・放射線の遮蔽・放射線を受ける時間を短くするように示しています。

内部被ばくの低減方法

内部被ばくを減らすためには、マスクや濡れタオルなどで口と鼻を覆う、放射性物質に汚染された物を口に入れないなど、体内に取り込む放射性物質を減らすことが重要です。

内部被ばくを防ぐ方法について表した図です。マスクや濡れタオルで口や鼻を覆い放射性物質を体の中に入れないことが大切です。

放射線の基礎知識(2026年4月号)

放射線・放射能とは

  • 放射線:放射性物質などから放出される高いエネルギ―を持った粒子や電磁波のこと。放射線を五感で感じることはできません。
  • 放射能:放射線を放出する能力のこと。放射能を持つ物質のことを放射性物質といいます。

放射線・放射能の単位

  • ベクレル(Bq):放射能の強さを表します。
  • グレイ(Gy):放射線が物質や人体にどれだけ吸収されたか表します。
  • シーベルト(Sv):放射線が人体に与えた影響の大きさを表す単位。がんや遺伝性の影響の度合いを表します。

放射線の種類と性質

主な放射線は、アルファ(α)線、ベータ(β)線、ガンマ(γ)線、エックス(X)線、中性子線などがあります。どれも物質を通り抜ける力(透過力)があります。透過力は種類によって違いますが、適切な材料や厚さを選ぶことで遮ることができます。

放射線の透過力(透き通る力の違い)を表した図。紙、薄い金属板、鉛や鉄などの厚い板、水・コンクリートの順に並び、透過力の弱いアルファ線は紙で遮られます。透過力の強い中性子線は金属板などを透過し、水やコンクリートでようやく遮ることができます。

この記事に関するお問い合わせ先

危機管理部 防災・原子力課 原子力安全係

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更新日:2026年06月05日