単身住まいの高齢者の暮らしサポート(市長への手紙、令和7(2025)年2月公開)

手紙と回答の概要

お寄せいただいた内容の概要

高齢者の方が無事に毎日生活しているか、最新のIT技術を使って確認することができないかと考えています。

 

⇒手紙の全文は以下の「お寄せいただいた内容の全文」をご覧ください。

回答の概要

ご提案に近いサービスとして、高齢者の日常生活における不安感の解消、急病や災害等緊急時の迅速かつ適切な対応を図ることを目的に、緊急通報装置を貸与する事業を実施しています。

 

⇒回答の全文は以下の「回答の全文」をご覧ください。

手紙と回答の全文

お寄せいただいた手紙の内容と市からの回答を、個人が特定されないように編集した上で掲載しています。

お寄せいただいた内容の全文

私は、市内の不動産会社で働いておりますが、高齢者の単身住まいの方が年々増えてきており、住まいのサポートが必要ではないかと感じております。
最悪、孤独死という事態になってしまい、ご家族も同じ共同住宅に住む人、大家さん全員が悲しむ結果となってしまいます。我々管理会社の立場としてはそのような事態は事前に防ぎたいのですが、人力でカバーするには限界があります。さらに、柏崎市では高齢化が進むため、今後この問題は大きくなることが予想されます。将来に備えて早く手を打ちたいと考えております。

一つの案として、高齢者の方が無事に毎日生活しているか、最新のIT技術を使って確認することができないかと考えています。例えばインターネットに接続された照明器具など、使用状況がわかる設備を使用して遠隔で生活を見守り、何か異常を検知したときには我々不動産会社などが、すぐに現場に駆け付けるような仕組みが作れないかと考えています。
上記のような特別な設備を付けなくとも、電力会社が持っている電気の使用量のデータなどをAIが機械学習して異常を自動で検知してくれる仕組みをつくれば大きな費用をかけずに導入できるのかもしれません。

事業として不動産会社だけで完結するためには、設備導入や我々不動産の人件費が入居者自身の費用負担となってしまいます。そもそも生活にお金をかける余裕がないためにアパートで、単身で生活されているという背景もあるためなかなか難しいと感じています。

柏崎市と我々不動産会社が協業して、こういった問題を解決できないかと考えています。他の自治体でもこのような動きがあるようでしたので投稿させていただきました。

回答の全文

お手紙拝見しました。
このたび、単身住まいの高齢者の暮らしサポートについて、ご提案をいただきました。

本市においても人口減少と高齢化率の上昇により、今後一人暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯の更なる増加が見込まれております。そのため、高齢者が安心して暮らせるよう、さまざまな高齢者福祉施策に取り組んでおります。

ご提案に近いサービスとしては、高齢者の日常生活における不安感の解消、急病や災害等緊急時の迅速かつ適切な対応を図ることを目的に緊急通報装置を貸与する事業を実施しております。対象は、在宅の一人暮らしの高齢者または重度心身障がい者であります。建物にセンサー等の取り付けが可能で、要件に該当される方がいらっしゃいましたら申請方法をご案内いたしますので、介護高齢課にご連絡いただきたいと思います。
また、孤独死を防ぐためには、高齢者の総合相談窓口である地域包括支援センターとの連携も重要であると考えております。市内7カ所の地域包括支援センターでは、単身住まいの高齢者の孤立や孤独を防ぐため、電話や訪問による相談を行っています。このほか、地域の皆さまや民生委員、自治会と連携して見守りネットワークの構築に取り組んでおります。○○様におかれましては、入居されている方に相談先として、つないでいただければ幸いであります。
○○様のおっしゃるとおり、民間事業所による見守りシステム事業が複数あることも承知しております。対象者のニーズに合う見守り方法について、入居時等に情報提供いただけると幸いであります。

いずれにしても、まずは、元気なうちからの備えと日常的な地域の支え合いによる体制づくりが重要であると考えております。
このたびは、ご提案くださりありがとうございました。

この記事に関するお問い合わせ先

総合企画部 総務課 総務係

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新潟県柏崎市日石町2番1号 市役所 本館3階
電話:0257-21-2330/ファクス:0257-22-5904
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更新日:2025年02月06日