『原子力災害に備えた柏崎市広域避難計画(初版)』についての即時避難区域(PAZ)地区説明会兼意見交換会を開催しました
2014年8月21日~30日にかけて、柏崎刈羽原子力発電所から半径5キロメートル圏内に位置する即時避難区域(PAZ)の7つのコミュニティ地区を対象に、柏崎市地域防災計画(原子力災害対策編)に基づいて策定した『原子力災害に備えた柏崎市広域避難計画(初版)』についての説明会兼意見交換会を開催しました。
お忙しい中、町内会や自主防災組織の役員など、7地区合わせて151人の方にご参加いただきました。お礼申し上げます。
避難計画には、多くの課題が残されています。地区の皆さんのご意見を頂きながら、少しでも実効性のあるものに作り上げていこうと考えていますので、ご協力をお願いいたします。
開催地区と開催日時
- 高浜地区:8月21日(木曜日)の午後7時~午後9時
- 中通地区:8月22日(金曜日)の午後7時~午後8時50分
- 荒浜地区:8月25日(月曜日)の午後7時~午後9時10分
- 西中通地区:8月26日(火曜日)の午後7時~午後9時
- 二田地区:8月27日(水曜日)の午後2時~午後4時10分
- 松波地区:8月28日(木曜日)の午後7時~午後9時
- 南部地区:8月30日(土曜日)の午後7時~午後9時
主な質問・意見と市の考え方
参加した皆さんから頂いた主な質問・意見・要望と、それに対する市の考え方(説明会当日のやりとり)をまとめました。
詳しくは、以下のPDFファイルをご覧ください。
『原子力災害に備えた柏崎市広域避難計画(初版)』PAZ地区説明会兼意見交換会 (PDFファイル: 199.3KB)
頂いた質問・意見・要望を紹介します
避難計画策定に当たっての想定や考え方に関すること
- 避難計画はどのような事態を想定して作成したのか
- 複合災害も考慮した避難計画が必要ではないか
- 昼間は仕事、学校などで家族はバラバラであることが多いが、その時に原子力災害が発生したらどうするのか。
避難などの指示、広報に関すること
- 避難指示は防災行政無線で広報するのか
- 即時避難区域(PAZ)に避難指示が出れば、それを聞いた避難準備区域(UPZ)の住民も避難を始めるのではないか
- コミュニティ単位での避難ということだが、5キロメートル以遠の町内会でも同コミュニティに属していれば避難することになるのか
学校など子どもたちの避難に関すること
- 地区と学校の位置関係から、子どもを迎えにいくために発電所の近くを通らなければならない。そいうことにも配慮した計画にするべきだ
- 児童・生徒を保護者へ引き渡す場合の連絡体制はどうなっているのか
- 保育園や学校などへの指示はどうなっているのか
安定ヨウ素剤に関すること
- 安定ヨウ素剤の配布体制は、具体的にどうしようと考えているのか
- 安定ヨウ素剤の服用について、緊急事態に国の判断を待っていたら遅いのではないか
バスなど避難手段に関すること
- バス避難は非現実的ではないか
- 即時避難区域(PAZ)で、バスを待っている時間的余裕はあるのか
コミュニティ・町内の対応、連絡体制に関すること
- 自主防災組織の参考となる取り組みを紹介してほしい
- 町内会に属していない住民への対応はどうするのか
避難経由所、避難所、避難先自治体に関すること
- 避難先自治体の受け入れ体制はどうなっているのか
- 避難の期間はどのくらいを想定しているのか
- 避難経由所には十分な駐車スペースが確保されているのか
原子力災害時の避難時間推計シミュレーションに関すること
- 県の避難時間推計シミュレーションの内容をいつ頃までに計画に反映させる予定か
交通インフラなどに関すること
- 曽地スマートインターチェンジの早期建設、中通地区へのドクターヘリポートの設定を望む
- 海外では、避難ルート指定の道路を強化していると聞くが、市はその予定があるのか
避難計画とフィルタベント設備の運用と整合性に関すること
- 避難完了の確認をしてからフィルタベントの使用になるのか
市民の皆さんへの周知に関すること
- この計画をどのようにして全市民に周知しようと考えているか
この記事に関するお問い合わせ先
危機管理部 防災・原子力課 原子力安全係
〒945-8511
新潟県柏崎市日石町2番1号 市役所 本館3階
電話:0257-21-2323/ファクス:0257-21-5980
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更新日:2020年01月31日