01_柏崎の水の秘密

このページは、広報かしわざき2023年12月号の特集記事を基に作成しました。

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広報かしわざき特集記事「知らなかった 柏崎の 水のあれこれ」のイメージバナー。水のしずくや川を泳ぐ魚たちのイラストがあります
写真:片手を軽く上げて笑顔を見せる辰尾颯太くん

当たり前のように蛇口から出る安全でおいしい水。

その水はどこから来るの?
柏崎の水はどうしておいしいの?

「水のふるさと」谷根地区に住む辰尾颯太(たつお そうた)くんと一緒に、柏崎の水の秘密を探る旅に出かけましょう!

水の旅へ出発

1.ダム

柏崎市には「川内(こうち)」「谷根(たんね)」「赤岩(あかいわ)」の水道専用ダムが3つもあります。

だから、渇水に強いんです!

写真:赤岩ダム。水を満々と湛えたダム湖と森林が写っています

エコのこと

赤岩ダムから赤坂山浄水場までの落差(約110メートル)と流量エネルギーを利用し、水力発電を行っています。

2.浄水場

24時間、365日体制で水の安全を守っています。

赤坂山浄水場の空撮画像
飲用水になるまでの浄水手順。ごみや泥を固めて沈める⇒においを消す⇒消毒⇒ろ過をすることで2~3時間で飲める水になります。また、定期的に水質検査を行っています

3.水道管

市内の水道管は約1,100キロメートル! 1番古い管は、約60年前のものです。

毎年約3キロメートルずつ、新しい管に取り替える工事を行っています。

写真:水道管のイラストにまたがった辰尾くん

4.家庭

台所で洗い物をする人のイラストと、「油などは流さないでね」と両手でバツ印を作る長尾くんの写真

5.下水道管

デザインマンホール蓋の画像。「THE ALL かしわざき」の文字と市を象徴する米山・花火。綾子舞・茅葺集落・海などのイラストが配置されています

柏崎シティセールスシンボルマークのデザインマンホール蓋

市内の下水道管は約700キロメートル!

デザインマンホールは、全部で24種類あります!
いくつ見たことがありますか?

6.浄化センター

市内には17カ所の下水処理場があります。生活排水をきれいな水にして、川へ放流します。

安政町にある浄化センターの空撮写真
生活排水をきれいにするための手順。1.大きなごみや土砂を取り除く。2.微生物で有害物質を分解。3.きれいな上澄み水は消毒して川に放流。4.汚泥はセメント原料や肥料に。5.定期的に水質検査を実施

エコのこと

安政町の浄化センターでは、汚泥処理の過程で発生する消化ガスを利用して発電を行っています。

浄化センターの電気使用量の約3割を賄い、CO2削減にも貢献しています。

柏崎に水道ができるまで

ダム建設当時の写真(モノクロ)。土砂を運ぶためのトロッコの線路があり、その脇には工事で出てきた人間の頭以上の大きさの石が積みあがっています。

手作業での工事の様子

柏崎には大きな河川がないため、昔は井戸水や湧き水を利用するなど、水源の確保に苦労していました。

昭和4(1929)年に柏崎町長に就任した西巻進四郎氏は水道建設に心血を注ぎ、昭和9(1934)年にダムの建設が始まりました。

こうして誕生した川内ダムは、昭和12(1937)年に給水を開始。その後、谷根ダム、赤岩ダムが建設され、現在では水不足の心配はなくなりました。

水道専用ダムが3つもあるのは、全国的にも珍しいことです。

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電話:0257-21-2311/ファクス:0257-23-5112
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更新日:2023年12月05日