地震による電気火災対策には「感震ブレーカー」が効果的です

地震の時、自動で電気を遮断できる感震ブレーカーをつけましょう。

地震の発生と電気火災

阪神淡路大震災や東日本大震災で発生した火災のうち、電気に起因する火災過半数を占めています。

地震による停電後、電気が復旧した際に電気機器にも電気が流れ、火災につながることがあります。

阪神・淡路大震災で発生した火災原因の円グラフ。電気が原因の火災が85件(約61%)、ガス・石油機器24件(約17%)、その他30件(約22%)です。
東日本大震災で発生した火災原因の円グラフ。電気関連が原因の火災が58件(約54%)、その他50件(約46%)です。

地震が原因となる電気火災の例

地震が原因となる電気火災の例

感震ブレーカーとは

「感震ブレーカー」は、地震発生時に設定値以上の揺れを感知したときに、ブレーカーやコンセントなどの電気を自動的に止める器具です。

感震ブレーカーの設置は、不在時やブレーカーを切って避難する余裕がない場合に電気火災を防止する有効な手段です。

感震ブレーカーの種類

感震ブレーカーの一例イラスト。このあと、3つのタイプについての説明が続きます
  • 分電盤タイプ:分電盤と連携したセンサーが揺れを感知し、電気の供給を遮断します。内蔵型と後付型があります。
  • コンセントタイプ:コンセントに内蔵されたセンサーが揺れを感知し、そのコンセントから電気を遮断します。埋込型とタップ型があります。
  • 簡易タイプ:揺れを感知すると、バネの作動やおもりが落ちることにより電気を遮断します。

感震ブレーカー設置の際の注意点

  • 生命の維持に直結するような医療用機器を設置している場合、停電に対処できるバッテリー等を備えてください。
  • 夜間の照明確保のために、停電時に作動する足元灯や懐中電灯などの照明器具を常備しましょう。
  • 復電する場合には、事前にガス漏れ等がないことの確認や、電気製品の安全の確認を行ってください。
  • 分電盤タイプやコンセントタイプは、電気工事が必要です。お近くの電気工事店にご相談ください。

感震ブレーカーの規格

JEWA(一般社団法人日本配線システム工業会)

認証マーク

認証マーク

感震ブレーカーの「分電盤タイプ」は、JEWA(一般社団法人日本配線システム工業会)が自主規格を定めています。

会員事業所は認証マーク付きの分電盤を販売しています。

一般財団法人日本消防設備安全センター

推奨マーク

推奨マーク

一般財団法人日本消防設備安全センターでは、消防防災分野で有効に活用できると認められる製品等に「消防防災製品等推奨証」を交付しています。

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この記事に関するお問い合わせ先

消防本部 予防課 予防指導係

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更新日:2024年09月11日