『原子力災害に備えた柏崎市広域避難計画(初版)』についての避難準備区域(UPZ)地区説明会兼意見交換会を開催しました
2014年10月4日~12月16日にかけて、柏崎刈羽原子力発電所から半径5キロメートル~30キロメートル圏内に位置する避難準備区域(UPZ)の24のコミュニティ地区を対象に、柏崎市地域防災計画(原子力災害対策編)に基づいて策定した『原子力災害に備えた柏崎市広域避難計画(初版)』についての説明会兼意見交換会を開催しました。
お忙しい中、町内会や自主防災組織の役員など、24地区合わせて525人の方にご参加いただきました。お礼申し上げます。
避難計画には、多くの課題が残されています。地区の皆さんのご意見を頂きながら、少しでも実効性のあるものに作り上げていこうと考えていますので、ご協力をお願いいたします。
開催地区と開催日時
- 石地地区:10月4日(土曜日)の午後7時~午後9時
- 北条地区:10月6日(月曜日)の午後3時~午後4時45分
- 中川地区:10月9日(木曜日)の午前10時~午前11時50分
- 大田地区:10月9日(木曜日)の午後7時~午後8時30分
- 中鯖石地区:10月10日(金曜日)の午後7時~午後8時50分
- 別山地区:10月14日(火曜日)の午後7時~午後8時30分
- 高柳地区:10月15日(水曜日)の午後7時~午後8時15分
- 南鯖石地区:10月17日(金曜日)の午後6時30分~午後7時45分
- 比角地区:10月22日(水曜日)の午後7時~午後8時30分
- 中央地区:10月24日(金曜日)の午後3時~午後4時30分
- 枇杷島地区:10月27日(月曜日)の午前10時~午前11時45分
- 半田地区:10月27日(月曜日)の午後7時~午後8時45分
- 上条地区:11月13日(木曜日)の午後7時~午後8時30分
- 鵜川地区:11月17日(月曜日)の午後1時30分~午後2時45分
- 別俣地区:11月17日(月曜日)の午後3時30分~午後4時45分
- 野田地区:11月18日(火曜日)の午後7時10分~午後8時30分
- 高田地区:11月19日(水曜日)の午後7時~午後8時30分
- 田尻地区:12月5日(金曜日)の午後3時~午後3時45分
- 米山地区:12月8日(月曜日)の午後3時30分~午後5時
- 大洲地区:12月9日(火曜日)の午後7時~午後8時45分
- 剣野地区:12月11日(木曜日)の午前9時30分~午前11時15分
- 鯨波地区:12月12日(金曜日)の午前10時~午前11時35分
- 北鯖石地区:12月15日(月曜日)の午後1時30分~午後3時
- 上米山地区:12月16日(火曜日)の午後7時30分~午後8時45分
主な質問・意見と市の考え方
参加した皆さんから頂いた主な質問・意見・要望と、それに対する市の考え方をまとめました。
詳しくは、以下のPDFファイルをご覧ください。
『原子力災害に備えた柏崎市広域避難計画(初版)』UPZ地区説明会兼意見交換会 (PDFファイル: 327.0KB)
頂いた質問・意見・要望を紹介します
避難計画策定に当たっての想定や考え方に関すること
- 避難方面は、なぜ3方面放射状に決められたのか
- UPZでは、発電所から放射性物質が放出された後での避難になるのか
- 避難の際に、風向きや、放射性物質の拡散予測などを考慮するのか
- 複合災害も考慮する必要があるのではないか
- 仕事、学校などで、家族がバラバラに避難することになったらどうするのか
- 実効性のある避難計画完成版の発表時期のめどはあるのか
避難・屋内退避などの指示に関すること
- PAZ避難の後、段階的にUPZの避難が行われるのか
- 屋内退避が基本というが、いつになったら避難指示を出してくれるのか
- PAZ避難を目の当たりにしたら、UPZ住民も避難したくなるのが心情と思うが、どのように考えているか
- どこで屋内退避すれば良いのか
- 地区外にいた場合の対応について教えてもらいたい
緊急時モニタリングなどに関すること
- 緊急時モニタリングは、どこで行うのか
- 緊急時モニタリングは、事故発生後どのくらいで開始するのか
避難経路、交通渋滞への懸念に関すること
- 交通規制されるのか
- 渋滞対策はどのように考えているか
学校など子どもたちの避難に関すること
- 学校単位で避難する場合、どこにどうやって避難するのか
安定ヨウ素剤に関すること
- 安定ヨウ素剤は、40歳以上の人には関係ないのではないか
- 安定ヨウ素剤に、副作用はないのか
- 安定ヨウ素剤は、PAZ、UPZの区別なく事前配布を検討してほしい
要配慮者に関すること
- 避難指示が出たとき、近所の要支援者に声掛けしても素直に応じない場合はどうすべきか
- 自宅で寝たきりなど、動けない人はどうするのか
- 町内会別に避難行動要支援者の数字を出しているが、独自集計の数字なのか
バスなど避難手段や集合場所に関すること
- 避難手段には、自家用車やバスしか考えていないのか
- 自宅ではなく他の地域にいた場合、近くの集合場所を利用しても良いのか
- 避難用のバスは、どの程度の台数を確保しているのか
コミュニティ・町内の役割・対応に関すること
- 住民の自主避難先の把握や、避難できない人の確認は町内会の役割になるのか
- 要配慮者が在宅する家は、全戸回らなければならないか
- UPZは屋内退避が基本であり、放射線量に応じて避難指示となるのであれば、町内会が町内を見て回る時間はないと思う
- 市職員は、災害時に最後まで残って対応するようだが、末端の自主防災会にもそこまで求めるのか
- 現在、自主防災会の活動として原子力災害は考慮していないが、これを機に原子力災害を取り込んでほしいということか
広報、情報連絡体制に関すること
- コミセンを核とした情報連絡体制というが、直接、各自主防災会に情報が届く体制は構築できないのか
- 連絡系統図が、市災害対策本部からと消防本部からの2系統となっているが、現場が混乱するだけである。1本化するべきである
- アルファベット3文字の専門用語が多いが、正式アルファベットを標記しないと分からない
避難経由所、避難所、避難先自治体に関すること
- UPZの避難経由所の早期決定を望む
原子力災害時の避難時間推計シミュレーションに関すること
- 避難時間推計シミュレーションの設定条件は何か
フィルタベント設備などに関すること
- フィルタベントの使用を決定する権限は、誰にあるのか
- フィルタベントを通せば放射能が抑えられるというが、本当なのか
市民の皆さんへの周知に関すること
- 一般市民への説明や周知の予定はあるか
- 段階的なバージョンアップの予定とその際の住民説明はどのように考えているか
- 防災ガイドブックは冊子で配布されても、災害時にはパニックになって見ることはない。本当に大切な項目だけをA4かA3一枚にまとめたり、原子力災害対策重点区域別、避難先別に分けて作成するなど工夫してほしい
原子力防災訓練に関すること
- UPZで原子力防災訓練を行う計画はないのか
- 自主防災会で原子力防災訓練を行う上でのノウハウ的なものを説明してほしい
この記事に関するお問い合わせ先
危機管理部 防災・原子力課 原子力安全係
〒945-8511
新潟県柏崎市日石町2番1号 市役所 本館3階
電話:0257-21-2323/ファクス:0257-21-5980
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更新日:2020年01月31日