八石山(標高518メートル)の魅力

標高こそ低いものの不動滝や屏風滝(びょうぶたき)、十三ケ滝(じゅうさがたき)といった名瀑(めいばく)を抱いた八石山(はちこくさん)。その山嶺は「大仏の寝姿」に例えられています。
登山コースが豊富なため子どもから大人まで気軽に楽しむことができ、刈羽三山の中でも「ファミリーハイキングにふさわしい」と地元でもおすすめの山です。
四季折々に応じた風景は登山者を飽きさせず、新緑や紅葉の時期は特におすすめです。
山頂は上八石(かみはちこく)、中八石(なかはちこく)、下八石(南条八石)(しもはちこく(みなみじょうはちこく))の三峰に分かれています。
地元の皆さんの協力により、登山道の整備や山野草の保全が進められ、南条八石の山頂にはしっかりとした山小屋やトイレも整備されています。
八石山の名瀑
八石不動滝(通称:善根(ぜごん)の不動滝)

名瀑「八石不動滝」は三段で、奇岩怪石がそびえ、高さが72メートル余りあります。古来より不動明王の滝として、八石山にかかる多くの滝の中で最も信仰を集めてきました。
上八石不動滝コースの登山口附近に位置し、周辺は農村公園として、遊歩道、駐車場、水洗トイレが整備されています。

八石不動滝の滝つぼに向かって左側岩窟には、明治の初めに地元善根地区の佐之久(さのきゅう)集落の村松家出身であった大相撲八代目柏戸関(かしわどぜき)が寄進し、深く信仰した不動明王の石像が鎮座しています。
十三ケ滝(じゅうさがたき)

十三ケ滝は、下八石(南条八石)赤尾・滝コースの途中にあります。
戦国時代、北条城主 毛利丹後守(もうりたんごのかみ)が、娘婿である八石城主毛利大万之介(もうりだいまんのすけ)を謀殺した際、あだ討ちに向かった八石城の侍十三人は反対に返り討ちに合ってしまいました。
追手から逃れる際、十三人はこの滝をよじ登って必死に逃げようとしましたが、あえなくみな落ちて死んでしまったという悲劇の伝説が伝わります。
屏風滝(びょうぶたき)

屏風滝は、中八石久之木(くのぎ)コース登山道入口から分岐した川筋を少し登ったところにあります。
八石山の風景

下八石(南条八石)山頂からの眺望。柏崎平野を流れる鯖石川や柏崎市街地、雄大な日本海を見渡すことができます。

八石山で見られる「シラネアオイ」。開花時期は5月~7月で、地元では「山ぼたん」とも呼ばれています。
過去の乱獲により、大変希少で、大切に保護する必要があります。
登山コース
上八石山頂(標高495.9メートル)
中八石山頂(標高518メートル)
南条八石(下八石)山頂(標高513.8メートル)
小国八石(おぐにはちこく)登山道
- 離山(はなれやま)コース:1時間(長岡市)
- 婆石(ばばいし)コース:40分(長岡市)
- なたが池コース:1時間(長岡市)
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更新日:2024年07月18日