セーリングの富澤慎選手(柏崎市出身)がパリ2024オリンピック出場決定―驚異の5大会連続出場!

令和6(2024)年4月26日(金曜日)、セーリングの富澤慎(とみざわ まこと)選手が男子iQFOiL(アイキューフォイル)級の日本代表として、パリ2024オリンピックに出場することが日本セーリング連盟から発表されました。

フランス・イエールで行われたオリンピック最終予選「ラストチャンスレガッタ(国枠選考大会)」の男子iQFOiL級で富澤選手が優勝し、日本の国別出場権を獲得。日本選手の総合成績トップである富澤選手が代表に内定しました。

富澤選手は男子RS:X級に北京大会(2008年)、ロンドン大会(2012年)、リオデジャネイロ大会(2016年)、東京大会(2021年)と4大会連続で出場。

パリ大会からRS:X級が廃止となるため、新種目のiQFOiL級に挑戦し、試行錯誤しながらも見事オリンピック5大会連続出場をつかみ取りました。

富澤選手は大会を終え、「今回のレースは格上選手との戦いだったので、作戦を立てる余裕もなく、とにかくベストを尽くすだけというつもりでやりました。今回は家族にも無理なんじゃないかと言われていたので、『パパ獲ったぞ!』と報告したいと思います。今回優勝することができて、頑張れば意外と良いところまで行けるのではないかということが見えてきたので、本番に向けてもがけるところまでもがいてみようと思います。」とコメントされています。

おめでとうございます!

写真:富澤選手の顔写真

iQFOiL(アイキューフォイル)級とは

セーリングで使われる艇種で、パリオリンピックの新種目です。

これまで富澤選手が出場していたRS:X級では、ダガーボード(横流れを防ぐために船底に付ける翼)が付いていましたが、iQフォイル級ではハイドロフォイル(水中翼)がボードの底に取り付けられています。

ハイドロフォイル(水中翼)のパワーでボードが水面に浮きあがるのが特徴です。

iQフォイル級はRS:X級よりもスピードが速いことも特徴で、スピード性が増したことによって、よりレース中の瞬時の判断力が問われます。

富澤慎選手のプロフィール

  • 昭和59(1984)年生まれ、柏崎市出身。
  • 小学2年生からセーリングを始める。松波保育園、荒浜小学校、第一中学校、柏崎工業高等学校を卒業後、関東学院大学へ進学。現在はトヨタ自動車東日本株式会社所属。
  • これまで数々の世界大会に出場し、活躍。オリンピックは、北京大会(10位)、ロンドン大会(28位)、リオデジャネイロ大会(15位)、東京大会(16位)に出場。

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更新日:2024年04月26日