01_どうしてそんなに楽しそう? 笑顔のヒミツを探る

特集記事「輝く笑顔のヒミツ」の文字とにこやかな笑みをたたえた男女人の顔写真があります。

このページは、広報かしわざき2024年2月号の特集記事を基に作成しました。

次のページ「02_地域でつながる」を読む→

生き生きと活動する皆さんにインタビュー

定年退職などをきっかけに、地域活動に参加する方が増えています。皆さんに共通するのは笑顔。

生き生きと活動している方たちの「輝く笑顔のヒミツ」を探ります。

「冬でも子どもや高齢者が安心して過ごせる地域に」 ―久我諭さん

写真:くがさとしさん。眼鏡をかけ、口ひげを蓄えた男性です。

久我諭(さとし)さん(池の峰町内会長)

除雪や草取りなどの困り事を解決するお助け隊を町内会で立ち上げるために仲間と活動しています。

16年前、親戚を事故で亡くしました。雪で歩道を歩けず、車道を歩いていた時に起こった事故です。そのことがきっかけで、高齢者や子どもたちのために、環境を整えたいと思うようになりました。
「自分たちの町内のことは、自分たちでなんとかしよう」と、まずは除雪ボランティアや勉強会を始めています。

社会貢献活動は、自分の心と体にはもちろん、地域にとっても良いこと。ぜひ子どもたちに残したいです。

写真:会議に参加する男性の地域住民

地域の現状や課題を解決する仕組みづくりを話し合う

写真:手振りを交えながら話す男性

お助け隊立ち上げに向けた話し合い

「活動の中で感じる地域とのつながり」 ―藤井政明さん

写真:ふじいまさあきさん。眼鏡をかけた男性です

藤井政明さん(西山コミセンセンター長)

新しいコミセンの立ち上げに合わせ「地域でまとまろう」という思いで、くらしのサポートセンター(くらサポ)を開所しました。高齢者の孤立化を防ぎ、地域で元気に過ごしてもらう
には拠点となるくらサポが大事だと思いました。

以前働いていた職場でも地域との関わりがありましたが、ここで実際に地域を回るようになってよりつながりを感じています。大変なこともありますが、地域の方からの「頑張っているね」「ありがとう」という言葉が一番の励み。

コミセンとくらサポが地域に浸透し、利用者が増えてほしいというのが今の一番の願いです。

写真:会議で意見を話す女性

くらサポの利用状況や課題などを定期的に共有

写真:くらサポの会議で立ち上がって話す男性

くらサポの関係者で情報共有

「高齢者が元気だと、周囲も元気に」 ―鴨下和子さん

写真:かもしたかずこさん。女性です

鴨下和子さん(城東町内会)

茶の間」を開催しています。25年前に冬の居場所づくりとして始まったこの茶の間には、誰もが気軽に参加できます。毎回25人ほどが参加し、時には町内の方の特技を生かして朗読や体操をしてもらうことも。皆さんに喜ばれ、仲間や家族に支えられ長く続けてこられました。

私たちスタッフも「来て良かった」の声に元気をもらっています。活動を続ける中で町内のことが分かり、お互いに声をかけ合うようになりました。「続けてきて良かった」と心から思います。

写真:参加者と談笑する鴨下さん

参加者の得意分野を生かしたイベントも企画

写真:お茶とお菓子を前に談笑する3人の助成参加者

「茶の間」に集まっておしゃべり

「みんなの笑顔が励みになります」 ―渡辺ミドリさん

写真:わたなべみどりさん。眼鏡をかけた女性です。

渡辺ミドリさん(三島町内会)

23年目になります。参加者同士でおしゃべりしたり、工作や季節のイベントなどを楽しんだり。内容は、参加者とスタッフが話し合って決めています。昨年の7 月には温泉に出かけました。

お互いのことをよく知る町内の人たちの集まりなので、話しやすさや参加のしやすさが魅力です。誰かの何気ない一言にみんなで笑い合い「ここに来ると笑いが出る」と喜んでもらえることが何よりもうれしいです。

「また行くよ」の言葉に背中を押され、続けることができています。

写真:出来上がった折り紙を前に微笑む女性参加者

気心が知れた人たちと気軽におしゃべり

写真:折り紙を折ったり、隣の人の出来を見たりしながら和気あいあいとする参加者

「お茶の間」で折り紙を楽しむ

「自分自身も一緒に楽しんでいます」 ―坂井晴美さん

写真:さかいはるみさん。

坂井晴美さん(中通地区)

くらしのサポートセンターだいにちの里となごみ荘との交流や、高齢者世帯向けのお弁当配達などに協力しています。町内の人と話すことは楽しいですし、何か役に立てれば良いなという気持ちでいます。

自分から積極的に地域に出たわけではありませんでしたが、一歩踏み込んでみるといろいろな方と親しくでき活動も広がりました。地域のことは、見えているようで実際には分からないことも多い。地域活動に参加したことがない人も、何かのきっかけで参加してみると、意外と自分が楽しめる場所だと気付くかもしれません。

写真:利用者の買い物につきそう坂井さん

自分のできることで、楽しみながら関わる

写真:買い物に付き添った店内で、しゃがんで商品を選ぶ利用者と坂井さん

だいにちの里「ぶらぶらショッピング」

「モットーは、よく食べ、よく動き、笑顔でいること」 ―村田浪江さん

写真:むらたなみえさん。ショートカットヘアの女性です。

村田浪江(なみえ)さん(表町町内会)

集会所に町内のみんなで集まり、コツコツ貯筋体操をしています。

今まで町内の人たちに助けられてきたので、今後は少しずつお返しをしていきたい。みんなの健康のために始めたコツコツ貯筋体操もその一つです。集会所がない時期があり、始めるまで時間がかかりましたがようやく昨年からスタートできました。

よく食べ、よく動き、笑顔でいることが大切だと思っています。ただ歳をとるのではなく、健康寿命を伸ばして、自分でできることはする。

コツコツ貯筋体操で健康な体づくりを続け、できるだけ長く、みんなで元気にこの町内で過ごしたいです。

写真:ゴムバンドを胸の前で体操の参加者

1人よりもみんなで健康維持に取り組む

写真:タオルの両端を持った手を頭の上に上げ、体の脇を伸ばす体操をする参加者

みんなでコツコツ貯筋体操

「地域の方たちへ恩返しをしたい」 ―池田司史さん

写真:いけだつかふみさん。眼鏡をかけた男性です。

池田司史(つかふみ)さん(岩之入町内会)

町内会で、高齢者向けに買い物と通院援助を始めました。令和元(2019)年に来てくれた地域おこし協力隊と行った住民アンケートが活動を始めたきっかけです。そのアンケートの中で、買い物や通院が心配という声が多数上がりました。地域の仲間と「どういう支援ができるか」検討を重ね、活動をスタートしました。

自分が働いていた時は、地域の方にお世話になり、仕事や子育てができました。退職した今、今度は自分が地域に恩返しする番だと思っています。

できることをできる範囲でやる。若い世
代にも私たちの活動を見ていてほしいと思っています。

写真:利用者の買い物に付き添うボランティアの女性

高齢者の暮らしの不安を減らす、買い物援助

写真:買い物カートを押す女性に寄り添いながら、品物を選ぶ女性ボランティア

買い物援助の様子

この記事に関するお問い合わせ先

総合企画部 元気発信課 情報発信係

〒945-8511
新潟県柏崎市日石町2番1号 市役所 本館2階
電話:0257-21-2311/ファクス:0257-23-5112
お問い合わせフォームはこちら

更新日:2024年02月05日