市長定例記者会見概要(令和3(2021)年3月5日)

市長定例記者会見(令和3(2021)年3月5日)のお知らせ

記者に向けて発表する市長
i-都市交流会議2021で優秀賞を受賞した発表内容を説明する職員

以下の「定例記者会見」で、概要をご覧いただけます。

報道機関との質疑応答を追加しました。

市長記者会見インターネット録画配信

市長記者会見の録画映像を「YouTube柏崎市公式チャンネル」でご覧いただけます。

発表事項

じょんのび村の「村長」を募集-3月11日から営業再開

柏崎市高柳町地内にあるじょんのび村は、柏崎市が出資をする温浴宿泊施設です。私が市長に就任してから4年経ちましたが、当初から厳しい経営状況に置かれていました。じょんのび村の経営に関して、ここ数年非常に頭を悩ませています。

今回「村長」つまり社長を募集します。高柳にとってじょんのび村は非常に大切な施設であり、私自身も決してじょんのび村をなくすことはしないと申し上げています。

じょんのび村協会は経営年度で申し上げると現在30期になります。これまでの30期の中で、16期がそれぞれの1年でマイナス決算という厳しい状況です。平成6年にグランドオープンし、平成20年に約4億円をかけて大規模改修を行いました。大規模改修後は3、4年黒字でしたが、その後はまた赤字に戻ってしまいました。ここ数年は、1年間で多い時には2千万を超えるような赤字が続いています。

3年ほど前から、専門のコンサルタントを入れて経営の体質改善を図ってきました。コンサルタントは、まず売り上げを確保してコストを吸収しようということで、29期は売り上げが伸びましたが、なかなか収益には結びつきませんでした。その中で30期に入りましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で、休館せざるを得ない期間が続きました。再開した7月から11月までは、大幅なコスト削減を図り、単月の収支を黒字化できました。しかし、国の方針などにより12月からまた休館し、まだ3月31日には至っていませんが、30期の決算はマイナス決算になるだろうと承知しています。

現在契約しているコンサルタント、じょんのび村のみならず柏崎市の政策を全般的にご指導いただいているコンサルタントからも、本格的にしっかりとした経営者を雇い、根本的な経営の立て直しを図らなければならないというご指導をいただきました。このようなプロセスを経て、今回じょんのび村「村長」を公募するということです。

あえて「村長」としたのは、じょんのび村は高柳にとって大切でシンボリックな存在であり、いかなることがあっても守ると約束した施設でもありますので、経営のみならず、地域の思いをくみ取る存在として、「村長」という呼称で募集をかけます。

報酬は、期末手当も含めると年額で800万円から1千万円を用意させていただきます。地域の思いをくみ取り、地域おこしへの情熱を持ち、経営者として厳しい経営ができる方に、ぜひ応募していただきたいと思っています。

(主管:高柳町事務所 電話番号:0257-41-2233)

市役所新庁舎見学会第2弾を開催

柏崎市役所新庁舎は1月4日に開庁し、多くの方々に知っていただけるようになりました。昨年12月には市民の皆さんを対象に内覧会を開催させていただきましたが、まだ市役所に行ったことがない、業務が始まっているのでゆっくり見ることができないという声を多くいただきました。

3月20日に2回目の新庁舎見学会を開催させていただきます。密を避けるため、定員は各回60名、1グループ5名までという人数制限も行います。私も午前中は在室し、市長室に行ってみたいという方がいらっしゃれば、市長室でお相手させていただきます。議長も議場で対応してくださいます。

(主管:新庁舎整備室 電話番号:0257-41-5173)

柏崎プリンセスフェアを開催-この春、一期一会をプリンセスとともに

先月、ヒゲソリダイと米山プリンセスの試食会を開催させていただきました。ヒゲソリダイも大変おいしかったですが、米山プリンセスも非常においしかったという声をいただきました。市民の皆さんの中にも、米山プリンセスの名前は聞くが食べたことがないという方も多くいらっしゃるということでした。越後姫も非常に甘くておいしいイチゴですが、少し柔らかいために県外への輸送が困難で、ほとんどが県内で消費されている貴重品です。県外の方々には幻の高級イチゴとしても知られ、ふるさと応縁基金でも上位にランキングする返礼品の一つです。

米山プリンセス300グラムと越後姫をセットで通常1,200円のところ、980円で販売させていただきます。愛菜館、フォンジェ、じょんのび村、3月20日の市役所見学会で販売します。非常にお買い得ですので、ぜひこの機会に米山プリンセスと越後姫のおいしさを多くの市民の皆さんに味わっていただき、その声をより多くの方々に届けていただければありがたいと思っています。

(主管:農政課 電話番号:0257-21-2295)

市内児童生徒数の推移と見込みをお知らせします

非常に厳しい数字ですので、皆さんに現状をご理解いただき、今後の柏崎市ならびに教育委員会の方向性をお示ししたいと考えています。小、中学校の児童生徒数を5年後まで推計したところ、激減していくという状況です。今後、学区等審議会の立ち上げも視野に入れながら、教育委員会内で統廃合や学区の見直しなどを検討するプロジェクトチームを立ち上げさせていただきます。

小学校は全部で20校あります。その中で、米山小学校と高柳小学校は5年後に児童数が10人台になる見込みです。シミュレーションですので、これから増える可能性もありますが、さらに減る可能性の方が高いと思っています。

第五中学校は4年前に新校舎が竣工しましたが、5年後には全校で25人になる見込みです。中学校の場合は、県立の柏崎翔洋中等教育学校を選択するお子さんもいますので、さらに減ることも考えられます。

地域のシンボルでもある学校がなくなってしまうことが辛いことは十分に理解できますが、学校は子どもたちのものであり、子どもたちにとってより良いものを選択しなければならないと思います。それぞれの学校の部活動をご覧いただいても、学校によっては常設されている部活動が男女で1つずつという学校もあります。

総合計画後期基本計画をこれから作りますが、時代の動きに合わせて計画期間を5年から4年に変更しました。時間軸を意識せざるを得ないような厳しい現実が柏崎にあるということを、私共も肝に銘じていますし、市民の皆さんにもご承知おきいただきたいと思います。

(主管:教育総務課 電話番号:0257-21-2360)

2年連続でi-都市交流会議2021で本市職員が優秀賞を受賞

私共にとって誇らしい報告です。昨年度と同じ都市計画課の職員が優秀賞の1人として選ばれました。今回は、優秀賞を受賞した職員から受賞の経過や発表内容を説明させていただきたいと思います。

都市整備部都市計画課都市計画係 若林主事:私は1年間都市構造可視化研修という研修に参加させていただき、その成果をi-都市交流会議2021で発表させていただいたところ、優秀賞を受賞することができました。

まず、都市構造可視化とは何かということを説明させていただきます。スクリーンにgoogleEarthで柏崎市周辺を表示しています。ここに表示されている赤や黄色のグラフが都市構造可視化計画のグラフです。現在表示しているのが1975年の柏崎市の人口で、高さが人口の総数、色の濃さが人口密度を表しています。このように、人口などの統計データを地図上に色と高さを使って三次元的に表現することで、都市構造の現状や課題を直感的、視覚的に把握できるようにするのが都市構造可視化計画です。

1975年の柏崎市は、中心に人口が集積していることが分かります。2015年の柏崎市を見ると、1975年に比べてグラフが低くなっていることから、人口が減少していることが分かります。また、中心だけでなく外側にも人が集まっていることから、郊外化が進んできていることが分かります。

次に、発表内容を簡単に説明させていただきます。タイトルは「都市構造可視化を使いこなせ!」です。発表の一つとして、GISの情報をgoogleEarth上で見られるようにしました。GISは普段業務で使っているツールで、こちらも地図上に行政が持つ公共施設の位置情報を載せられるものです。このGISと都市構造可視化を組み合わせることによって、さらに可視化の幅を広げることができました。

具体的な活用事例として、公園の誘致圏を示してみました。今表示しているのが駅前公園です。この公園は地区公園に分類され、半径1キロメートルを誘致圏とする公園です。画面のオレンジ色の円の中に住む人々が利用すると想定された公園で、このオレンジ色の円の中にいる人々は、駅前公園にアクセスしやすい場所に住んでいると言えます。駅前公園以外の公園も誘致圏を見えるようにして、市内の公園の利用のしやすさを考えてみました。すると、市内のほとんどの場所が公園の誘致圏に入っていますので、柏崎市は比較的公園を利用しやすいということが分かりました。ここに2015年の柏崎市の人口グラフを合わせると、どこの公園の誘致圏域にも入っていない場所があります。つまり、柏崎市は比較的公園を利用しやすい一方で、公園にアクセスしにくい場所が一部あることが分かりました。

次に、都市構造可視化のタブレット端末での活用です。これまでパソコンでの活用が主でしたが、多くの人がもっと気軽に使えるようにタブレット端末での活用に取り組みました。具体的には、新潟工科大学でiPadを使った都市構造可視化の講義をしました。新潟工科大学では学生が1人1台iPadを持っているため、演習形式で全3回の講義を行いました。初回は都市構造可視化とは何かという初歩的なところから始まりましたが、最後の講義では、学生が自ら都市構造可視化を使って出身地の現状や課題を発表できるまで使いこなせるようになりました。

1年間研修に参加して、使い方次第でさまざまな分野で都市構造可視化を活用できる可能性があると感じました。これからも都市構造可視化の活用や普及に取り組んでいきたいと思います。

(主管:都市計画課 電話番号:0257-21-2298)

行事予定

イベント

  • 大崎雪割草の里開園
    (主管:西山町事務所 電話番号:0257-47-4001)
  • 柏崎刈羽出雲崎オンライン大学生等企業説明会
    (主管:商業観光課 電話番号:0257-21-2334)
  • 真貝新一写真展
    (主管:図書館 電話番号:0257-22-2928)

スポーツ

  • 春休みこどもトランポリン体験
    (主管:スポーツ振興課 電話番号:0257-20-7010)

定例記者会見の質疑応答

報道機関から受けた質問項目は、以下のとおりです。

  • じょんのび村の村長募集に関する質問
  • 児童生徒数の推移と見込みに関する質問
  • 都市構造可視化に関する質問
  • 柏崎刈羽原子力発電所の問題報道に関する質問
  • 原子力発電所の安全協定の法的根拠の付与に関する質問

定例記者会見の概要と質疑応答(印刷用)

この記事に関するお問い合わせ先

総合企画部 元気発信課 情報発信係

〒945-8511
新潟県柏崎市日石町2番1号 市役所 本館2階
電話:0257-21-2311/ファクス:0257-23-5112
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更新日:2021年03月31日