男性の育休はメリットばかり

核家族や共働きが多い今の時代、仕事と家事・育児を両立するためには、夫婦で協力体制を作ることが大切です。
「育児休業」と聞くと女性のための制度のように思われがちですが、男性も同じように取得できます。
働き盛りと子育ての時期は同時進行です。今しかできないこと、今だからこそできることがたくさんあります。
あなたらしく、子育て期のワークライフバランスを考えてみませんか。
育児休業って何?
法律で定められている制度で、仕事を続けながら子育てをする権利が保証されています。
男性は赤ちゃんが生まれた日から取得することができます。
配偶者が専業主婦、または育児休業中であっても取得できます。
育児休業が取得できる人は?
原則、1歳になるまでの子どもを養育する労働者
条件
以下の2つの要件を満たす方
- 同一の事業主に引き続き1年以上雇用されている方
- 子どもが1歳6カ月に達する日までに、労働契約の期間が終了することがない方
期間
原則、子どもが満1歳になるまでの間で、希望する期間
- 育児休業開始の1カ月前までに職場への申し出が必要です。
- 事業所独自の制度を定めていることもあります。まずは自分の職場の制度をご確認ください。
経済支援
育児休業給付金と社会保険料免除により、育児休業前の手取り月収の実質8割が支給されます。
育児休業給付金
雇用保険の加入と一定の要件を満たしていれば支給になります。
(注意)最初の6カ月は育児休業開始前の賃金の67%、それ以降は50%の支給。
社会保険料
本人負担分・会社負担分ともに免除になります。
育児休業を取得するメリット
- 子どもと過ごす時間が増え、子どもの成長をそばで見守ることができます。
- 家事にはトイレットペーパーの補充やごみの分別など「名もなき家事」がたくさんあります。子育てや家事を経験することで夫婦間の理解が深まります。
- 夫婦で助け合いながら育児をすることで、産後の精神的にバランスを崩しやすい母親の身体的な負担の軽減につながります。
- 育児に向き合う時間を確保するために仕事をさらに効率的に行うようになります。
育休制度を利用した方の声

職場の方に育休取得を相談した際、「育休取得は今しかできないから」と背中を押していただきました。
自分が実際に経験してみて、子育ては楽しいですし、皆さんにもお勧めしたいです。
(2020年に、1カ月の育児休暇を取得したIさん)
育児休業取得の現状
男性の育児休業取得率は7.48%(令和元(2019)年度)(注釈1)にとどまっていますが、育児休業の取得希望がありながら取得できなかった男性社員の割合は37.5%(注釈2)に上ります。
(注釈1)厚生労働省「令和元(2019)年度雇用均等基本調査」
(注釈2)三菱UFJリサーチ&コンサルティング「平成30(2018)年度仕事と育児の両立に関する 実態把握 のための調査」
育児休業を取得するためのステップ
STEP1.夫婦での話し合い
まずは夫婦で育児の時期や家事・育児の役割分担を話し合いましょう。
STEP2.職場への報告・相談
育児休業を取得する場合は、早めに職場に意思表示をしましょう。
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更新日:2021年11月08日