01_重層的支援体制整備事業がスタート

そっとつなぐ二人の手の写真と「思いやりと支え合いのまち」を目指して の文字があります

このページは、広報かしわざき2024年10月号の特集記事を基に作成しました。

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さまざまな困りごとの解決に向けて

市は、地域福祉計画の基本理念で「思いやりと支え合いのまち みんなでつくろう柏崎」を掲げています。

さまざまな困難を抱える人に対し、市はこれまで「子ども」「障がい者」「高齢者」「生活困窮者」といった分野ごとに支援してきました。

今後は、支援体制の垣根を越え、さまざまな困り事を「丸ごと」受け止め、解決に向けて市全体で共に取り組む体制を整えます。

地域共生社会とは

地域共生社会とは、制度や分野ごとの縦割りや支え手・受け手の関係を超えて、人と人、人と地域などが世代や分野を超えてつながることで、一人一人の暮らしと生きがい、地域を共に創っていく社会のこと。

近年、少子高齢化や核家族化の進行、個人の価値観やライフスタイルの多様化が進んでいます。さらに、地縁や血縁関係が希薄になった結果、社会的孤立やひきこもり、貧困や虐待といった問題が見えにくくなり、深刻化する状況になっています。

そして、暮らしの中で直面するさまざまな困難を一人で抱え込み、生きづらさを抱える人が増えています。

「さまざまな困難を抱える人」の例

高齢女性を介護する高齢男性のイラスト

介護する側とされる側が互いに高齢者「老老介護」

成人した子どもにご飯を運ぶ高齢女性のイラスト

80代の親が50代の子の生活を年金で支える「8050問題」

高齢男性の介護をする女性のイラスト。女性の横で赤ちゃんが泣いています

子育てと親の介護を同時期に担う「ダブルケア」

弟妹を背中に背負い、両手に買い物袋を提げている女の子のイラスト

子どもが家事や家族の世話を日常的に行う「ヤングケアラー」

膝を抱えてうずくまる子どものイラスト

不登校やひきこもり

重層的支援体制で 何がどう変わるの?

例えば、次のような仕組みや体制づくりを目指します。

  • 既存の制度を利用できない方でも必要な支援を受けられるような仕組みづくり
  • 継続的に支援が必要な世帯とつながり続ける仕組みづくり
  • 支援者が困った時に一人で抱え込まずに相談したり助言を受けたり、他者から協力を得たりすることができる体制づくり

市民の一人として 何をすればいいの?

集まった老若男女の全員が笑顔のイラスト

まずは、普段から近所同士で声をかけ合うようにして、町内や隣近所で気軽にあいさつできる地域をつくっていきましょう。

地域で困っている方を見かけた時は、声をかけ、ご本人の了解を得た上で、民生委員・児童委員や市の相談機関にご連絡ください。あわせて、民生委員・児童委員をはじめ、地域の福祉活動に取り組んでいる方々に、できる範囲で協力をお願いします。

各分野の相談先

市は相談支援体制を分野ごとに整えています。今後は、分野間の連携を強め、あらゆる困り事に対応できるよう取り組みます。困ったときはぜひご相談ください。

相談先一覧
高齢者・介護のこと
  • 地域包括支援センター(全圏域)
  • 介護高齢課(電話:0257-43-9125)
消費者相談のこと
  • 消費生活センター(電話:0257-23-5355)
生活困窮のこと
  • 柏崎市社会福祉協議会(電話:0257-22-1411)
健康のこと
  • 健康推進課(電話:0257-20-4214)
障がいのこと
  • 福祉課(電話:0257-21-2299)
ひきこもりのこと
  • ひきこもり支援センター アマ・テラス(電話:0257-41-6005)
子ども、子育て、家庭教育のこと
  • 子育て支援課(電話:0257-20-4215)
  • 子どもの発達支援課(電話:0257-20-4216)
保育のこと
  • 保育課(電話:0257-21-2233)
学校のこと
  • 学校教育課(電話:0257-21-2366)
いじめ・不登校のこと
  • いじめ不登校電話相談(電話:0257-22-4115)

 

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新潟県柏崎市日石町2番1号 市役所 本館2階
電話:0257-21-2311/ファクス:0257-23-5112
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更新日:2024年10月04日