柏崎市名所案内「ねまり地蔵(じぞう)」
北国街道の往来を見守ったお地蔵さま
ねまり地蔵とは、延命地蔵菩薩のことで、古くは北国街道の道の真ん中に立ち、人々の信仰を集めてきました。火除け地蔵の別名もあります。
石質は、立地蔵と同じ安山岩質角礫岩(かくれきがん)で、市内東の輪海岸の岩礁に見られるものです。この巨岩に、肉厚84センチメートル、像高184センチメートルの豪快な半跏倚像(はんかいぞう)が彫り出されています。
長さ210センチメートルの太い錫杖(しゃくじょう)を斜めに肩にし、宝珠をのせた大きな手を左膝に、左足は趺座を組んだ右足の上から前に垂下しています。太い足指もくっきりと彫り出され、自然石を生かしており、舟型光背の曲線も古様で、江戸期以前のものと考えられています。
光背正面に「光寺」という刻名が読み取れますが、寺号であると考えられています。明治11年(1878年)9月、明治天皇の北陸御巡幸の際に近くの桜屋(元柏崎週報社)の庭に移され、明治33年(1900年)現在地に遷座されました。

ねまり地蔵

ねまり地蔵案内看板
柏崎市指定文化財:民俗文化財・有形民俗
名称
市指定文化財(民俗文化財・有形民俗)
名称
ねまり地蔵
指定年月日
昭和48(1973)年8月1日
場所
柏崎市西本町3丁目2-8
指定年月日
1973年8月1日指定
場所
柏崎市西本町3丁目2-8
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更新日:2020年10月21日